散歩者goo 

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メジロがさえずっている。

2016年02月16日 12時17分31秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
今朝は寒くなったが、日差しは春を感じさせる。
先ほどまで、いつも来るメジロが縁側でミカンと格闘していた。
メジロが縁側の餌台でミカンやバナナをついばんでいる時は、歩き回ったりしないようにしている。
最近は、いつも来るメジロは。かなり慣れて、居間で食事をしたり、新聞を読んだりゆっくりと立ち上がっても、縁側の餌台で横目に私の行動を注視しながらも逃げなくなった。

いつも来るメジロには連れ合いがいるようで、もう一羽は裏庭の金柑の枝や椿の枝の間を飛び回ったりしているが、たまに一緒になって、慣れたメジロはミカンをついばみ、もう一羽はバナナをついばんだりしていることがある。
しかし、慣れていない連れ合いのメジロは、私が新聞を読んだり、食事の時に丼鉢をもって食べたりするとすぐに金柑の枝に逃げる。

私の住む戦前からある長屋の6畳の居間は畳敷きで、その向こうに縁側と便所に囲まれた坪庭があり、そこには2mを超す金柑や鉢植えの椿に防火用水後に植えた巨峰や、近所に居た叔父さんの家から株分けしたデラウエアが植えてあるが、今は冬なので金柑と椿のみが青い葉をつけていて、椿は今日開花した。

私の朝食は、長屋の居間は畳敷きで、台所からトレイに入れて持ってきた副食の温野菜の入った丼鉢やパンを畳の上に置いて裏庭を見ながら食べている。(食卓兼用のやぐら炬燵は横にあるが使っていない。)
従って、メジロから私を見れば、見慣れていないと、私が畳に置いた丼をとって口元に運んだり、パンや牛乳をとったり、蜂蜜を塗ったりすることは、攻撃に移るのかもしれない。
いつも来るメジロは、一応たまに私の方を見ながら、何事もないようにミカンをついばんでいる。

今トイレに行くと、メジロのさえずりが聞こえてきた。
多分慣れたメジロが、我が家の屋根の上か、その近くに止まって、降り注ぐ太陽に心地よくなりミカンもたっぷり食べて満足し、歌い出したのだろう。
その鳴き声は、声は小さいがヒバリに似ていて非常に複雑なさえずりであるが、いい声で鳴いていて聞いていて楽しくなる。
私は縁側でしばらく、そのメジロのさえずりに耳を澄ませた。
早春の日を浴び、屋根の上で胸を張り縄張りを主張するため、大きな口を開けて楽しそうに声を張り上げるメジロの姿が目に浮かぶようであった。

我が家に来るメジロのカップルは、頻繁に来ていて、しかもよく食べる。
バナナは4-5cm程度のヘタを半分むいておいておくが、数時間で半分程度になっている。
ミカンも一部の皮をむいておいておくと、むいた部分の実をつつきまくって、果肉が減ったら、まだつついていない部分の皮をむいてやるのだが、4-5日もすればミカンの果肉はほとんどなくなる。
こんな状態なので、最近過保護ではないかと思うようになった。
野生動物の餌付けについては、いろいろな意見があるが、ケースにより違うのだろう。
サル、鶴、コウノトリ、猫、カラス、スズメ、鳩・・・・
我が家のメジロは4-5年前から金柑の枝にミカンやリンゴやバナナを刺していたことが始まりである。
ある時は、ヒヨドリが金柑の枝にエサがあることを覚えて、メジロより先に来たり、メジロを追い払っててメジロの餌を食べてしまうことが多かった。

今回のように、本格的に縁側にエサ台を置いたのは初めての事だが、今後来シーズンにどう影響するのか観察したい。
必要以上に、メジロを手なずけたりするつもりはなく、野生のまま来シーズンも来てくれるようにしたいと思っている。
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