東京メトロ半蔵門線永田町駅のすぐ北側に旧李王家邸があります。大韓帝国の李王家は日韓併合(1910)により日本の皇室に組み込まれ、現存する建物は李王家の東京邸として昭和5年(1930)に建てられたものです。
戦後は赤坂プリンスホテル別館として使われてきましたが、現在は「赤坂プリンスクラッシクハウス」として結婚式場に生まれ変わり再生活用されています。外観は昭和初期の住宅建築によく見られるチューダー様式で、壁面に柱や梁の木部を露出させカントリーハウス風に仕上げています。
■赤坂プリンス クラシックハウス(旧李王家邸)/千代田区紀尾井町1-2
竣工:昭和3年(1928)
設計:宮内省匠寮
施工:不詳
構造:木造2階
撮影:2017/08/11