ビュービューと風がうなっている。
私の部屋の前は広い畑である。風当たりが良すぎて恐ろしさを感じる。この時間帯でこんな感じなので夜はもっと凄くなるのだろう。逃げる場所を決めておこう・・・
水と電池は用意した、食べ物は次男が持ってきてくれたパックご飯が1週間分はある。
昨日まで外を飛び回っていたので忙しさに紛れて一日を過ごしていたが、外に出られなくなった今日はどうして一日を過ごしていいのかパソコン相手しかない。
洋裁をしたいが道具がない、本もない、あるのはパソコンだけなのだ。
することがないのでスマホで部屋の写真を撮って載せることにした。
台所やお風呂は今日は暗すぎて写せない居間だけ電気をつけてPCの効果を利用して明るくしてみた。
収納は結構あるが、台所が問題である。料理など出来る場所ではない。
一応テーブルも二人分椅子が着いているが、コンセントの位置が悪くて延長コードがないとPCも使えない。
以前ベットから落ちて鎖骨骨折をした経験があるのでしっかり柵を置いた。
家族写真を飾って私は一人ではないよと言い聞かせている。(強がってはいてもこれが本音)私以上に気弱になっているのは与作爺であろう。彼の気持ちが一番分かっているのは私だがここで情にほだされては元も子もなくなってしまう。
ここまで来てしまったら元の木阿弥にならないよう見てみないふりしかないのである。
昨日も電話で「台風が強いらしいので家のことが心配で一人では何も出来ないから一晩だけ帰ってきて欲しい」と言う
「私が居ても台風の予定は変わらないのよ。」と冷たい返事をした。その後は電源を切る。痛みとか怖さに超弱い末っ子根性はいくつになっても直らないようだ。
爺よ大型台風を乗り越えろ!と祈るしかない。私だって知らない小さな部屋で一人で頑張っているんだよ。~~~~