「小皇帝」と言う言葉をご存知であろうか。中国の子供たちのことである。一人っ子政策で親に大事にされた中国の子供たちを中国ではそう呼んでいるそうだ。日本でも一人っ子にありがちなワガママや強度の依頼心が恐ろしく強い子供たちのことだ。
中国にはまだ徴兵制がある。その訓練を親が見学し行軍の途中で倒れる我が子を見て、部隊隊長にクレームを言う親の数が激増しているそうだ。
ここまで中国の病巣は深い。が、一方その見栄を張る性格は益々ひどくなっているようだ。先日のステルス機の発表、実用化はまだまだのようである。外交のうまさは中国のお家芸ともいえる。米大統領と自国の総書記との会見時にステルスの試作機を飛ばし、交渉に圧力をかける。古典的ではあるが、古典的と言うことはそれだけ有効だから古典として生き残ってきた方法でもある。先日このblogで私が見透かしたように、産経新聞によると米国の情報アナリストたちはとっくに見透かしていたようだ。
イスラエルのラビ「もどき」のJ10も米国に睨まれることを良しとしないイスラエル側の事情もあり、「もどき」のようだ。ロシアとの事情はもっと複雑で、中国がロシアの兵器のコピーでロシアの市場を荒らしていることもあり、表向きは良好でも裏では相当熾烈な状況のようだ。その裏づけの一つとして、中国の空母に搭載する艦載機の訓練がまだ行われていないことにある。訓練どころか艦載機すらないのではないだろうか。中国からロシアにスホーイ33or35のオーダーがあったことは4年ほど前に問題となった。しかし、未だに発・着艦訓練が行われていない。空母への発・着艦訓練は陸上では出来ない。
中国の軍事力の報道は日本のマスコミが軍事音痴であることも手伝い大げさになる傾向が強い。
日本は「交戦規定」の改定を行うことが先である。