最近目立ってきた、“歌わない”“踊らない”インド映画。
まあ、こんな全編サスペンス作品でいきなり踊られたら面喰うわなぁ
大まかなストーリーは、イギリスで暮らすインド人女性が、インドへ行ったまま連絡が途絶えた夫を見つけるべく、妊娠中の身でありながら壮絶な捜索劇を繰り広げる、というもの。
冒頭のネズミの実験~地下鉄の事件から、すでに謎に満ちた雰囲気が漂っています。
夫を探しに来たものの、どこにも夫がいたという痕跡がないという点で、『バルカン超特急』や『フライトプラン』なんかの“人間消失もの”を予測してしまいます。
だけど、夫と瓜二つな人物が捜索中に浮かんでからは、もっと複雑な物語である片鱗を見せ始めました。
人の良さそうな警察官が、毎日女性と行動を共にし、捜索の協力をする…と、ここから何やらこの映画のツッコミどころが表れてきたところで、ちょっと戸惑いを感じ始めましたが
余計な事を詮索し始める女性の前に、殺し屋の影が…
この、殺し屋が体力なさすぎなところに来て、あんまりデキる感じじゃない。まあ、本来はプロではなく、素人が報酬目当てにこの仕事をする羽目になったと思えば、こんなこともあるかな?という解釈もありですが
殺し屋が、次々と人を簡単に殺す割には、女性に対しては最初、脅すだけに留まるとか。
女性がある資料の保管場所を思い出したその時に、殺し屋に資料を破棄するように指示が行くとか、な~んかタイミングがよすぎ(悪すぎ?)ませんか。
ある人物を少年に教えてもらう際に、「あの人です!」と、その人に向かって指さすシーンなんか、(おいおい、見つかっちゃうだろうが~)と、こっちの方が焦ってしまうほど。
(案の定気づかれちゃうんですが、当たり前ですね)
警察官が、毎日毎日女性にべったりで、仕事してんの?とも思いましたが、まあこれに関しては後で一応納得のいく答えはありました。
まあサスペンスとしては、物語を盛り上げるためにか、無理のある展開やツッコミどころが多いよな、大丈夫かいなこの映画、と思っていたのですが…
映画も終盤にさしかかったころから、なんと、
予想もしてなかった展開に!!
それからは、えっ?えっ?どういうこと?と、ゆっくり驚く暇もなく、次々と謎が解決し始めます。
まさか、あれが伏線だったなんて!これは、こういうことだったのか!と今までの(大丈夫か?)感がウソのように展開が翻っていきます。
そして、ラストの見事な着地
いや~、びっくりしました。
中盤でナメてた分、ラストの鮮やかさには脱帽です。
そうか~、わざと中盤で落としておいてラストで盛り上げるという、ここまで計算してこの映画を作ったとすれば、監督のテクニックもなかなかのもの…なんてことはないでしょうがこういう味わいの作品もそうそうあるものじゃないので、一見する価値は充分ありますよ
まあ、こんな全編サスペンス作品でいきなり踊られたら面喰うわなぁ
大まかなストーリーは、イギリスで暮らすインド人女性が、インドへ行ったまま連絡が途絶えた夫を見つけるべく、妊娠中の身でありながら壮絶な捜索劇を繰り広げる、というもの。
冒頭のネズミの実験~地下鉄の事件から、すでに謎に満ちた雰囲気が漂っています。
夫を探しに来たものの、どこにも夫がいたという痕跡がないという点で、『バルカン超特急』や『フライトプラン』なんかの“人間消失もの”を予測してしまいます。
だけど、夫と瓜二つな人物が捜索中に浮かんでからは、もっと複雑な物語である片鱗を見せ始めました。
人の良さそうな警察官が、毎日女性と行動を共にし、捜索の協力をする…と、ここから何やらこの映画のツッコミどころが表れてきたところで、ちょっと戸惑いを感じ始めましたが
余計な事を詮索し始める女性の前に、殺し屋の影が…
この、殺し屋が体力なさすぎなところに来て、あんまりデキる感じじゃない。まあ、本来はプロではなく、素人が報酬目当てにこの仕事をする羽目になったと思えば、こんなこともあるかな?という解釈もありですが
殺し屋が、次々と人を簡単に殺す割には、女性に対しては最初、脅すだけに留まるとか。
女性がある資料の保管場所を思い出したその時に、殺し屋に資料を破棄するように指示が行くとか、な~んかタイミングがよすぎ(悪すぎ?)ませんか。
ある人物を少年に教えてもらう際に、「あの人です!」と、その人に向かって指さすシーンなんか、(おいおい、見つかっちゃうだろうが~)と、こっちの方が焦ってしまうほど。
(案の定気づかれちゃうんですが、当たり前ですね)
警察官が、毎日毎日女性にべったりで、仕事してんの?とも思いましたが、まあこれに関しては後で一応納得のいく答えはありました。
まあサスペンスとしては、物語を盛り上げるためにか、無理のある展開やツッコミどころが多いよな、大丈夫かいなこの映画、と思っていたのですが…
映画も終盤にさしかかったころから、なんと、
予想もしてなかった展開に!!
それからは、えっ?えっ?どういうこと?と、ゆっくり驚く暇もなく、次々と謎が解決し始めます。
まさか、あれが伏線だったなんて!これは、こういうことだったのか!と今までの(大丈夫か?)感がウソのように展開が翻っていきます。
そして、ラストの見事な着地
いや~、びっくりしました。
中盤でナメてた分、ラストの鮮やかさには脱帽です。
そうか~、わざと中盤で落としておいてラストで盛り上げるという、ここまで計算してこの映画を作ったとすれば、監督のテクニックもなかなかのもの…なんてことはないでしょうがこういう味わいの作品もそうそうあるものじゃないので、一見する価値は充分ありますよ