先日、自転車競技(要するに競輪)を観戦するため、千葉市に行ってきた。
そのあとは、せっかく千葉まで来たのだから、以前から気になっていた飲食店に立ち寄ることに。
そのお店が、今回紹介する市川市の『ひさご亭』さん。
ちなみに、最寄り駅である市川大野には、千葉駅からは電車で最低でも30分かかるため、
「ついでに立ち寄る」にはちょっとメンドーな距離ではあったが、それだけの価値はあった。
こちらのお店は、以前四つ角飯店さんのときに紹介した、2011年発行の「餃子グルメ パーフェクトガイド」で知った。
この書籍は誤字・誤記が多く、レイアウトもお店の掲載基準もメチャメチャで、
全然「パーフェクトガイド」ではないのだが、ひさご亭さんを教えてくれたことは、素直に感謝したい。
ここの餃子についてガイド本では、下記のように報じていた。
「1個100gの超重量級餃子!」「ニンニクがガツンと味もヘビー!!」「甘い!? 強烈な餃子!!」
信用度はさておき、「超重量級」「ニンニク」「甘い」と、個人的にそそられるコピーばかりである。
初めて下車した市川大野駅から、まっすぐの道をてくてく歩き、念願の『ひさご亭』さんに到着!

ご覧のとおり、こちらはいわゆる中華食堂だが、お店の名物は「餃子」であり、
来店客全員が餃子を注文していたため、ブログのカテゴリーも「餃子」にしてみた。
店内はカウンター席とテーブル席が3つ。アルコール液で手の消毒を済ませてから、餃子とビールを注文。
ビールは大びんで700円。他の酒類では、発泡酒や缶チューハイなどがあった。
餃子は1人前6個で900円。「半餃子」だと3個で500円。量的には半餃子でも充分だろう。
厨房にお父さん、ホールがお母さん。あとから若い青年ふたりが厨房に加わった。息子兄弟かな?
若者たちが麺類・ご飯類を担当し、お父さんが餃子担当のようだが、お父さんが一番忙しそう。
私が着席した位置は、ほぼお父さんの目の前だったので、大変なのがよくわかった。
大きな皮で、たっぷりの具材をせっせと包み、

それを休む間もなく焼き上げる。これを若者たちが持ち帰り容器に詰めていき、

空いてるカウンターにお持ち帰り用餃子を置いていく。こっそり盗撮したためブレたが、終始山積み状態だった。

先客はふた組だけだったが、その後すぐに満席となり、お持ち帰り餃子の注文電話もジャンジャンかかってくる。
そのたびにお母さんが「今からですと45分後」「1時間後に来て」などと応えていた。
注文自体も多いが、餃子がデカい分、焼き上がるのに時間がかかるのだろう。
私の餃子は、タイミングが良かったようで(お持ち帰り用と重なった?)3分ほどで提供された。

本当に、写真がヘタでわかりづらいだろうが、とにかくバカでかい餃子なのである。
右脇のビールが入ったタンブラーとほぼ同サイズで、ハシで持つと異様に重い。割りバシなら折れちゃうかも。

「ジャンボ餃子」という名称の商品は世に多く存在するが、それらの餃子よりも、ひさご亭さんの方が絶対に大きい。
ジャンボの上、という発想から「ジャイアント餃子」と勝手に命名し、今回のブログタイトルとさせてもらった。
どうでもいい情報だが、私は昔の全日本プロレスのファンである。
大量の油で揚げるように焼く、有名な『ホワイト餃子』にビジュアルは似ているが、
あちらよりサイズは大きくジャイアントなのに、皮は薄かったため、食べやすかった。

皮の中にギッチリと詰まったアンは、野菜が主体で少々粘り気がある。
まずはそのまま食べてみると、確かにニンニクが効いており、甘味を感じる!
醤油などを付けた方がよさそうなので、お店自家製の唐辛子(下記参照)など、卓上の各種調味料を試してみた。

信用できるサイトの情報によると、粘り気と甘味の原因はバナナらしい。
「バナナみたいに大きい」と表現される餃子もあるが、バナナを使用した餃子というのは珍しいのではないか。
さっきのガイド本のとおり、超重量級で、ニンニクががっつり効いていて、甘味を感じるテイストではあったが、
私が食べた感覚では、1個100グラムはなく、だいたい85~90グラムぐらいではないかと。
とはいえ、『餃子の王将』は1個25グラムだし、東京の一般的なお店の餃子は約20グラムだ。
参考までに、90グラムとはペヤング普通サイズの麺(茹でる前だが)、吉野家の牛丼並の具材(アタマ)とほぼ同量。
1人前6個=540グラムというのは、王将餃子21.6個分、ペヤング6個分、牛皿6皿分という、とてつもない量なのである。
なので、1個半食べた時点で、早くもビール大びんが空いてしまい、おかわり。

いくら餃子とビールが好相性とはいえ、このペースだと大びんを4本飲むハメになる。
というワケで、以後はお水を飲んだりして、ビールを少し控えた。
途中、お母さんがお店の外に出て、先述した兄弟らしき若者たちが接客担当になった。
兄貴分らしい方は、袖の下からタトゥーが見えるし、弟分の方も「ビー・バップ・ハイスクール」(古い?)のヒロシのような外観。
おっかないし電話や調理で忙しそうだったので、自分で冷水器にお冷やを注ぎにいったら、
ヒロシ風の店員さんがわざわざやってきて、「どうもすみません」と謝られてしまった。
このふたり、見た目に反して(失礼!)接客や電話の応対が丁寧。いいお店だよ。
結局、ビール大びんを3本飲み干し、推定540グラムの餃子をなんとかたいらげたが、
私個人が一番気に入った食べ方は、具材に唐辛子と黒コショウ、皮の底部分に醤油、であった。

ビールでお腹が膨れてしまったので、麺類などのシメは断念。
ちなみにこちらのお店は「ラーメン」800円、「タンメン」900円と、普通のお店よりやや割高。

他の客に提供される麺類を見たが、餃子と違い、いたってフツーでの量であった。
「チャーハン」2人前を盗撮したが、これは大盛らしいので、ひと皿900+200=1100円となる。

悲しいことにこちらのチャーハン、ひとつはオーダーミスだった。※私個人は、客の注文の仕方が悪かったと思う
「じゃあその余ったチャーハン、私がもらいますよ」と、助けてあげたいところだが、
1100円はお高いし(セコイ!)、そもそも満腹で入らないしで、助っ人活動を断念。
とはいえ私自身も、ビール3本と餃子で3000円使ったので、カンベンしてほしい。
結局そのチャーハンは、タトゥー兄さんが厨房内にしゃがみ、ガツガツと喰っていた(笑)。
会計時、「生餃子のお持ち帰りをできるか」たずねたところ、「やってないんです」と断られてしまった。
家族や友人に食べさせたかったのだが、強い火力や大量の油が必要だろうし、家庭向きではないかもしれない。
オンリーワンなジャイアント餃子を満喫し、「ごちそうさまでした」と退散。
日が沈む前の酒で酩酊したので、お店の目の前にある、公園のベンチで休憩していくことにした。

池には、何羽かの鳥(名称わからず)が交代でやってきて、

すぐ目の前の樹には、セミ(種類わからず)が留まっている。

鳴き声を発せず、微動だにしないセミの姿に、なんとなく夏の終わりを感じて、
さみしくなって目を閉じると、たまに吹き込む涼風に誘われて、ついついそのままベンチでうたた寝…
の数分後、「ダメだ、ここは千葉だ!」と気づいて飛び起き、市川大野駅に向かう私であった。
帰りの武蔵野線内では、当然のように爆睡。悪いけど気持ちよかったよ(笑)。
まだまだ気温の高い日が続くけど、徐々に日が沈むのが早くなってきたねえ。
ひさご亭 市川大野店
千葉県市川市南大野3-22-2
市川大野駅から徒歩約12分
営業時間 12時くらいから19時半くらいまで
定休日 水曜
※現在は支店はなく、市川大野店のみ
※お持ち帰りは予約電話ナシだと相当待つことになりそう
そのあとは、せっかく千葉まで来たのだから、以前から気になっていた飲食店に立ち寄ることに。
そのお店が、今回紹介する市川市の『ひさご亭』さん。
ちなみに、最寄り駅である市川大野には、千葉駅からは電車で最低でも30分かかるため、
「ついでに立ち寄る」にはちょっとメンドーな距離ではあったが、それだけの価値はあった。
こちらのお店は、以前四つ角飯店さんのときに紹介した、2011年発行の「餃子グルメ パーフェクトガイド」で知った。
この書籍は誤字・誤記が多く、レイアウトもお店の掲載基準もメチャメチャで、
全然「パーフェクトガイド」ではないのだが、ひさご亭さんを教えてくれたことは、素直に感謝したい。
ここの餃子についてガイド本では、下記のように報じていた。
「1個100gの超重量級餃子!」「ニンニクがガツンと味もヘビー!!」「甘い!? 強烈な餃子!!」
信用度はさておき、「超重量級」「ニンニク」「甘い」と、個人的にそそられるコピーばかりである。
初めて下車した市川大野駅から、まっすぐの道をてくてく歩き、念願の『ひさご亭』さんに到着!

ご覧のとおり、こちらはいわゆる中華食堂だが、お店の名物は「餃子」であり、
来店客全員が餃子を注文していたため、ブログのカテゴリーも「餃子」にしてみた。
店内はカウンター席とテーブル席が3つ。アルコール液で手の消毒を済ませてから、餃子とビールを注文。
ビールは大びんで700円。他の酒類では、発泡酒や缶チューハイなどがあった。
餃子は1人前6個で900円。「半餃子」だと3個で500円。量的には半餃子でも充分だろう。
厨房にお父さん、ホールがお母さん。あとから若い青年ふたりが厨房に加わった。息子兄弟かな?
若者たちが麺類・ご飯類を担当し、お父さんが餃子担当のようだが、お父さんが一番忙しそう。
私が着席した位置は、ほぼお父さんの目の前だったので、大変なのがよくわかった。
大きな皮で、たっぷりの具材をせっせと包み、

それを休む間もなく焼き上げる。これを若者たちが持ち帰り容器に詰めていき、

空いてるカウンターにお持ち帰り用餃子を置いていく。こっそり盗撮したためブレたが、終始山積み状態だった。

先客はふた組だけだったが、その後すぐに満席となり、お持ち帰り餃子の注文電話もジャンジャンかかってくる。
そのたびにお母さんが「今からですと45分後」「1時間後に来て」などと応えていた。
注文自体も多いが、餃子がデカい分、焼き上がるのに時間がかかるのだろう。
私の餃子は、タイミングが良かったようで(お持ち帰り用と重なった?)3分ほどで提供された。

本当に、写真がヘタでわかりづらいだろうが、とにかくバカでかい餃子なのである。
右脇のビールが入ったタンブラーとほぼ同サイズで、ハシで持つと異様に重い。割りバシなら折れちゃうかも。

「ジャンボ餃子」という名称の商品は世に多く存在するが、それらの餃子よりも、ひさご亭さんの方が絶対に大きい。
ジャンボの上、という発想から「ジャイアント餃子」と勝手に命名し、今回のブログタイトルとさせてもらった。
どうでもいい情報だが、私は昔の全日本プロレスのファンである。
大量の油で揚げるように焼く、有名な『ホワイト餃子』にビジュアルは似ているが、
あちらよりサイズは大きくジャイアントなのに、皮は薄かったため、食べやすかった。

皮の中にギッチリと詰まったアンは、野菜が主体で少々粘り気がある。
まずはそのまま食べてみると、確かにニンニクが効いており、甘味を感じる!
醤油などを付けた方がよさそうなので、お店自家製の唐辛子(下記参照)など、卓上の各種調味料を試してみた。

信用できるサイトの情報によると、粘り気と甘味の原因はバナナらしい。
「バナナみたいに大きい」と表現される餃子もあるが、バナナを使用した餃子というのは珍しいのではないか。
さっきのガイド本のとおり、超重量級で、ニンニクががっつり効いていて、甘味を感じるテイストではあったが、
私が食べた感覚では、1個100グラムはなく、だいたい85~90グラムぐらいではないかと。
とはいえ、『餃子の王将』は1個25グラムだし、東京の一般的なお店の餃子は約20グラムだ。
参考までに、90グラムとはペヤング普通サイズの麺(茹でる前だが)、吉野家の牛丼並の具材(アタマ)とほぼ同量。
1人前6個=540グラムというのは、王将餃子21.6個分、ペヤング6個分、牛皿6皿分という、とてつもない量なのである。
なので、1個半食べた時点で、早くもビール大びんが空いてしまい、おかわり。

いくら餃子とビールが好相性とはいえ、このペースだと大びんを4本飲むハメになる。
というワケで、以後はお水を飲んだりして、ビールを少し控えた。
途中、お母さんがお店の外に出て、先述した兄弟らしき若者たちが接客担当になった。
兄貴分らしい方は、袖の下からタトゥーが見えるし、弟分の方も「ビー・バップ・ハイスクール」(古い?)のヒロシのような外観。
おっかないし電話や調理で忙しそうだったので、自分で冷水器にお冷やを注ぎにいったら、
ヒロシ風の店員さんがわざわざやってきて、「どうもすみません」と謝られてしまった。
このふたり、見た目に反して(失礼!)接客や電話の応対が丁寧。いいお店だよ。
結局、ビール大びんを3本飲み干し、推定540グラムの餃子をなんとかたいらげたが、
私個人が一番気に入った食べ方は、具材に唐辛子と黒コショウ、皮の底部分に醤油、であった。

ビールでお腹が膨れてしまったので、麺類などのシメは断念。
ちなみにこちらのお店は「ラーメン」800円、「タンメン」900円と、普通のお店よりやや割高。

他の客に提供される麺類を見たが、餃子と違い、いたってフツーでの量であった。
「チャーハン」2人前を盗撮したが、これは大盛らしいので、ひと皿900+200=1100円となる。

悲しいことにこちらのチャーハン、ひとつはオーダーミスだった。※私個人は、客の注文の仕方が悪かったと思う
「じゃあその余ったチャーハン、私がもらいますよ」と、助けてあげたいところだが、
1100円はお高いし(セコイ!)、そもそも満腹で入らないしで、助っ人活動を断念。
とはいえ私自身も、ビール3本と餃子で3000円使ったので、カンベンしてほしい。
結局そのチャーハンは、タトゥー兄さんが厨房内にしゃがみ、ガツガツと喰っていた(笑)。
会計時、「生餃子のお持ち帰りをできるか」たずねたところ、「やってないんです」と断られてしまった。
家族や友人に食べさせたかったのだが、強い火力や大量の油が必要だろうし、家庭向きではないかもしれない。
オンリーワンなジャイアント餃子を満喫し、「ごちそうさまでした」と退散。
日が沈む前の酒で酩酊したので、お店の目の前にある、公園のベンチで休憩していくことにした。

池には、何羽かの鳥(名称わからず)が交代でやってきて、

すぐ目の前の樹には、セミ(種類わからず)が留まっている。

鳴き声を発せず、微動だにしないセミの姿に、なんとなく夏の終わりを感じて、
さみしくなって目を閉じると、たまに吹き込む涼風に誘われて、ついついそのままベンチでうたた寝…
の数分後、「ダメだ、ここは千葉だ!」と気づいて飛び起き、市川大野駅に向かう私であった。
帰りの武蔵野線内では、当然のように爆睡。悪いけど気持ちよかったよ(笑)。
まだまだ気温の高い日が続くけど、徐々に日が沈むのが早くなってきたねえ。
ひさご亭 市川大野店
千葉県市川市南大野3-22-2
市川大野駅から徒歩約12分
営業時間 12時くらいから19時半くらいまで
定休日 水曜
※現在は支店はなく、市川大野店のみ
※お持ち帰りは予約電話ナシだと相当待つことになりそう