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この時期、クリスマスのコマーシャルが世界各地で放映されています。前の記事では家庭用品オンラインのArgos社の作品をご紹介しましたが、今日は英国のマクドナルドの「ザ・リスト」という作品をご紹介します。楽しさをストレートにアピールするだけがクリスマスコマーシャルではないのです。ちょっと切なく、悲しい気分になるのですが、そんな中でささやかな家族の幸せを感るという作品です。まずは、ご覧いただきましょう。
ストーリーをおさらいしたいと思います。集合住宅に住んでいる少年と両親。母親のアドバイスで、男の子がサンタクロース用に贈り物リストを書くことにします。一生懸命リストを書く少年。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/fd/9daeb8b99df3be13f232cf25c1f9fca5.png)
あれもほしい、これもほしいということで、リストがどんどん増えていくので、紙を継ぎ足していきます。あまりにたくさんのリストを見て、決して裕福ではなさそうな両親は、少々複雑な表情。いつの間にか、リストはすごい長さになってしまっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/f1/5d827f3d317f31d371a3bc8dbd8c2a61.png)
ある日、両親と一緒に街に出るのですが、少年が大事そうに持っていたリストが風に吹かれて空に舞い上がってしまいます。手が届きそうなのですが、リストは風にのって上空に消えていってしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/92/649b4a25955d998c63a59fa98eab46ae.png)
せっかく頑張って作ったリストが無くなってしまったので、落ち込んでしまう男の子。それを両親が慰めます。
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家族が向かう先は街角のマクドナルド。カウンターで両親に何かを話している家族の姿が、何か幸せそうでほろりときます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/80/40c9a0989e29c048ab4ed68a44fac08f.png)
店を出る時はもう暗くなっていて、雪も降り出しているので、相当長い時間、いろんなことを話したのでしょう。
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上空に消えてしまったリストですが、かろうじて手元に残った紙切れには、両親の真ん中で手をつなぎ合っている少年の絵。
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それはまさに家路に向かう家族の姿だったのです。
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少年はこの絵をクリスマスリストに入れていたのですが、これだけは夢が叶ったというわけです。たくさんのプレゼントよりも最も大切なものをもらえたということなのかもしれません。
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最後に出てくる“Are You #ReindeerReady? とは「(サンタの)トナカイの準備はできていますか?」という意味です。これは以前から使われているタグラインなのですが、マクドナルドというブランドが家族のささやかな幸せを大切にする素敵なブランドというのが伝わってきます。
このコマーシャルを作ったのは、英国のレオ・バーネットという世界的な広告代理店なのですが、監督として起用したのがトム・フーパー(Tom Hooper)です。映画「レ・ミゼラブル」や「英国王のスピーチ」を監督した人です。すごい人が作っていたんですね。そう思ってみると、もはや映画作品です。素晴らしいですね。
切ないなかにもほのぼのとした暖かさが滲み出てくる作品なのですが、両親の配役もあえてモデルっぽくない普通の人をキャスティングしているのもよいですね。少し生活に疲れた感じもあり、おそらくそんなに豊かな家庭ではないと思われるのですが、男の子のリストを全部実現するのは家計的に無理だったかと思うと、余計に切なくなります。
あと、この作品で使われている音楽についても語っておかなければなりません。このコマーシャルで流れている曲は、ベッキー・ヒル(Becky Hill)という歌手の“Only You”という曲です。ミュージックビデオはこちらをご覧ください。
Becky Hill “Only You”
ベッキー・ヒルは、1994年2月14日生まれの英国の歌手ですが、オーディション番組の2012年のThe Voice 出身です。2022年にBrit Awardで彼女が歌う“Remember”という曲がSong of the Yearにノミネートされています。まだ最近の歌手なのですが、彼女の切ない歌声が冒頭から最後まで流れています。
実はこの“Only You”というのは、彼女のオリジナルではなく、1982年にヤズー(Yazoo)が歌って大ヒットした曲なのです。50代、60代の人が聞いたら懐かしさでいっぱいになるんでしょうね。
今年のクリスマスコマーシャルはまだまだいろいろとありますので、クリスマスが来る前までになるべくたくさんご紹介していきたいと思います。
ストーリーをおさらいしたいと思います。集合住宅に住んでいる少年と両親。母親のアドバイスで、男の子がサンタクロース用に贈り物リストを書くことにします。一生懸命リストを書く少年。
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あれもほしい、これもほしいということで、リストがどんどん増えていくので、紙を継ぎ足していきます。あまりにたくさんのリストを見て、決して裕福ではなさそうな両親は、少々複雑な表情。いつの間にか、リストはすごい長さになってしまっています。
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ある日、両親と一緒に街に出るのですが、少年が大事そうに持っていたリストが風に吹かれて空に舞い上がってしまいます。手が届きそうなのですが、リストは風にのって上空に消えていってしまいます。
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せっかく頑張って作ったリストが無くなってしまったので、落ち込んでしまう男の子。それを両親が慰めます。
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家族が向かう先は街角のマクドナルド。カウンターで両親に何かを話している家族の姿が、何か幸せそうでほろりときます。
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店を出る時はもう暗くなっていて、雪も降り出しているので、相当長い時間、いろんなことを話したのでしょう。
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上空に消えてしまったリストですが、かろうじて手元に残った紙切れには、両親の真ん中で手をつなぎ合っている少年の絵。
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それはまさに家路に向かう家族の姿だったのです。
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少年はこの絵をクリスマスリストに入れていたのですが、これだけは夢が叶ったというわけです。たくさんのプレゼントよりも最も大切なものをもらえたということなのかもしれません。
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最後に出てくる“Are You #ReindeerReady? とは「(サンタの)トナカイの準備はできていますか?」という意味です。これは以前から使われているタグラインなのですが、マクドナルドというブランドが家族のささやかな幸せを大切にする素敵なブランドというのが伝わってきます。
このコマーシャルを作ったのは、英国のレオ・バーネットという世界的な広告代理店なのですが、監督として起用したのがトム・フーパー(Tom Hooper)です。映画「レ・ミゼラブル」や「英国王のスピーチ」を監督した人です。すごい人が作っていたんですね。そう思ってみると、もはや映画作品です。素晴らしいですね。
切ないなかにもほのぼのとした暖かさが滲み出てくる作品なのですが、両親の配役もあえてモデルっぽくない普通の人をキャスティングしているのもよいですね。少し生活に疲れた感じもあり、おそらくそんなに豊かな家庭ではないと思われるのですが、男の子のリストを全部実現するのは家計的に無理だったかと思うと、余計に切なくなります。
あと、この作品で使われている音楽についても語っておかなければなりません。このコマーシャルで流れている曲は、ベッキー・ヒル(Becky Hill)という歌手の“Only You”という曲です。ミュージックビデオはこちらをご覧ください。
Becky Hill “Only You”
ベッキー・ヒルは、1994年2月14日生まれの英国の歌手ですが、オーディション番組の2012年のThe Voice 出身です。2022年にBrit Awardで彼女が歌う“Remember”という曲がSong of the Yearにノミネートされています。まだ最近の歌手なのですが、彼女の切ない歌声が冒頭から最後まで流れています。
実はこの“Only You”というのは、彼女のオリジナルではなく、1982年にヤズー(Yazoo)が歌って大ヒットした曲なのです。50代、60代の人が聞いたら懐かしさでいっぱいになるんでしょうね。
今年のクリスマスコマーシャルはまだまだいろいろとありますので、クリスマスが来る前までになるべくたくさんご紹介していきたいと思います。
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