行ってきました GO TO TRAVELで京都・高山寺
2020.12.11-12
GO TO TRAVEL第3弾は盛りの紅葉も過ぎ去った京都栂尾・高山寺に参拝し、京都竹の郷温泉ホテル・エミナースにホテルステイして温泉三昧のショートトリップ。
12月も中旬ともなれば、紅葉狩りでコロナ禍の中でもあれほどの混雑を見せた京都西郊の三尾地方(高尾、槇尾、栂尾)も人影はまばら。栂尾高山寺(とがのお・こうさんじ)はデューク・エイセスのヒット曲「女一人」に、一番・京都大原三千院に続いて、二番「京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女が一人 大島紬につづれの帯が 影を落とした石畳 京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女が一人」と歌われている古刹。
何故この寺に来たかと言うと、中興開祖の明恵(みょうえ)上人とイタリア・アッシジの聖・フランチェスコが同時代に共に清貧一途の生涯を送ったことから、同寺と同教会がヨハネパウロ二世の祝福を受け、世界初の異宗教間の兄弟教会の約束が結ばれ、相提携して世界平和のため活動しているという間柄に興味を持ったからである。
小鳥やリスも描かれている明恵上人の「樹上座禅像」 ジョットが描いた「小鳥に説教する聖フランチェスコ」
私がアッシジの聖フランチェスコ教会を訪れたのは、1996年の春。翌日から街一番の大きな祭り、春の訪れを祝う「カレンジマッジョの祭り」という日で、教会のジョットによるフランチェスコの生涯の28場面が描かれた「泉の奇跡」「小鳥への説教」等を楽しんだ。しかし、その翌年の秋、アッシジは2度に渡る直下型大地震に見舞われ、甚大な建物崩壊による人的・文化財的被害を受けた。その後、長い期間をかけてこの貴重な歴史・文化遺産が修復され、今日再び見ることが出来るようになったことは喜ばしいことである。
イタリア・アッシジの町 街の広場 翌日からのお祭りで少年たちも準備に勤しむ
さて、高山寺の創建は、774年光仁天皇の勅願によって開かれ「神願寺都賀尾坊」と称したと寺伝にある。寺号は1206年明恵上人が後鳥羽上皇からこの地を与えられ「日出先照高山之寺(ひいでてまずこうさんをてらすのてら)」の勅願を賜ったとある。
高山寺を言えば、国宝「鳥獣人物戯画絵巻」が有名であるが、これより寺内を写真で案内しよう。
バス停と駐車場に近い裏参道からお寺へ 枯れかけの紅葉の葉の絨毯を踏みしめて
明恵上人が後鳥羽上皇より学問所として賜った国宝「石水院」とその庭
西南長押の富岡鉄斎の額「石水院」紅葉の季節は窓外真っ赤 国宝「鳥獣人物戯画絵巻」(交・乙・丙・丁4巻からなる)
南面長押の後鳥羽上皇勅願「日出先照高山之寺」(鎌倉時代)の額 「遺香庵」茶祖としての明恵上人の報恩
明恵上人が栄西禅師寄贈の茶種を栽培 日本最古の茶園 「開山堂」からの眺め 所々に紅葉の名残が
明恵上人御廟 御廟前には一段と燃えるような紅葉
真新しい仏足石 金堂(本尊・釈迦如来像)
人影のない金堂前の石段の続く金堂道 参道前の「とが乃茶屋」の山菜そばは絶品!
参拝の後は、竹の郷温泉ホテル・エミナースで翌日正午まで温泉三昧。GO TO TRAVELと地域共通クーポンのお陰で、一人5000円ほどで一泊2食&温泉三昧の旅が楽しめました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます