昭和3年の竣工以来総理大臣官邸として使われ、2.26事件などの大きな歴史的事件の舞台になりました。
2002年現官邸に移行したため、旧官邸は曳き家工事後改修され、2005年からは総理大臣公邸として利用されています。
建物はスクラッチタイル張りで、当時流行したアールデコや表現主義の影響が感じられ、帝国ホテル設計者のフランク・ロイド・ライトの作風に似ていることからライト式建築とも呼ばれています。
■総理大臣公邸/千代田区永田町2-3-1
竣工:昭和3年(1928)
設計:大蔵省営繕管財局(下元連)
施工:清水組
構造:RC造3階
撮影:2017/08/11