昭和40年男の「明日はどっちだ!」

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走ることについて語るときに 僕の語ること

2010-03-20 23:11:27 | 音楽、映画などなど。
 いささか複雑なタイトルですが、村上春樹のランニング(マラソン)についての本です。
村上春樹の本って、ほとんど読んだことないのですが(勧める友人知人も数多い)さすが世界的作家だけあって凄くランナーの気持ちを上手く表現してます。

読に進めるほどに「ん~確かにそうだ~」と感心してしましました。


「なんで走るの?」と言う100回以上受けた質問にでも僕には難しくて「気持ちいいで~」と「前向きな考えになるで~」とアリキタリの答えにしかならないのです

「一人で走っている時は誰にも干渉されない至福の時間だ」

なんとスマートな表現だこと。


「走ることは~大した意味もない、はかなく無益なものとして、あるいは効率の悪いものと映ったとしてもそれはそれで仕方ないかと僕は考える~中略~結局のところ、僕らにとって大事なものごとは、ほとんどの場合目には見えない(しかし心で感じられる)何かなのだ。
そして本当に価値あるものごとは往往にして効率の悪い営為を通してしか獲とくできないものなのだ。」

この本書いた彼の歳(50歳半ばかな)に僕がなったら、こんなにスマートに表現できるのかな?
と、無意味な疑問が芽生えましたよ

「本」と言うのがどれだけ、ありがたいかというと
まずは会えないような世界的な作家、学者が頭を悩まして苦心して、みんなにわかるような文を書くのですね。
一流のアスリート、コーチが初心者全員に基本を教えるようなものです。

だから本を読まないのは損ですよ

コメント (2)
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