散歩者goo 

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昨日記160131日(横尾忠則現代美術館 芝田町画廊)

2016年02月02日 21時48分53秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
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31日は午後から横尾忠則現代美術館に行った。
昨年7月に横尾忠則現代美術館の企画展に行ったときに、招待券がおまけでついてきた。
その招待券は、31日に行った「横尾忠則 幻花幻想幻画譚」の招待券だった。
この日は、オープンスタジオコンサートが行われた。
尼崎芸術文化センター管弦楽団のメンバーによる,シューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調が演奏された。
初めて聞く曲だと思っていたが、第三楽章のテーマは記憶があるように思った。
尼崎芸術文化センター管弦楽団は佐渡裕が芸術監督を務め、世界からオーディションで楽団員を募集することで知られ、評価が高いと聞いているので、その音に期待した。
演奏は最初少しぎこちなかったが、すぐに調子を上げ、素晴らしい演奏だった。
2本のチェロの迫力は素晴らしかった。
バイオリン、ビオラ、チェロの絡みや掛合は素晴らしく、弦楽五重奏を堪能した。
こうした弦楽四重奏や五重奏は各メンバーの演奏の力量が揃うことが必要だし、曲の解釈も統一されてなければならないので、かなり高度な技量が必要となる。
ソリストレベルの力量と、メンバー同士の調和や一体感が必要となるのだろう。

この曲は、ラジオやTVでも聞いた記憶はなかった。
クラシックの演奏会には、経済的な問題もあって最近は行っていないし、学生時代やサラリーマン時代でもよく行った時期でも、月に一回も行かなかった。
20歳から40歳までは、残業が多くいけなかったことが多かった。
そんな訳でこの曲にはなじみがなかったが、この日聴いた感じでは、演奏者がいうように名曲の一つに違い無さそうだ。
曲もよく、演奏も素晴らしく、素晴らしいひとときを過ごすことができた。
ただ、通常の演奏会と違い、どれだけクラシックファンがいたのか、多少気になった。
というのは、演奏後の拍手が、素晴らしい演奏に対し、かなり控えめだったことだ。
いずれにせよ、このコンサートには、大満足した。

演奏会終了後、展覧会を見て回った。
1974〜75年に新聞連載された瀬戸内晴美(寂聴)による時代小説「幻花」の、挿絵の原画展である。
原画は、横尾忠則氏である。
イラストには詳しくないので、何とも言えないが、横尾氏の描画技術と創造的なイメージの才能はよく読みとることができた。

美術館を後にして、梅田に戻ったので、梅田の芝田町にある芝田町画廊に行った。
自遊展という形式で開催されているアンデパンダン形式の、緩い感じの展覧会であった。
オーナーとひとしきり話して、帰ろうとするときに、コレクターのF氏が来たので、F氏ともしばらく話してからギャラリーを後にした。
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