映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

トイレット

2010年10月11日 | 映画
<ストーリー> eiga.comより抜粋


「かもめ食堂」「めがね」など独特の作風で知られる荻上直子監督が、全編カナダ・トロントで撮影した家族ドラマ。

プラモデルオタクのレイ、引きこもりのモーリー、エアギターを生きがいとする女子大生リサの3兄妹は、お互いに干渉せず、それぞれマイペースに暮らしていた。

しかし、母親の死をきっかけに家にやってきたナゾの祖母“ばーちゃん”との交流により、家族のきずなを取り戻していく。

荻上作品の常連であるもたいまさこが、不思議な“ばーちゃん”を演じる。





日本映画だけど、全編英語。出演者も、日本人はもたいまさこ一人。

ちょっとしか映らない“ママ”も日本人だけど、誰が演じてるのかはわかりませんでした。(クレジットには出てたのかな?)

“ばーちゃん”は英語がわからないのに、相手の言おうとしてることを理解しているようです。

言葉が通じないのに、なぜか意思疎通できる不思議。

でもこれって、同じ荻上監督の『かもめ食堂』にもありましたね。
やっぱり、もたいまさこさん演じるマサコさんが、フィンランドの女性と各々の言葉で話しながら、なぜか意思が通じてたりして。

そういえば他にも、『かもめ食堂』と共通しているシーンがあります。

日本のアニメ(またはプラモデル)おたくの男性とか、もたいまさこさんが“エアギター”に興味を持っているとか、ストーリーには特に関係ないけど、いつもその場所にいる変な人とか。(今回はバス停に座っている女性:サチ・パーカーさん)

こういうエピソードが、この監督の世界観を支えているような気がします。





最初はバラバラな三人兄弟だけど、一番異質なはずの“ばーちゃん”の存在を通して家族の絆が深まっていきます。

ばーちゃんが、毎朝トイレから出てくるたびにつく深いため息。レイは、そのため息の理由がとても気になります。

インド人の同僚 ( この同僚がいい味を出しています ) に、手掛かりをもらったお蔭で、ため息の謎が解けるのですが、つくづく日本のトイレって素晴らしすぎるよな~と実感してしまいます


それから荻上監督の作品に出てくる料理といえば、フードスタイリストの飯島奈美さん。

今回も、印象的な“餃子”が出てきます。この映画を観た後は、餃子が食べたくなること間違いなし!(実際食べに行きました)






監督・脚本:荻上直子
プロデューサー:小室秀一、木幡久美、ショーン・バックリー
撮影:マイケル・レブロン
音楽:ブードウー・ハイウエイ
美術:ダイアナ・アバタンジェロ
編集:ジェームズ・ブロックランド
製作国:2010年日本映画
上映時間:109分


<キャスト>

アレックス・ハウス
タチアナ・マズラニー
デビッド・レンドル
サチ・パーカー
もたいまさこ





コメント
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