私が愛してやまない、おじちゃんおばちゃんが営む、老舗の中華食堂、
最近では「日式中華」とも呼ばれるお店は、年々減少傾向にあるようだが、
その反面、中国人が開いた日本人向け中華食堂は、着々と勢力を広げているように感じられる。
それらの食堂は、経営者だけでなく従業員も、大陸出身の方々で占められているため、
接客面や衛生面に、やや難があるケースも見受けられるが、
料理の種類は多く、味も悪くなく、値段も手ごろだったりするので、つい利用してしまうこともある。
冒頭で述べた、街の中華屋さんには、浮気して済まない、と思っている。
だけど、心まで奪われたわけじゃないから、許して欲しいわ。
オカマのような、気持ち悪い口調はさておき、私がよく浮気してしまう中華屋さんが、
タイトルにもある、全品300円の中華居酒屋、江古田の『龍厨房』さんだ。
似たような業態の300円中華屋は、神田駅近くの『だんだん』の他、東小金井や立川にもあったのだが、
東小金井の店はすぐになくなり、立川の店は350円に値上げした。安価を維持するのは大変なのだろう。
神田のだんだんも良店だが、こちら龍厨房が素晴らしいのは、とにかく品数が多いこと。
料理だけで100種類以上。もちろん、作り置きではなく、出来立てアツアツだ。
最初に訪れたのは3年ほど前。江古田に引っ越したばかりの後輩が、
「ドケチな正田さんにピッタリの店を見つけましたよ」と、憎たらしいメールを送ってきたので、
さっそく江古田に乗り込み、「ドケチって言うな!」とその後輩をひっぱたきつつ、店へ案内させた。
すると、大部分の料理が本当に300円で、料理の味も量もまともだったことに驚いた。
調子に乗って飲み喰いしたため、会計時には気持ち悪くなってしまった。反省。
その後も、例の後輩や知人たちと何度か訪問し、いろいろ食べてみたが、
いかにも業務用冷凍食品っぽいカニクリームコロッケを除けば、ほぼハズレはなし。
そもそも、中華屋でカニコロを頼む方がおかしいよな。
これまで、なぜか写真は撮ってこなかったので、先日初めて、撮影をしてきた。
まずはメニュー。300円の文字がデカいね。
記載の通り、ここは席料代わりのお通しが出てきて、それが300円。しかもすべて外税である。
なので、300円だけしか持たずに、メシを喰おうとするのはダメだ。
続いて、食事メニューの一部を掲載。
写真がヘタクソで申しわけない。
とにかく、餃子も春巻きもニラレバー炒めも酢豚もホイコーローも八宝菜もエビのチリソース炒めも、
ここの写真には載ってないが、豚バラチャーハンも五目あんかけ焼きそばも白粥も枝豆も冷奴も生ビールもウーロンハイも、
すべて300円なのである。
例外なのはドリンクの一部、びんビールや年代ものの紹興酒などが、確か400円くらい。
ソフトドリンクもしっかり300円取る。「取る」って書き方は失礼か。
あと、確かフカヒレ料理なども別料金だったはずだが、フカヒレは、もっとちゃんとした店で食べた方がいいと思う。
ここからは、先日私が注文した料理を掲載。
まずは、大好きなキクラゲ玉子炒め、こちらの表記では「豚肉と木耳、玉子炒め」を。
ちなみに、さっき挙げた料理などの商品名も、すべてこの店の表記に沿ってるからね。
300円の割に量は多く、ニンジンや小松菜など、彩り野菜もちゃんと入ってるのがニクい。
続いて、これまた大好きな「鶏肉とカシュナッツ炒め」。
さっきのキクラゲ玉子炒めとよく似た味付けだが、こちらの方が、やや酸味がある。
あ、酸味と言っても、少し酢が混ざってる(たぶん)からで、食あたりするような危険なタイプじゃないよ。
シメは、ここに来るとほぼ必ず頼む「坦々麺」。漢字は担の方が正しいって聞いたけど、実際どうなのかな?
盛り付けも美しくなく、丼の一部が欠けていたりするけど、この坦々麺が、意外とイケる!
辛くもなく、くどくもなく、シメにちょうどいい味付け。300円とは思えないクオリティだ。
あとは、ネットからかっぱらってきた、「マーボー豆腐」と「エビマヨ」の写真も載せておく。
(C)龍厨房
クリックすると大きくなるよ。
店内はかなり広く、学生街の割には、騒ぐような若者客は少ない。
個室風に仕切られた4人席や、団体用のテーブル席も用意されているので、意外と落ち着いて飲める。
むしろ、一人客用のカウンター席は少ないので、大人数での入店をおススメしておく。
最後に、この店の入口付近に貼ってあった掲示物も紹介しておこう。
いかにも「美味しんぼ」の許可はもらってなさそうなイラストに、狂った改行のキャッチコピー。
海原雄山先生は、ここのような化学調味料ガッチリ使用のお店には、絶対来ないと思うのだが。
無論、私のような味オンチかつ安ウマ食堂マニアは、今後も通うつもりだ。
龍厨房
東京都練馬区旭丘1-75-12 地下1F
西武線江古田駅から徒歩約2分 店のすぐ前にバス停「江古田駅」も
営業時間 17時~翌5時 4時ラストオーダー
年中無休
※すぐ近くに支店がある
最近では「日式中華」とも呼ばれるお店は、年々減少傾向にあるようだが、
その反面、中国人が開いた日本人向け中華食堂は、着々と勢力を広げているように感じられる。
それらの食堂は、経営者だけでなく従業員も、大陸出身の方々で占められているため、
接客面や衛生面に、やや難があるケースも見受けられるが、
料理の種類は多く、味も悪くなく、値段も手ごろだったりするので、つい利用してしまうこともある。
冒頭で述べた、街の中華屋さんには、浮気して済まない、と思っている。
だけど、心まで奪われたわけじゃないから、許して欲しいわ。
オカマのような、気持ち悪い口調はさておき、私がよく浮気してしまう中華屋さんが、
タイトルにもある、全品300円の中華居酒屋、江古田の『龍厨房』さんだ。
似たような業態の300円中華屋は、神田駅近くの『だんだん』の他、東小金井や立川にもあったのだが、
東小金井の店はすぐになくなり、立川の店は350円に値上げした。安価を維持するのは大変なのだろう。
神田のだんだんも良店だが、こちら龍厨房が素晴らしいのは、とにかく品数が多いこと。
料理だけで100種類以上。もちろん、作り置きではなく、出来立てアツアツだ。
最初に訪れたのは3年ほど前。江古田に引っ越したばかりの後輩が、
「ドケチな正田さんにピッタリの店を見つけましたよ」と、憎たらしいメールを送ってきたので、
さっそく江古田に乗り込み、「ドケチって言うな!」とその後輩をひっぱたきつつ、店へ案内させた。
すると、大部分の料理が本当に300円で、料理の味も量もまともだったことに驚いた。
調子に乗って飲み喰いしたため、会計時には気持ち悪くなってしまった。反省。
その後も、例の後輩や知人たちと何度か訪問し、いろいろ食べてみたが、
いかにも業務用冷凍食品っぽいカニクリームコロッケを除けば、ほぼハズレはなし。
そもそも、中華屋でカニコロを頼む方がおかしいよな。
これまで、なぜか写真は撮ってこなかったので、先日初めて、撮影をしてきた。
まずはメニュー。300円の文字がデカいね。
記載の通り、ここは席料代わりのお通しが出てきて、それが300円。しかもすべて外税である。
なので、300円だけしか持たずに、メシを喰おうとするのはダメだ。
続いて、食事メニューの一部を掲載。
写真がヘタクソで申しわけない。
とにかく、餃子も春巻きもニラレバー炒めも酢豚もホイコーローも八宝菜もエビのチリソース炒めも、
ここの写真には載ってないが、豚バラチャーハンも五目あんかけ焼きそばも白粥も枝豆も冷奴も生ビールもウーロンハイも、
すべて300円なのである。
例外なのはドリンクの一部、びんビールや年代ものの紹興酒などが、確か400円くらい。
ソフトドリンクもしっかり300円取る。「取る」って書き方は失礼か。
あと、確かフカヒレ料理なども別料金だったはずだが、フカヒレは、もっとちゃんとした店で食べた方がいいと思う。
ここからは、先日私が注文した料理を掲載。
まずは、大好きなキクラゲ玉子炒め、こちらの表記では「豚肉と木耳、玉子炒め」を。
ちなみに、さっき挙げた料理などの商品名も、すべてこの店の表記に沿ってるからね。
300円の割に量は多く、ニンジンや小松菜など、彩り野菜もちゃんと入ってるのがニクい。
続いて、これまた大好きな「鶏肉とカシュナッツ炒め」。
さっきのキクラゲ玉子炒めとよく似た味付けだが、こちらの方が、やや酸味がある。
あ、酸味と言っても、少し酢が混ざってる(たぶん)からで、食あたりするような危険なタイプじゃないよ。
シメは、ここに来るとほぼ必ず頼む「坦々麺」。漢字は担の方が正しいって聞いたけど、実際どうなのかな?
盛り付けも美しくなく、丼の一部が欠けていたりするけど、この坦々麺が、意外とイケる!
辛くもなく、くどくもなく、シメにちょうどいい味付け。300円とは思えないクオリティだ。
あとは、ネットからかっぱらってきた、「マーボー豆腐」と「エビマヨ」の写真も載せておく。
(C)龍厨房
クリックすると大きくなるよ。
店内はかなり広く、学生街の割には、騒ぐような若者客は少ない。
個室風に仕切られた4人席や、団体用のテーブル席も用意されているので、意外と落ち着いて飲める。
むしろ、一人客用のカウンター席は少ないので、大人数での入店をおススメしておく。
最後に、この店の入口付近に貼ってあった掲示物も紹介しておこう。
いかにも「美味しんぼ」の許可はもらってなさそうなイラストに、狂った改行のキャッチコピー。
海原雄山先生は、ここのような化学調味料ガッチリ使用のお店には、絶対来ないと思うのだが。
無論、私のような味オンチかつ安ウマ食堂マニアは、今後も通うつもりだ。
龍厨房
東京都練馬区旭丘1-75-12 地下1F
西武線江古田駅から徒歩約2分 店のすぐ前にバス停「江古田駅」も
営業時間 17時~翌5時 4時ラストオーダー
年中無休
※すぐ近くに支店がある