さあ、ドンドン、オノコロ、オノコロ、淤能碁呂嶋が動き始めたぞ。
さあ、団子をこねるぞよ。
吉備丹後(黍団子)じゃな。
キビダンゴを、オノコロオノコロ、まるめてさあ、串をさすと言う、さあ、どうじゃ。
キビダンゴをこしらえて、日の神様、月の神様に御捧げ申すぞ。
さあ、ドンドンさあドンドン、ちょっとな、仲なか、上手に丸くならぬ。
さあ、そこで、水かげんと言うな。
結んで開いて又、結ぶ、こねて、こねて、こね回す、するとねばりが出るのじゃな。
これからの日本もこねまわしの始めじゃな。
もっともっと、練らねばならぬ。
さあ、神界の吉備丹後(黍団子)と言うな。
黍団子が出来ぬと鬼退治が始まらぬ。
政治の世界もコネマワス、真の桃太郎出(い)
でませる準備じゃな。
練るぞ練るぞ、結んで開いてと言うな。
古き世の型崩れてゆく。
粉々になって、その粉にまずを水を入れて、はじめ、ばらばら、ねってねって、こねて一つとなる。
さあ、現の世の四九三の仕上げを五六四六(ごろじろ)と言うなり。
世界の様、オノコロオノコロ、大臼が回り始めたな。
天地の神の経綸の大臼がかみ合って動きます始めたぞ。
其の昔、但馬の来日山の金明の宮の宝座の基礎に、石臼を置いて、その上に、七五の玉石を入れた、鉄塔を据えた事がありたな。
其の型が実地の世の様と現れる時節となりて、天地の七十五の新しき世の言霊、鳴り響き、古き世の四九三を、天地の大臼で粉を引きて、捨てはせぬ。
それを、練って天垂敷世(あたらしきよ)の四九三を産む。
吉備丹後の四九三と言うなり。
ン。
(注 淤能碁呂島=淡路島にあり、淤能碁呂島神社あり。……平成六年、十月十六日、神行 業に奉仕する。)
(注 昭和五十二年十月十日。兵庫県城崎町、来日山(五六七))mの長谷の磐座に、大きな石臼を二つ重ねて据へ、その石臼には、種々の理合を刻み、その上に金色に塗りし鉄塔を乗せ、七十五の玉石を鎮め、金明宝座と命名す。
(注 金明宮=昭和四十八年十一月四日(旧十月十日)天火明命、来臨の山、来日山、長谷の磐座の前に、金と紫に塗りし、宮を建立。
三十六ヶの神石を鎮め、清明(すが)金命宮と号す。
祭神は、天照皇大御神、太弥勒大御神、国常立大神、豊雲野大神、天火明命、彦火火出見命、龍宮姫大神、金勝要大神、他、三十六神也。)