その⑤で黒ボコ岩まで登ってきた。標高は2325m、時刻は11時39分になっていた。
時間を気にせずに歩いてきたが、殿ヶ池避難小屋で休んでいた50分を除くと、別当出合からここまでを4時間29分で歩いてきたことになる。コースタイムより9分余計だった。
■1日目(7月23日、雨のち曇りのち晴れ) 1枚目の地図参照。コースタイム5時間50分。
別当出合→別当坂分岐→(観光新道)→殿ヶ池避難小屋→黒ボコ岩→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜山荘→南竜ヶ馬場野営場(泊) (赤字部分が今日ご覧いただく範囲。)
黒ボコ岩から宿泊する野営場がある南竜ヶ馬場(南竜)までは、2通りの道がある。一つは砂防新道を下り南竜道分岐を経て南竜へ向かう道。もう一つは、砂防新道を登り、エコーライン分岐(砂防新道合流点)からエコーラインを下り南竜へ向かう道だ。お花が多い後者を選んだ。
黒ボコ岩からエコーライン分岐(砂防新道合流点)までの間は、弥陀ヶ原に敷かれた木道を歩く。この間はほとんどが両側共にササで覆われていて、たいした高山植物が見られないため足速で進むが、今年はミヤマクロユリが咲いていた。また、コバイケイソウも多く見られた。
ウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)は、弥陀ヶ原に多い樹木だ。
ミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属)が咲いていたが、木道の上から撮るのは容易でなかった。
コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)は、今年は当たり年なのかもしれない。
五葉坂へ入る手前を右折し、エコーラインへ進んだ。エコーラインも弥陀ヶ原では木道の上を歩く。
ちなみに弥陀ヶ原は現在は乾燥し笹原が広がっているが、かつては湿原でお花畑だったそうだ。私は50年以上前に初めて白山に登ったが、ここがお花畑だった記憶はない。
あらためてコバイケイソウの群落を見てみる。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)は、湿原の花だ。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)は、雪解け後の雪渓の縁や砂礫地に咲いている。
アオノツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)も、雪解け後の雪渓の縁や砂礫地に咲いている。
アオノツガザクラは、もともとツガザクラが変異したものと聞いたが、白山ではツガザクラはほとんど見られず、アオノツガザクラが隆盛である。
チングルマやミツバノバイカオウレン(後述)と共に、イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)が出てきた。
エコーラインを下っていく。
目の前を鳥が横切って、近くの木に止まった。ウソのようだった。
ややこしいが、嘘ではなくウソ(アトリ科ウソ属)だ。持参のカメラでは到底まともには撮れないが、嘘ではない証拠にトリミングした画像を残しておこう。
再びお花に戻って、ゼンテイカ(ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)に水滴が付いていたので、それを狙って撮ってみた。
ミヤマキンバイ(バラ科キジムシロ属)。
再びアオノツガザクラ。
チングルマの群生。
ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)もぽつぽつと咲いていた。
こちらはミツバノバイカオウレン(キンポウゲ科オウレン属)だ。白山にはミツバオウレンよりミツバノバイカオウレンが多い。
別名をコシジオウレン(越路黄蓮)というが、その名は日本海側の多く自生することに由来している。
こちらはタカネニガナ(キク科ニガナ属)のようだ。舌状花は9枚見られた。
斜面にゼンテイカが多く見られた。他にはカラマツソウ(モミジカラマツかもしれない)、ヨツバシオガマ、ヤマブキショウマ、セリ科の花が見られた。
ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)が、道端にたくさん咲いていた。
チングルマの群生。
13時ちょうどに南竜道との合流点に着いた。ここからテント場までは10分ほどだ。
白山テント泊お花見ハイキング その⑦ 南竜ヶ馬場周辺 に続く。
時間を気にせずに歩いてきたが、殿ヶ池避難小屋で休んでいた50分を除くと、別当出合からここまでを4時間29分で歩いてきたことになる。コースタイムより9分余計だった。
■1日目(7月23日、雨のち曇りのち晴れ) 1枚目の地図参照。コースタイム5時間50分。
別当出合→別当坂分岐→(観光新道)→殿ヶ池避難小屋→黒ボコ岩→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜山荘→南竜ヶ馬場野営場(泊) (赤字部分が今日ご覧いただく範囲。)
黒ボコ岩から宿泊する野営場がある南竜ヶ馬場(南竜)までは、2通りの道がある。一つは砂防新道を下り南竜道分岐を経て南竜へ向かう道。もう一つは、砂防新道を登り、エコーライン分岐(砂防新道合流点)からエコーラインを下り南竜へ向かう道だ。お花が多い後者を選んだ。
黒ボコ岩からエコーライン分岐(砂防新道合流点)までの間は、弥陀ヶ原に敷かれた木道を歩く。この間はほとんどが両側共にササで覆われていて、たいした高山植物が見られないため足速で進むが、今年はミヤマクロユリが咲いていた。また、コバイケイソウも多く見られた。
ウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)は、弥陀ヶ原に多い樹木だ。
ミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属)が咲いていたが、木道の上から撮るのは容易でなかった。
コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)は、今年は当たり年なのかもしれない。
五葉坂へ入る手前を右折し、エコーラインへ進んだ。エコーラインも弥陀ヶ原では木道の上を歩く。
ちなみに弥陀ヶ原は現在は乾燥し笹原が広がっているが、かつては湿原でお花畑だったそうだ。私は50年以上前に初めて白山に登ったが、ここがお花畑だった記憶はない。
あらためてコバイケイソウの群落を見てみる。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)は、湿原の花だ。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)は、雪解け後の雪渓の縁や砂礫地に咲いている。
アオノツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)も、雪解け後の雪渓の縁や砂礫地に咲いている。
アオノツガザクラは、もともとツガザクラが変異したものと聞いたが、白山ではツガザクラはほとんど見られず、アオノツガザクラが隆盛である。
チングルマやミツバノバイカオウレン(後述)と共に、イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)が出てきた。
エコーラインを下っていく。
目の前を鳥が横切って、近くの木に止まった。ウソのようだった。
ややこしいが、嘘ではなくウソ(アトリ科ウソ属)だ。持参のカメラでは到底まともには撮れないが、嘘ではない証拠にトリミングした画像を残しておこう。
再びお花に戻って、ゼンテイカ(ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)に水滴が付いていたので、それを狙って撮ってみた。
ミヤマキンバイ(バラ科キジムシロ属)。
再びアオノツガザクラ。
チングルマの群生。
ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)もぽつぽつと咲いていた。
こちらはミツバノバイカオウレン(キンポウゲ科オウレン属)だ。白山にはミツバオウレンよりミツバノバイカオウレンが多い。
別名をコシジオウレン(越路黄蓮)というが、その名は日本海側の多く自生することに由来している。
こちらはタカネニガナ(キク科ニガナ属)のようだ。舌状花は9枚見られた。
斜面にゼンテイカが多く見られた。他にはカラマツソウ(モミジカラマツかもしれない)、ヨツバシオガマ、ヤマブキショウマ、セリ科の花が見られた。
ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)が、道端にたくさん咲いていた。
チングルマの群生。
13時ちょうどに南竜道との合流点に着いた。ここからテント場までは10分ほどだ。
白山テント泊お花見ハイキング その⑦ 南竜ヶ馬場周辺 に続く。