きのう、おとといの続きです。
ザ・ウィットワース美術館 the Whitworth Art Gallery 、マンチェスターの美術館です。
広大な公園、ウィットワースパーク Whitworth Park の一隅にあります。
(上の写真の鉄パイプ造形も、アートです)
特別展の展示方法が変わっています。
テーマごとに、作家、作風、テクニック、時代等、いっさい無視して壁を埋めつくすように展示してある絵画部門。
これは風景画コーナー。
奥に座り込んでスケッチしている2人は美術学生のようです。イギリスの美術館、博物館ではよくみかける光景です。
これは肖像画コーナー(ごく一部)。
すっごくおしゃれだけど、実はものすご~く見にくいのです。
作品に番号すら振られてないので、渡されたA4サイズのカードに印刷してある番号入り壁面図をたどりながら作者とタイトルを判別していくというわずらわしさ。しかも作品の解説は裏面!
夫は案内のボランティアに苦情を言って、署名入りで「入館者の意見」を書くように言われました。
ボランティアによれば、文句を言っていた人は多数いたにもかかわらず「意見書」に記入をすすめられて実際に書く人はごくわずか。その日はうちの夫1人だけだったそうです。
とはいえ、来館そのものはとても楽しめたし、作品もすべて堪能しました。
これもお笑いです。
すぐ後ろが大きな窓で、「イングリッシュ・ガーデン」の広がる、明るい外の風景が額のガラスに写り込んじゃって、肝心の暗い色調の名作油絵がまったく、というほど見えません!!!!
ボランティアの案内員が「この位置から見るように」と来館者ひとりひとりに、5歩下がった斜め45度の、絵が見やすい位置を指し示していました。
展示場所、変えたら?
鏡があったので記念撮影。
謎のふわふわアート
孔雀の羽を贅沢に使っています。
私の好きな常設展示作品。
「イングリッシュ・ガーデン」のある庭園では集団のフラフープ体操がはじまりました。
(ボランティアの案内員は、当館とまったく関係ない自発的な集まり、と言ってました)
外の公園では、秋晴れの休日を楽しむ人たちと、
中世の槍合戦、えっ?何合戦?
先のとんがってない槍ですね・・・突かれたら死んでます・・・を楽しむ大勢のグループがいました。
お芝居の稽古でしょうか、いや、違う・・・女性もいました。
オタクの集団かもしれません。
硬いウレタンのあん馬のようなものが公園中に散在しています。
アートプロジェクトの一環かもしれません。
勝手に座っていいみたいです。
盗まれないよう地面に打ち付けてありました。
ウィットワース・パークと ザ・ウィットワースは、マンチェスター・シティ・センターからバスで10分。
40番台のバスはすべて、すぐ前を通ります。
美術館の入場は無料、カフェがおすすめです。(10月2日の本欄を読んでくださいね)
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