
外堀通り沿いの巨大な鳥居が目印の、徳川家御用達だった神社の一つ、赤坂日枝神社。
日枝神社自体は、元は比叡山の山の神様を祀る神社で、川越大師の系列の山王社。
赤坂に所用あり、日枝神社に参拝する。東京に30年も住んで居ながら初めてのこと。この都心に驚くほどの鬱蒼とした樹木と静かな空間。
周りはビルが林立しているが昔ながらの趣です。




山門

江戸山王の始元は遥かに鎌倉中期、古記社伝によれば文明十年(1478)太田道灌が江戸の地に築城するにあたり、守護神として川越の山王社から勧請した。
やがて徳川家康江戸入城に際し、荒漠たる武蔵野開拓の要衝の地として城内の紅葉山に祀り国家鎮護の基とした。
その後、1600年初頭の江戸城大改造のとき隼町(現在の国立劇場付近)に移された。明暦三年(1657)の「明暦の大火」で社殿焼失、
やがて万治二年(1659)将軍家綱は、天下泰平、万民和楽の都を守護する祈願所を建立し奉るため、現在地に結構善美を尽くした権現造り社殿を造営した。
これは太平洋戦争にて戦禍にあい焼失、現在の社殿は昭和33年6月に復興されたもの。
山王社が現在の日枝神社となったのは明治時代になってからで日吉権現の元地である比叡山の名をとってつけられた。
江戸の産土神(うぶすなかみ:生まれた土地の守り神)として将軍家の尊崇も厚く、山王権現の祭礼は毎年6月15日であるが、将軍の台覧もあって、
天下祭と称され神田明神の祭礼とともに江戸の二大祭とされている。


参拝の方もちらほら





TBSビル

ライブがあるとかで人がいっぱい、並んでいた。
