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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

小鳥ちゃんマークのお弁当屋さん 立川『ごんにんごん』

2025年01月10日 | お弁当
年末に体調を崩し、さらにgooブログの不具合もあり、挨拶が遅れてしまったが、
読者の皆様、あけましておめでとうございます。2025年も拙ブログをよろしくお願いします。

新年一発目は毎年、良店を取り上げているつもりだが、今年は個人的に思い入れの強いお店、『ごんにんごん』を紹介。
こちらは、立川や周辺地域に店舗展開しているお弁当屋さんで、今回のためにカテゴリー「お弁当」を新たに追加した。
創業は昭和57=1982年で、私が初めて利用したのも、この翌年くらいだと思う。


小学生の頃に住んでいた家の近所に、ごんにんごんの支店があり、硬貨を数枚握りしめ、何度かお店に向かったものだった。
無論、同級生にもこちらのお弁当にお世話になった者は多く、当時は『ほっともっと』も『オリジン弁当』もまだなく、
我々が住む地域では、ごんにんごんは『ほっかほっか亭』と並ぶ、弁当店の2トップであった。

さきほどの包装紙を開くと、支店名と電話番号が記載されているが、


上記のうち、1号店であった西立川店が昨年閉店し、東大和店もグーグルでは「閉業」扱いになっている。
私自身が通っていた店舗は、だいぶ前に閉店したので、ここ数年、ごんにんごんさんのお弁当はご無沙汰していた。

閉店した西立川店は、唯一SNSで情報発信をしており、下記画像もお店のXから拝借。


幸せを招きそうな、黄色い外観と小鳥ちゃんマークが、ごんにんごんさんの特徴である。

だいぶ前に語ったが、私は中学卒業後、市外の高校に通い出したため、立川をうろつくことが減少。
その後の数年間は、市内で立ち寄るのはウインズと競輪場(←ダメ人間)、あとはせいぜいコンビニ程度。
気付けば、昔通った駄菓子屋や本屋などはなくなり、飲食店もだいぶ減ってしまっていた。
なので、数年前に中華食堂『銀星』に向かう途中、ごんにんごん西立川店を発見したときは、幼なじみに再会したみたいで嬉しかった。
ただし、銀星で飲み食いしたあとは満腹だし、自宅からはそこそこ距離があり、持ち帰る頃には冷めてしまうため、
西立川店でお弁当を購入したことはなく、そのうち買いに行こう…と考えているうちに、閉店を迎えてしまった。

現存する店舗で、私の自宅から一番近いのは、立川市富士見町の東側にある富士見店。実は、西立川店も同じ富士見町だが、
あちらは青梅線の西立川が最寄り駅で、富士見店は立川駅にやや近く、私の自宅からもお弁当が冷めない距離である。
ただし、こちらは早朝から昼までの営業だったようで、私が店の前を通るときは、いつもシャッターが下りていた。
つい最近、西立川店を引き継ぐ形で、富士見店も夜まで営業するようになり、昨年11月、約40年ぶりにお弁当を購入することができた。

弁当を紹介する前に、こちらのメニュー表を掲載。赤文字と黒文字の2枚があるが、以下でそれぞれ拡大する。


こちらは赤メニューの左側。「タヒチ」から始まり、その後も「アタック」「テキサス」など、一般的には見かけない弁当名が並ぶ。


このネーミングも、昔から続くごんにんごんさんの特徴であるが、私自身は気にしたことがなく、
一番好きだった「アタック弁当」は、アタックする気力が湧いてくるからかな? などと勝手に解釈していた。
続いて赤メニューの右側。こちらは、オーソドックスな商品が多い印象。


黒メニューの左側も紹介。当店最高値の「メガ」は、オカズたっぷりで950円でも納得の構成。


最後に黒の右側。「ナスしょうが焼」は、そこそこ珍しいオカズではないだろうか。


以上、「ハワイ」などの地名シリーズ、「ファイト」「ゴジラ」などの分類不可能シリーズもあったが、
脇にちゃんと(チーズハンバーグ、目玉焼)などと、内容が説明されているので、戸惑うことはないはず。
特筆したいのが、種類の豊富さと、全体的に安価であること。
先述した3大チェーンの価格を調べてみたら、 ※ほっともっととほっかほっか亭は東京、オリジンは関東の価格
もっとも安そうな「のり弁」は、ほっともっと420円、オリジン356円、ほっかほっか亭は480円で、個人経営のごんにんごん350円の勝利。  
他の弁当も、だいたいごんにんごんが最安だったが、オリジンも僅差で健闘。東秀ファンとしては喜ばしい。

無論、こちらのお弁当は、安さだけでなく、味やボリュームでも満足できる。
さっき触れた、ガキの頃から好きだったアタック弁当は、ハンバーグ、えびフライ、しゅうまい、コロッケの4種が入り600円。
ちなみに食べログによると、2年前まで550円、4年前の西立川店(たぶん富士見店と同額)は500円であった。
私が食べた約40年前も、アタック弁当は500円だった記憶があるが、さすがに値上げナシのはずはなく、実際は450円くらいだったのかな?
いずれにしても、40年前は500円でも「高い」とされたラーメンが(※詳細はこちら)、現在は千円の壁を越えつつある中、
オカズ4品で600円という価格のお弁当は、リーズナブルといっていいだろう…
と、いつもどおり前置きが長くなったが、以下で商品画像を掲載していく。
久々に買ったのは、当然アタック弁当で、冒頭の包装紙の中身でもある。


揚げたしゅうまいは小さいが、ハンバーグやえびフライは立派なサイズである。
さらに、ピンクの漬物と煮物だけでなく、主要オカズの下には、少量だがキャベツも敷いてある。


昔は、もっと多かった気がするが、最近はキャベツも高いので仕方がないし、そもそも私は野菜嫌いなので問題なし(笑)。
しゅうまいはひと口で食べてしまったので、中身画像はないが、コロッケは自家製で、ポテトの固まりがゴロゴロと入っている。


ハンバーグは肉々しくジューシーで、えびはプリプリの歯応え。どちらも使い古された表現でゴメン。


ご飯は並盛だと200グラムで、+100円の大盛りは300グラム。並盛だったので、すぐにたいらげてしまった。
久しぶりのごんにんごん、そしてアタック弁当だったが、期待どおりの美味しさであった。

少年時代の私がよく食べていた【ごんにんごんベスト3】は、
①アタック弁当 ②キャプテン弁当 ③カツカレーで、次点はファイト弁当かな。
なので、富士見店2度目の訪問では、「キャプテン弁当」600円を注文。40年前は550円だったと記憶。
さらに下記のオカズ単品から、以前はなかった「あげギョウザ」60円も1個いただく。


こちらがキャプテン弁当&あげギョウザ。餃子は1個だけなのに、わざわざ別容器に分け、醤油も付けてくれた。


キャプテンは焼肉、コロッケ、しゅうまいという構成で、ハンバーグ&えびフライが焼肉に代わった以外は、アタックと一緒である。


記憶が定かではないのだが、ガキの頃はアタックとキャプテンは明らかな違いがあったはずで、
アタック=ハンバーグ、唐揚げ、コロッケ、しゅうまいの4種で、キャプテン=焼肉、えびフライ、しゅうまいの3種だったような。
あと、キャプテンが焼肉メインだったのは間違いないが、タレの味はもっと薄く、そして量が少なかったはずで、
さっきの画像を見ればわかるが、容器の端からタレが漏れてしまっていた(苦笑)。
タレを残すのが惜しいので、焼肉の下のキャベツだけでなく、コロッケやしゅうまいも浸して食べた。


ぎょうざの方は、肉多めの小さめタイプ。しゅうまいと同様、たぶん自家製ではないだろう。


甘じょっばいタレでご飯が進んだので、自宅の冷やご飯も追加し、残さず食べ切った。

年が明け、富士見店には3度目、通算だと推定43度目くらいのごんにんごん訪問。
私が訪問する夕方の時間帯は、いつも男性店員のワンオペ。彼が店長なのか、バイトなのかは不明。
お弁当屋さんにしては店内厨房は広く、いつも忙しそうに駆け回っているため、注文と会計以外の会話はしたことがない。
いつかは、ごんにんごんという屋号の由来を聞いてみたいものである。
ネットでは、「ごんだ姓の方が5人で始めた」説も見受けられたが、真偽は不明だ。

今回はベスト3の一角、「カツカレー」600円を購入。ガキの頃は450円と、五百円玉でお釣りが来たのである。
さらに単品オカズから、「かきあげ」50円、「からあげ」80円、「カニクリームコロッケ」と「しろみフライ」各120円も1個ずつ購入。
こちらがカツカレー。カレー類は「10分ほどお時間いただきます」と店内貼紙に記してあったので、ただ温めるだけではないようだ。


普通のお弁当とは違い、底の深い容器を使用している。


こちらはオカズ4品。ふたつの容器に入っていたが、ひとつにまとめた。


付属の先割れスプーンで、ピンク漬物を取り除き(苦手なので…)、さっそく食べ始める。


こちらのカレーは、かつては業務用ルウを溶いただけのような、イエローのさらさらタイプだったはず。
チープではあったが、家庭や給食では食べられないカレーで、意外と好きだった。具がないので飲むようにスルスル食べられたし(笑)。
現在のごんにんごんカレーは過去とは対照的に、野菜たっぷりの自家製で、ブラウンのもったりとしたタイプ。


じゃがいもや人参が入る家庭的なカレーだが、先述の貼紙では「中辛より辛め」と説明してあり、確かにちょいとピリ辛。
カツは脂身が少なく、やや平凡だったが、カレーと一緒に食べると当然ウマい。
オカズの方は、かきあげは具材は玉ねぎのみだが、たぶん自家製。50円という価格はありがたいよ。
からあげは柔らかめのコロモで、薄い醤油味。こちらも80円なら文句はない。
カニコロッケとしろみフライは、自家製じゃない気がするが、なかなかのクオリティ。120円では相当お得!


この日は、私のあとから来たおっさん客が、弁当は買わずからあげとしゅうまいを5個ずつ注文していたけど、
私もいつか、カニコロとしろみ、さらにからあげやぎょうざなどを大量に買い、自宅で一杯やろうかな。
オカズもカレーに付けたりして、今回もやはり、自宅の冷やメシを追加し、腹一杯になるまで食べてしまった。

以上、ごんにんごんのお弁当3種とオカズを、約40年ぶりに食べてみた。
さすがに、昔の記憶が薄れており、味の比較はできないが、豊富なメニューと安価が維持されていたのは、実にありがたかった。
スーパーやコンビニでは滅多にオカズを買わない私だが、こちらの商品ならば、ビールなど酒類のおつまみとして、喜んで購入したい。
約40年間、ご無沙汰してしまったことを後悔するとともに、ごんにんごんさんとは今後も、末永くお付き合いするつもりだし、
読者の皆さんも、機会があったらぜひ、こちらのお弁当を味わっていただきたい。
営業時間は8時~20時だが、店内貼紙には「8時すぎ」と記してあるので、開店直後の訪問は避けてほしい(笑)。



ごんにんごん 富士見店
東京都立川市富士見町5-4-13
JR立川駅から徒歩約12分、多摩モノレール立川南駅からは約10分
営業時間 8時すぎ~20時
定休日 木曜
※10円玉、100円玉が不足しているようなので、小銭を用意してください
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