スペアリブと税関と -パロアルト&メンロパーク- 1983.4.5-4.10
スタンフォード大学
三日目の朝、コンチネンタル・ブレックファーストと言えばかっこよいが、モーテルのおやじさんが小さなパン切れ数枚とコーヒーをくれるだけの食事では頼りないので、道路向い側のデニーズに行く。禁煙席と喫煙席とに分かれていて、田舎の街とは言えインテリの街の片鱗がうかがえる。
気楽な常宿「マーメイド・イン」
少し汗ばむような初夏を思わせる日差しの中をSRIに徒歩で赴く。お昼過ぎには全ての打合せが終わり、一旦モーテルに戻る。マーメイドインにはちゃんと中庭にプールもあって、メキシカンの親子が戯れている。一泊朝食付きで$37。充分日当内でお釣りがくるので今回の出張は赤字にならなくて有難い。
大学のHoover Towerを背景に
(左)Quad Memorial Churchを背景に (右)大学のブックストアにはお土産になりそうなものが
夕刻までスタンフォード大学のキャンバスを散策する。東のハーバードと並び賞される1891年創設の名門校である。ホットパンツとTシャツ姿で教材を入れたナップサックを背負って自転車通学する学生があちこちに見受けられる。ブックストアを覗くと扱う本の多さに驚かされる。丁度ベストセラーの「メガトレンド」が在庫まさに1冊というので買って帰る。スタンフォードのロゴ入りクラッチバックも安くお土産に手頃な価格であった。
(左)写真下部の緑が「Sunnyvale Municipal Golf Course」上部が軍の飛行場 (右)同行のM氏と
翌日は、SRI極東代表のT氏の提案で「Sunnyvale Municipal Golf Course」というシリコンバレイに近いSunnyvale市の経営するパブリックゴルフ場でプレイすることになった。先週カリフォルニア州では珍しく大雨が降り水はけの悪いこの土地のゴルフ場はほとんどクローズド状態。唯一プレイ可能なのがこのサニーベールのようである。すぐ横が軍の飛行場とあってひっきりなしに軍用機が離着陸する。まさにその機体めがけてドライバーを打つ醍醐味はなかなか日本では味わえない。貸しクラブにラージボールという条件もあって成績はいまいちであったが、長い長いコースを堪能した。
木造駅舎を改造したスペアリブが有名なレストラン「マッカーサーパーク」
最後の夜は例によって旧駅舎のレストラン「マッカーサーパーク」。スペアリブがここの名物料理。1ポンドのスペアリブに挑戦する。味が何とも言えぬ甘さとスパイスの香りでいくらでも入る。以後、メンロパークに来ると真っ先にこのスペアリブを味わうことになる。
いくらでも胃袋に入るスペアリブ
帰りのパンアメリカンは定刻を大幅に遅れてサンフランシスコ空港を飛び立った。成田での乗り継ぎが2時間なので、この遅れ様では目一杯エンジンをふかせても1時間程度の乗り継ぎが取れれば良い方だろう。PAとJLは接続しないし、悪くすると成田泊まりかな、とPAのクリッパークラスの座席に身を沈めていろいろ考える。
成田での接続が悪く、税関の廃棄同意書を書く羽目に
成田に着いたのはJL出発の20分前であった。大急ぎで乗り移って欲しいとキャビン・アテンダントに言われ、荷物はどうなるの?と聞くと間に合うかどうか分からない、念のために書類に住所、氏名を書いてくれという。この時である。そうだ、あのペントハウスはバゲージの底にショッピングセンターで買ったレコードと一緒に忍ばせたことを思い出したのである。
結果はやはり間に合わず、単身我が家に帰ったが、翌日送られて来たバゲージは、誰かがさんざん荷物を穿り返した跡が歴然と。ない、ペントハウスがない。
その代わり、税関の「廃棄同意書」がしっかりと入っていた。
これからは、絶対JLに乗るぞ!
スタンフォード大学
三日目の朝、コンチネンタル・ブレックファーストと言えばかっこよいが、モーテルのおやじさんが小さなパン切れ数枚とコーヒーをくれるだけの食事では頼りないので、道路向い側のデニーズに行く。禁煙席と喫煙席とに分かれていて、田舎の街とは言えインテリの街の片鱗がうかがえる。
気楽な常宿「マーメイド・イン」
少し汗ばむような初夏を思わせる日差しの中をSRIに徒歩で赴く。お昼過ぎには全ての打合せが終わり、一旦モーテルに戻る。マーメイドインにはちゃんと中庭にプールもあって、メキシカンの親子が戯れている。一泊朝食付きで$37。充分日当内でお釣りがくるので今回の出張は赤字にならなくて有難い。
大学のHoover Towerを背景に
(左)Quad Memorial Churchを背景に (右)大学のブックストアにはお土産になりそうなものが
夕刻までスタンフォード大学のキャンバスを散策する。東のハーバードと並び賞される1891年創設の名門校である。ホットパンツとTシャツ姿で教材を入れたナップサックを背負って自転車通学する学生があちこちに見受けられる。ブックストアを覗くと扱う本の多さに驚かされる。丁度ベストセラーの「メガトレンド」が在庫まさに1冊というので買って帰る。スタンフォードのロゴ入りクラッチバックも安くお土産に手頃な価格であった。
(左)写真下部の緑が「Sunnyvale Municipal Golf Course」上部が軍の飛行場 (右)同行のM氏と
翌日は、SRI極東代表のT氏の提案で「Sunnyvale Municipal Golf Course」というシリコンバレイに近いSunnyvale市の経営するパブリックゴルフ場でプレイすることになった。先週カリフォルニア州では珍しく大雨が降り水はけの悪いこの土地のゴルフ場はほとんどクローズド状態。唯一プレイ可能なのがこのサニーベールのようである。すぐ横が軍の飛行場とあってひっきりなしに軍用機が離着陸する。まさにその機体めがけてドライバーを打つ醍醐味はなかなか日本では味わえない。貸しクラブにラージボールという条件もあって成績はいまいちであったが、長い長いコースを堪能した。
木造駅舎を改造したスペアリブが有名なレストラン「マッカーサーパーク」
最後の夜は例によって旧駅舎のレストラン「マッカーサーパーク」。スペアリブがここの名物料理。1ポンドのスペアリブに挑戦する。味が何とも言えぬ甘さとスパイスの香りでいくらでも入る。以後、メンロパークに来ると真っ先にこのスペアリブを味わうことになる。
いくらでも胃袋に入るスペアリブ
帰りのパンアメリカンは定刻を大幅に遅れてサンフランシスコ空港を飛び立った。成田での乗り継ぎが2時間なので、この遅れ様では目一杯エンジンをふかせても1時間程度の乗り継ぎが取れれば良い方だろう。PAとJLは接続しないし、悪くすると成田泊まりかな、とPAのクリッパークラスの座席に身を沈めていろいろ考える。
成田での接続が悪く、税関の廃棄同意書を書く羽目に
成田に着いたのはJL出発の20分前であった。大急ぎで乗り移って欲しいとキャビン・アテンダントに言われ、荷物はどうなるの?と聞くと間に合うかどうか分からない、念のために書類に住所、氏名を書いてくれという。この時である。そうだ、あのペントハウスはバゲージの底にショッピングセンターで買ったレコードと一緒に忍ばせたことを思い出したのである。
結果はやはり間に合わず、単身我が家に帰ったが、翌日送られて来たバゲージは、誰かがさんざん荷物を穿り返した跡が歴然と。ない、ペントハウスがない。
その代わり、税関の「廃棄同意書」がしっかりと入っていた。
これからは、絶対JLに乗るぞ!
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