朝の歩行練習を済ませ朝食の後パソコンに向かっている時電話が掛かってきた。与作爺かなと画面を見ると何とめずらしい人の名前が目についた。
50歳の頃私の革工芸教室に来てから十数年お付き合いがあり、海外旅行などを楽しんだ仲間だったのである。あれから三十数年が経っているもちろん私のスマホアドレスなど知る由も無い 何故?名前はDさんという
「もしもしDさんしばらくね」・・・・「エッ?誰?どこにかけたのかしら?」相手はしどろもどろの状態である。
「私よレザーの古屋です、しばらくね」・・・「あっ!先生なのどうして掛かったのかしら?」という状態で本人の言うには娘のところに架けたのが私の所に繋がったという。
話をしているうちに健康状態が芳しくない様子で言葉がはっきり出てこない。とにかく歩けないので外に出られないという。ただ懐かしく昔の楽しかった頃の話をするが時々話が混線してしまう、又間違いでいいから電話をちょうだいね・・・で終わる。
何故私のスマホの電話番を知っていたのか とうとう分からなかったが声を聞くことが出来て嬉しかった。私の方が興奮してしまったあの元気な頃を思いだして・・・・
レザー仲間と海外旅行を楽しんだ頃の写真を載せようと探してみたがここには何もない。過去は全部自宅にしまってきた。
新しい生活がここで始まっているのだからそれで良し・・・今朝の歩行練習で撮ったスマホ写真・・・朝の光を求めて
今からの楽しみを見つけよう。でも時々間違い電話も欲しいなぁ~