前身は明治7(1874)年に開業した「興益社」で、明治30年に私立「第十銀行」となりました。その後昭和16年に「第十」「有信」の2銀行が合併し、現在の「山梨中央銀行」が誕生しています。
外観は昭和戦前期の地方銀行建築によく見られる古典様式を簡略化したデザイン。
■正面にはオーダーが簡略化された角柱のピラスターが並びます
■細部の装飾は排除された平面的なファサードで、昭和初期の様式建築からモダンデザインへの流れが感じられます
■山梨中央銀行東京支店(旧第十銀行東京支店)/千代田区鍛冶町1-6-10
竣工:昭和4年(1929)
設計:徳永庸
施工:不詳
構造:不詳
撮影:2017/08/11