全柔連がまたまた物議をかもしている。あまりにも常識との乖離が目立つ。が、本人たちはそのおかしさに気付いていない。ある共通項に気付くのは私だけだろうか。田舎の連中と話をしている時の感覚に似ている。「法律なんて言っていたら何もできん」と言う奴である。そうだ法を無視しては何もしてはいけないと言うのが日本国内で活動する前提である。まして助成金を受領している団体である。その資金の使い方に厳しくなるのは当然である。
全柔連の言い分がネット上に公開されているが、その言い分、とてもビジネス文書としての体裁を採っていない。また第三者委員会の「第三者」の意味が理解できていないのではと疑いたくなる。
はっきり言ってこの文書は全柔連が「無能」であることを証明している文書である。それも田舎の酒の席で酔っ払い相手に講釈しているような文書である。「俺に言わせればそんな細かいことなどよりも・・・・・」と酔っ払って反論しない相手に一席ぶっている調子の文章である。
「柔道だけでなく他のスポーツも・・・・」と言う文言があったが、不良少年の言い訳と何処が違うというのか?
「これは理事の一人が書いた文書で理事会の総意ではない」との反論が予想できるが、その通り理事の一人が書いた文書でなければ、全柔連の総意としての文書では余りにもお粗末すぎる。感想文を第三者委員会に要望しているとしか思えない。メモの類である。
そんなに面倒ならもう助成金など必要ないと、「公益」認定を返上し一般財団法人になることをお勧めする。助成金は、元は税金である。その使用に細かい制約がつくのは当然である。
これが「武道」の正体である。法律を無視し遵法精神などいい加減に扱う「武道」とやらの姿だ。一種の国際条約に等しい「オリンピック憲章」も無視する。暴力的指導をこのオリンピック憲章は否定するも「武道」だからと言ってなし崩しにしてきた。その延長線上にある事例の一つとして、セクハラ理事の刑事訴追が受理された。その最中この第三者委員会への要望である。
自浄作用により全柔連の解体的出直しを期待できるのか?