かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

日比谷~霞が関(5) 財務省(旧大蔵省)/千代田区

2017-09-07 | 東京の近代建築

かつては霞ヶ関官庁街には昭和戦前期に建てられた庁舎がずらりと並んでいましたが、現存するのは財務省と文化庁(一部保存)だけになってしまいました。
外壁はタイル仕上げで装飾はほとんど見られず実用的で簡素な官庁建築。
近代建築としては面白みに欠けますが、唯一の見どころはエントランスの大小3連アーチ。


■桜田通りに面したファサード



■中央玄関を入ると中庭に抜けられます




■財務省(旧大蔵省)/千代田区霞が関3-1
 竣工:昭和14年(1939)
 設計:大蔵省営繕管財局
 施工:大倉土木
 構造:SRC造8階
 撮影:2017/08/11