大変程度の良い、昭和初期の通称「トイミシン」が入庫し、外観のみですが仕上がりましたので
ここでご紹介します。
通常「トイミシン」などと言うと、オモチャ?のようにも思ったりもしますが、どうして、どうして。。。
この時代(戦前、戦中)の「トイミシン」はトイと呼ぶには可哀想なくらいで、れっきとした
立派な手回しミシンです。
「トイミシン」ですから確かに小さいです。幅で23センチほど、高さにして18センチほどしかございません。
メーカーロゴや装飾が比較的、綺麗に残ってます。
滑り板の下に見えるレバーは縫い幅調整レバーになります。
糸通しも模索の末、判明し試し縫いも完了し完全動作品となります。
通常この手のミシンは「単環縫い」。下糸がないチェーンステッチ縫いになります。
誇らしげな「MADE IN JAPAN」が示す、戦中までの生産である証し。
ALL LEAD製トイミシン: 非売品