1963年7月号の創刊号から4年分の「太陽」が出てきました。
ちょうど50年前、自分で稼いだ給料で買ったものです。
この際、処分しようと思って、
創刊号をぱらぱらと開いてみました。
はじめの記事は元NHKのアナウンサー後藤美代子さんの、
お母さんに子供を見てもらいながら共稼ぎをしているというものでした。
広告には、
一つドアーの冷蔵庫や、ハンドルを回して絞る洗濯機。
ブルーバードも。
エアコンはちょっと大きめ。
ピアノローン、自転車、オリンパスペン、テトロン、ステレオ等々。
50年前が思い出されます。
「子供のしつけ親のしつけ」というページでは石井好子さんが司会をして、
黛敏郎、加藤芳郎、三島由紀夫、谷川俊太郎が話し合っています。
今見でもそう変わりないような服装、髪型。
「ミロの版画」、「ヨーデルが呼ぶアルプスの谷間」、「チューリッヒの聾唖学校。
僕だって話すことが出来る」どの記事もみんな読みたくなって、、、。
たぶん時間があったら読みなおそうと思って新婚の貸家に持ち込んだのでしょう。
いつも新しい雑誌が来ると、ざっと見て、
後でゆっくりと思って積んで、そのまま50年たってしまったようです。
読んでいない記事もたくさん。
捨てるのが惜しくなって、
しばらくすぐ見えるところに積んでおいて、
ゆっくり読んでみようと思っています。