六本木の森アーツセンターギャラリーで、
大英博物館古代エジプト展を見てきた。
古代エジプト人にとって、
再生復活こそが死後の理想。
それで死後も「イアルの野」で神々と永遠に生きるために、
この世で正しい行いをし、
死後も復活できるように、
そのために必要な呪文をパピルスの巻物にし、
ミイラと一緒に墓に入れたのが「死者の書」だった。
37mという巻物はところどころ傷んではいるが、
線書きの絵もしっかり書かれていて、
その絵の下にそれぞれの呪文がヒエログリフで描かれている。
それが3000年以上も前のものだということ、
それを目の前にしていることが不思議だった。