「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

展開に期待するも・・・『星の子』by今村夏子

2018年09月26日 | 小説レビュー
大切な人が信じていることを、わたしは理解できるだろうか。
一緒に信じることができるだろうか…。
病弱なちひろを救うため両親はあらゆる治療を試みる。
やがて両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき…。第39回野間文芸新人賞受賞作。「BOOK」データベースより


ほのぼのとした描写を読み進めながら「このままで終わるわけがない!きっと最後にとんでもないクライマックスとオチが待ってるはず!」と、信じて読み続けましたが、最後まで何にも起こらず(-_-;)

そういう期待をしながら読む小説ではなかったのかも知れませんがねぇ(^_^;)

とても惹き付けられる物語の展開だけに、ドーンとくるラストを期待せずにはいられませんでした。

まぁ、かえってそれが良いのかも知れませんが、個人的には、大どんでん返しを期待してしまいました。

ハートウォーミングなファミリーストーリーとして捉えれば、それはそれで良作かも知れません。

★★★3つです。

何にも残らんね『頼子のために』by法月倫太郎

2018年09月26日 | 小説レビュー
「頼子が死んだ」。十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ―、という手記を残していた。
手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が。精緻構成が冴える野心作。「BOOK」データベースより


う〜ん・・・(-_-;) なんやろうねぇ(^_^;) 既視感というか、「あぁ〜多分この人が犯人で、オチはこうなって、最後にこの人がニヤリやな」と、予測がつく中で、何とか最後まで読みきりました。

目が肥えてきてるのか?ミステリー小説に慣れすぎているのか?展開が読め過ぎて、何の感想もありません。

可もなく不可もなく・・・。

★★☆2.5です。