早朝のお散歩をして車に戻ってきた正とくま。寒いです!

長者原に来てはみたもののあたりはもう真っ暗で、お店も閉まっており、公衆トイレの場所さえわかりません。どこかキャンプ場を探そうかとも思いましたが、今から暗い中をウロウロするよりはと結局、国民宿舎横の駐車場で泊まる事にしました。他にも数台のキャンピングカーやバンなどが停まっていました。ライトがないので、なるべく外灯の近くに車を停めました。
火を通さずに食べられるものは、大山で買った鯖寿司とジャージー牛乳、それと小国でおやつに買ったりんごのケーキの食べ残ししかありません。キャンピングカーの中で鍋料理を囲んでいる人たちを見て、暖かいものが食べたくなりました。車の外はしんしんと冷え込んでいます。
あきらめかけた時、やっと一軒だけ開いているレストハウスをみつけました。そこでようやく暖かいうどんとそばにありつくことができ、自動販売機でお茶と正の水を買って車に戻りました。
暗闇の中では何もできないので、もう寝るしかありません。まだ7時半だよなどと言いながら寝袋にもぐり込みました。寝袋のほかに毛布も持ってきていましたので寒くはありませんでしたが、外はビュービューとすごい音を立てて一晩中風が吹いていました。くまと正とうさぎと、川の字になって寝ました。やっぱり大きい車に買い換えておいてよかったです。
朝ごはんはその冷たい鯖寿司とジャージー牛乳でした。でもとにかく無事に一夜を過ごすことができてホッとしましました。
朝の駐車場は昨夜より車が増えていました。カップルもいますが、ほとんどは中高年男性のひとり旅です。携帯コンロで朝ごはんを作っている人もいました。
《 一人で旅行して楽しいかしらね。 なんか家庭から解放されたいのかなぁ。 うさぎ 》
《 くまも解放されたい? うさぎ 》
《 (無言で)ウン。ウン。 くま 》
むくれるうさぎとそんなことより早くお出かけしたくてたまらない正なのでした。
長者原ビジターセンターのそばに山に向かって立つりりしい銅像。
その横に登山者の道案内をしたり遭難者も助けたというその
ガイド犬のお墓もありました。
登山者みんなに愛されて老衰で亡くなったそうです。
幸せなワンちゃんだったんだね。
近くの湿原の中には散策路があって奥の登山口まで木でつくられた道が整備されていました。
時折、強い風にあおられて吹き飛ばされそうな正。 寒かったねぇ。
登山届けのボックスと遭難事故の注意書き。 遭難する人もいるんだね。
すれ違う登山者はみな中高年のかたばかり。登山服姿の中年の夫婦が落ち葉を両手で抱え上げてはしゃいでいました。いい匂いだと言って。 きっと都会からきたんだよ。
元気に先頭を行く正。
静かな朝の森です。
・・・・・・・・・・・・ つづく ・・・・・・・・・・・・
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