カーター米国防長官は27日、メリーランド州の海軍兵学校の卒業式で講演し、南シナ海で軍事拠点化を進める中国について「自国のルールで動き、国際的なルールを損ねている」と強く批判した。
米国のアジア重視政策を明確にするため、最新鋭のステルス駆逐艦を派遣するとも言明した。
カーター氏は、中国による軍事拠点化は「地域の向かう方向から外れている」と非難。中国が「孤立を招く万里の長城」をつくることになりかねないと懸念を示した。
また、「中国では(南シナ海問題に関与する)米国をよそ者だとする論調があるが、米国は何十年にもわたりアジア太平洋地域に利害関係を持っている」と反論した。
中国が南シナ海問題を切り離して米中関係を深めようと提案していると指摘した上で「それはできない。中国は規範に挑戦している」と述べた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160528/wor1605280035-n1.html
米国は明文化された法や条約は厳守する国である。解釈の余地があると自分に都合よく(ドラエモンのジャイアンみたい)解釈するが、ここが法を遵守しない中国や南北朝鮮と他の国(欧州や南米、中東、東南アジア等)との大きな差である。サミットで国際海洋法を守らない中国の南沙問題の対策のコンセンサスがとれたためか米国が早速動いた。
「領土的目的はない」としたヤルタ会談(トルーマン、チャーチル、スターリン、)の精神を米国は遵守している。この時千島列島はソ連領と決まった。北方領土は千島列島ではない。これは日本領の樺太北部と千島列島との交換時の1875年の千島樺太交換条約でも証明できる。露国は「第二次世界大戦の終戦が9月2日であり、8月15日でない」と主張しているが、国後島への軍事活動は9月2日以降だったではないか。
この時(8月16日以降)再武装し北海道を守ったのが樋口季一郎中将である。満州でユダヤ人3万人強(人数は諸説ある)を救った方でエルサレムのゴールデンブックの上から4番目に名前が記されている方である。キスカ島脱出作戦の陸軍側の最高責任者である。
樋口季一郎中将
この北海道防衛戦をスターリンが「許せない樋口中将を引き渡せ」とGHQのマッカーサー司令官に申し入れし、鼻で笑われたではないか。
中国共産党の現状は盧溝橋事件の前夜に似ていると仰られる内務省→警察庁の幹部の方が居られたが、その時も中国人は一枚岩ではなかったそうだ。鬼籍に入られたので改めてお聞きできないことが残念でならない。
共産幹部なんか中国で死ぬ気なんか無いでしょ。外国に数千億も溜め込んでるに、それパーにする訳無い。 との書き込みがあった。現在中国本土から共産党の幹部が国外へ大量に脱出しているようだ。中国の経済や治安等はそれ程よくないと言う事か?
共産主義国家なのにパナマ文書に記載されている名簿の国籍で一番多いのが中国、2番目に多いのが香港、これが中国共産党の実態である。中国人の民族性かもしれない。
南沙問題については中国軍が米軍に一発でも撃てば、中国が保有する膨大な米国債が紙切れになる。国債の固有番号とその所有者を国際マーケット取引時に全て米国は押さえている。中国所有の国債だけ狙い撃ちできる。
中国国内の問題で弱みを見せられない習近平総書記は身動きできないのではないか?来年の米大統領選後も90日ルールで前政権の政策が引き継がれる。
今回のズムワルト級ステルス駆逐艦の1隻には、レールガンが装備されているようだ。雨の少ないペルシャ湾派遣の駆逐艦にはレーザー砲を搭載。米軍は新兵器の実験を行なう気満々のようだ。
レールガン
レーザー砲
ズムワルト級ステルス駆逐艦