「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

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短編集として楽しんで「首折り男のための協奏曲」by伊坂幸太郎

2017年04月02日 | 小説レビュー
〜被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。「BOOK」データベースより


マリアビートルに出てきた「首折り男」のスピンオフ?と思いきや、短編集でした。

レビューで多くの方が書いておられる通り、「伊坂さんだから、短編集のように見せかけて最後には全部繋がるんちゃうの?」と思って読むとガッカリします。

しかしながら、それぞれの物語がちゃんと出来上がっていて短編集として読めば楽しめると思います。
僕は「人間らしく」と、「合コンの話」がお気に入りです。

★★★3つです。