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「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

映画は小説を超えられないのか!『彼女がその名を知らない鳥たち』

2018年09月23日 | 映画・音楽
前にオススメされて小説を読み、とっても良かったので、ずっと映画を観たいと思っていました。

久しぶりにレンタルshopへ行ったものの、なかなか見つけることが出来なくて・・・(@_@;)

あらゆる邦画の棚をくまなく探して、やっとこさ見つけることが出来て、無事に借りることが出来ました(^_^;)

ストーリーはわかっているだけに、「蒼井優と阿部サダヲが、どれたけ魅せてくれるのか?」に期待しながら観賞しました。

慣れない関西弁を駆使しながらの二人の体当たり演技は中々見応えありましたよ。

映像と音楽のバランスも良く、二時間ほどに、よくまとめたと思います。

しかしながら、やはりあらゆる面において浅く、「なんでここまでの想いが?」という面を描ききれていません。

かといって3時間も4時間もの作品を作るわけにもいかないですしね(^_^;)

出来としては、まずまずでした。

普通にオモシロいです『破門』by黒川博行

2018年09月23日 | 小説レビュー
「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。
失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。
禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが―。
直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!「BOOK」データベースより


桑原&二宮のコンビが今作でも暴れ回ります!
どう読んでも、桑原=遠藤憲一にしか見えず、ずっとそのイメージで読んでいました(^_^;)

相変わらず、程よい緊張感もあり、カジノの細かい描写など、非常にわかりやすく、読みやすいです。

黒川氏は、セリフや描写が絶妙で、「さすがは直木賞やな!」と唸らせれます。

『疫病神シリーズ』は、二作しか読んでいませんが、最後の『喧嘩(ステゴロ)』を読んでみたいですね。

僕としては、『国境』の方がオススメです。

★★★3つです。