先ほど見た(2014年1月19日9:00)、NHKスペシャル「アルツハイマー病をくい止めろ!」の内容のインパクトは大きかった。
今までアルツハイマー病にかかると治らないと言われ、レーガン元大統領もアルツハイマー病で亡くなっている。
しかも、ガンと違い病気の進行は徐々に進み、体は元気だが記憶力がなくなり、末期には家族も他人も見分けがつかなくなるため、家族の精神的肉体的負担は非常に大きくなる。
そのため、ガンよりも家族に及ぼす影響が深刻と言う人もいる。
番組では、アルツハイマー病関係の研究の進展状況や新薬の開発状況を紹介していた。
新薬等は、アルツハイマー病の進行を止める薬の開発が進行していることが報告されていた。
そして、アルツハイマー病が、アミロイドβが脳の神経細胞に蓄積した後、アミロイドβによって傷ついた神経細胞から、タウタンパクが神経細胞に入り込み、神経細胞を死滅させることも分かっているという。
即ち、アミロイドβが直接の原因でなく、アミロイドβが蓄積した時に作られるタウタンパクが、神経細胞を破壊しアルツハイマー病を引き起こす。
アルツハイマー病は、発症の20年以上前から、アミロイドβが蓄積し始め、発症の少し前からタウタンパクが作られ始めることがわかったという。
日本では、薬と全く違った方法で、アルツハイマー病の進行を食い止めようとしていて、効果を挙げている。
アルツハイマー病は、記憶をつかさどる脳の海馬の神経が破壊されて脳が萎縮して発症する。
ところが、運動しながら頭を使うと、神経細胞が新しく作られることがわかったというのだ。
筋肉を使うと成長ホルモンが出る。
そこで、アルツハイマー病で失われる脳の神経細胞の分を、運動しながら脳を刺激することで、新しい脳の神経細胞が出来ることで補おうということらしい。
現実にこの方法を、軽度のアルツハイマー病患者の集団に試験的に実施したところ、一年後、軽度のアルツハイマー病患者の記憶力は大きく向上し、脳の萎縮は無いという。
この事実は、アルツハイマー病のみならず、健常者にも当てはまることかもしれない。
我々が、運動しながら頭を使うと、記憶力が向上する可能性があるかもしれないと思うのだが。
軽度アルツハイマー病の人に行った運動療法は、例えば、歩きながら100から7(3でも可)ずつ順番に引いていくことをしながら運動を続けるというものだ。
だから、歩きながら、100-93-86-79-72-65-・・・と順に7ずつ引いた数を勘定しながら歩くのだ。
すべて終われば、100以外の違う数字、例えば103から繰り返せばよい。
頭を使う方法は、いろいろ自分で工夫出来るだろう。
7という数字は、計算が複雑になりやすいのでよく使われる。
2とか5では、引き算が簡単すぎて効果がうすいのかもしれない。
その他、次のようなことも指摘されていた。
(血糖値が高いとアルツハイマー病になりやすいということだろうか?)
数十年前と比較して、アルツハイマー病の発生率が6倍?近く高くなっている。(久山町?)
その原因は食生活の変化の可能性が考えられるという。
そういう意味でも、甘いものの過剰なとりすぎは良くないようだ。
質のいい睡眠をとると、アミロイドβが排出される。
その意味で、睡眠不足もアルツハイマー病の促進因子の一つとして関係する可能性があるかも知れないのだろう。
参考
アルツハイマー病
http://tmin.igakuken.or.jp/medical/14/alzheimer2.html
アルツハイマー病と耐糖能異常:久山町認知症研究http://www.rouninken.jp/member/pdf/18_pdf/vol.18_01-23-06.pdf
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今までアルツハイマー病にかかると治らないと言われ、レーガン元大統領もアルツハイマー病で亡くなっている。
しかも、ガンと違い病気の進行は徐々に進み、体は元気だが記憶力がなくなり、末期には家族も他人も見分けがつかなくなるため、家族の精神的肉体的負担は非常に大きくなる。
そのため、ガンよりも家族に及ぼす影響が深刻と言う人もいる。
番組では、アルツハイマー病関係の研究の進展状況や新薬の開発状況を紹介していた。
新薬等は、アルツハイマー病の進行を止める薬の開発が進行していることが報告されていた。
そして、アルツハイマー病が、アミロイドβが脳の神経細胞に蓄積した後、アミロイドβによって傷ついた神経細胞から、タウタンパクが神経細胞に入り込み、神経細胞を死滅させることも分かっているという。
即ち、アミロイドβが直接の原因でなく、アミロイドβが蓄積した時に作られるタウタンパクが、神経細胞を破壊しアルツハイマー病を引き起こす。
アルツハイマー病は、発症の20年以上前から、アミロイドβが蓄積し始め、発症の少し前からタウタンパクが作られ始めることがわかったという。
日本では、薬と全く違った方法で、アルツハイマー病の進行を食い止めようとしていて、効果を挙げている。
アルツハイマー病は、記憶をつかさどる脳の海馬の神経が破壊されて脳が萎縮して発症する。
ところが、運動しながら頭を使うと、神経細胞が新しく作られることがわかったというのだ。
筋肉を使うと成長ホルモンが出る。
そこで、アルツハイマー病で失われる脳の神経細胞の分を、運動しながら脳を刺激することで、新しい脳の神経細胞が出来ることで補おうということらしい。
現実にこの方法を、軽度のアルツハイマー病患者の集団に試験的に実施したところ、一年後、軽度のアルツハイマー病患者の記憶力は大きく向上し、脳の萎縮は無いという。
この事実は、アルツハイマー病のみならず、健常者にも当てはまることかもしれない。
我々が、運動しながら頭を使うと、記憶力が向上する可能性があるかもしれないと思うのだが。
軽度アルツハイマー病の人に行った運動療法は、例えば、歩きながら100から7(3でも可)ずつ順番に引いていくことをしながら運動を続けるというものだ。
だから、歩きながら、100-93-86-79-72-65-・・・と順に7ずつ引いた数を勘定しながら歩くのだ。
すべて終われば、100以外の違う数字、例えば103から繰り返せばよい。
頭を使う方法は、いろいろ自分で工夫出来るだろう。
7という数字は、計算が複雑になりやすいのでよく使われる。
2とか5では、引き算が簡単すぎて効果がうすいのかもしれない。
その他、次のようなことも指摘されていた。
(血糖値が高いとアルツハイマー病になりやすいということだろうか?)
数十年前と比較して、アルツハイマー病の発生率が6倍?近く高くなっている。(久山町?)
その原因は食生活の変化の可能性が考えられるという。
そういう意味でも、甘いものの過剰なとりすぎは良くないようだ。
質のいい睡眠をとると、アミロイドβが排出される。
その意味で、睡眠不足もアルツハイマー病の促進因子の一つとして関係する可能性があるかも知れないのだろう。
参考
アルツハイマー病
http://tmin.igakuken.or.jp/medical/14/alzheimer2.html
アルツハイマー病と耐糖能異常:久山町認知症研究http://www.rouninken.jp/member/pdf/18_pdf/vol.18_01-23-06.pdf
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