令和甲辰六年は能登、珠州岬の地震で明けそめたが珠州(煤)は峰火(のろし)の意でありて、十和田湖より、能登、丹後、開聞岳に通る艮坤の神線は、世の立替立直しの神業一段と進み、世替わりの時節を知らせる峰火(のろし)であるぞ。
三千年、艮の方に封じられてた世の元の神々が表に現れる、つけては天理、金光、黒住、妙霊の宗教を先走りと現し、明治二十五年、利己主義(われよし)の世を好む、思凝霊等によりて、鬼や邪よと、艮方へ押し込められ封じられて未だ、国常立大神、若姫君命の仲立ちに、丹波綾部の出口直殿の手を借りて愈々(いよいよ)世の立替立直しの時に致りた事をお筆先とし、現したから、その神示によりて国常立大神が仕組みておきた、因縁の地場丹後の女島男島や真名井原を始め、玉置の山、御嶽の山、東北の岩木の山、その他の神山霊地に秘めて来た、国常立大神の神力が発動し、それに合わせて封じられて来た、世の元の神々も世に現れる時代となりたのであるぞ。
現の世に神人和楽の地上天国を開く為には強い者勝ち、そのやり方を打ち壊さねばならぬから、第一次第二次の世界大戦も起こり、日本には二発もの原爆が落とされ、真にこの日本が世界平和の要の国とならねばならぬ気付けをいたしたのであるぞ。
大本教を始め、因縁の者を使いて、神界の仕組みの如く、世を立て直す為に神業に奉仕させ、それは、それぞれの身が一本一本の糸となり、神の意図(糸)を縦緯綾に織りなす機(はた)の四九三であるぞよ。
一人では事成らぬぞよ。
扨ても、明治二十五年から筆先に示しある如く、このまま地球を人民の好き勝手にさせておりては、たまりたまった汚れ穢れ、特に放射能の神としてもどうにもならぬから、人間にまかせておけず、神々表に現れて世を構う時節とめぐりたのであるぞ。
これからの世は人民も国々も強い者勝ちは通らぬようにいたし、善は善相、悪は悪相を現して類は類をもって集まり、善悪入り乱れ争いの火花が散り何が何やら判らぬような世になるが、神界は必ず善悪、立て分けてまいるぞよ。
意地を張り、争いても末は共倒れになる事に早く気づきて悪事はもういたさねというところまで、神の警告(きづけ)は厳しくなるぞよ。
まずその先駆けが、この令和六年辰年でありて、現の世の政治の頭の選挙が世界の主な国々で始まったのであり、アメリカに於いても、この度は再びトランプが大統領に当選となり、これから如何なる働きを為すかであるが、その働きが荒振る打ち壊しの働きでありても、世界の立替の一役をさせる事となるぞよ。
世界の頭のトランプ、勝負の時となりてぞ。
人民の改心の為の荒事の警告も、この年は未だ先駆けであるが、巳の年と迎えれば、神の申して来た事が身(巳)にしみて、感じるような事が世界に起こりてまいるぞよ。
(注 巳は蛇を現し、縄文時代は奇霊なる神の御現れの姿と尊ばれていた。
豊受大神の神木とされる藤は龍体また、蛇体の姿であり、豊受大神は縄文時代からのかみである。)
神は怖い事を申して人民を脅すので無く、今日までの思凝霊(しこりがみ)や人民の積み重ねて来た、罪科や汚れ穢れの原因が結果として現れると人類が滅亡せねばならぬような事ともなるから、大難を小難で済ませて人類を新しき世へ渡してやりたい為、厳しく警告いたすのであるぞ。
大難が起こる前に荒神龍神を使いて、浄めの
荒事いたす事もあるのじゃぞ。
世の中に荒事起こりたら、嗚呼是も人類の悪しき原因結果(めぐり)を改め、神人和楽の世へ渡す為の神の愛である事を、辛き時も思い起こし有難く受け取り改心して清く明るき心に立直り、前に進まねばなるまいぞ。
人民の災と思える辛い出来事の裏には、何としても人類を救いたい親心のある事を忘れてはならぬぞよ。
荒事あれば、やむを得ず犠牲となりて世を去らねばならぬ者も出て来るが、肉体は形ある物、誰も末は土に、最後は水に帰るものであるが魂は消えず、上中下の百八十段階の霊層階へ行くのであり、それは、現の世における想念相応の世界へと導かれて行くのであり、現の世に生命ある内から、霊界のある事を認めて、神仏への感謝忘れず、人を慈しみ助け合う心忘れず、争い悲しい時も身魂の磨き、背負う因縁の浄化を受け取りて、現の世を去るまで、有難く明るく感謝で暮らす事であるぞ。
その道は神が先々申すが如く、西王母の天降り有難き、三千年の桃の恵みを受け、三六九の世へ渡る事が出来るのであるぞ。、
それまでは、辛くとも神を信じてゆくのじゃ。
人民の真の信は、神の威を益すのであるぞ。
時の流れのその、中に、男島女島の、昔よりの神の仕組みが実りて来るのであるぞ。
海の龍宮陸の龍宮の因縁の御魂の者には神世開きの先駆けの五用(ごよう)をさせ、神の四九三を実らせてまいるぞよ。
天晴れ五用を果たされよ。
辰巳の空に金龍参りて導くぞよ。
言霊神也 ン。
令和六年十一月
天橋道士 龍華斎修聖拝写