今までに、特にストックポートに関しては見栄えのする写真ばかり掲載してきたストックポート日報ですが、今回はイギリスの一都市の真実として....
景気の悪い話題をお送りします。
私がボランティアでお手伝いをしている、チャリティショップ charity shop、オックスファム Oxfam のある通 り、プリンスィス・ストリート Prince's Street......

ごらんのとおり オックスファムの両隣は空き家です。
この通りにやたらに見かけるものを列挙します。
まず、シャッターのしまった空き店舗。
メインのショッピングエリアの裏側に 平行に走る昔ながらの商店街です。
かつて、ストックポートの買い物客を吸引していた 3大全国展開デパート の裏側の出入り口がそれぞれこの通りに面していた(後述)それなりににぎやかだった通りなのです。
観光地でも大都市でもなく、それでも都市としての機能が充実しているイギリスの典型的な近郊都市の商店街の急激な衰退、見る見るうちにしょぼくなっていく通りの写真をおめにかけます。

オックスファムの向かいの開き店舗です。
以前はテレビで宣伝もしている自然食品/化粧品を販売する全国展開のチェーン店が入っていました。

この後ろにあるメインのショッピングエリアに移転して繁盛しているようです。
あらためて眺めてみると驚きです。あきやになってたったの2年ちょっとでこんなにボロボロに。
ショーウィンドウにやたらに流行遅れなウェディングドレスと金ぴかカクテルドレス、それにインドの花婿が着るようなガウンが飾ってあります。
古着屋かなにか、地元のビジネスの宣伝に空き店舗のショーウィンドウを利用しているのかとも思ったのですが何も書かれていません。
何のつもりでしょうか。寂寥感をいや増すディスプレイです
金曜日の霧雨の降る午後3時過ぎに撮った写真です。
すべての写真に必ず、最低一軒は空き店舗が写っています。
チャリティショップ。

上の写真の、右に2軒、左に一軒空き店舗に挟まれたカンサー・リサーチ Cancer Reserch は がん研究のための基金を集めるためにオックスファムと同様、一般の人々から不用品の寄付を募って販売しています。
この店舗はあまり質の良くない品を格安の値段で販売していることでしられています。
(表通りにもう一軒あるカンサ―・リサーチでは比較的品質の良いセカンドハンド品がきれいにディスプレイされてそれなりの値段で売られています)
チャリティショップは全部で5軒。
かけ事代行店 bettinng shop

かけ事代行店 が繁盛している町は失業率が高いという正規の統計があります。
このかけ事代行店は競争のがはげしさのため(?)いつの間にか閉店しています。ほかに2軒営業中です。
ウィナーズ(大当たりした人たち)というそそる名前の、大人のためのゲーム・センター。

スロットマシーンなどギャンブルマシーンが設置されています。
かけ金は少額でもハマると失業者が一週間の生活費を半日でスってしまうこともあるらしい「現代の社会悪の一例」的なビジネス...
そして、質屋 pawnbroker

昔からこの通りは伝統的な質屋が多かったらしいのです。
お金に困って質屋通いをする人たちが目当てで、この通りにかけ事代行店、パウンドショップ、チャリティショップ、キャッシュジェネレーター、安売り衣料/アクセサリー店など景気の悪そうな、経済的に余裕のない人たちが利用するビジネスが軒を並べるようになったのでは、と私は勝手に思っているのですがどうでしょうか。
景気が悪いこの通りのすぐ後ろには近代的な総合レジャー施設、レッドロック Redrock が威圧的にドッカーンとたっています。

「連合王国で一番見苦しい建築物大賞」の栄冠に輝いたレッドロックについて書いた記事のリンクです!☟
タウンセンターの現代建築に輝く栄冠!王国で一番見苦しい建築物がストックポートにあり!!!
この通りでたぶん一番繁盛していた店だと私が勝手に思っていたパウンドショップ pound shop (1ポンド均一店)のチェーン店、パウンド・ワールド Pound World が閉店した時はたまげました。

パウンドショップは不況の現在 どこも繁盛しているように見えますが、この業界もやっぱり競争が激しいのでしょう。

閉店したのは、おり悪く後ろのレッドロックがオープンして間もなくのことだったと思います。
鳴り物入りでオープンした総合娯楽施設、レッドロックの入り口近くに床面積の広いもとパウンド・ショップのがらんとした空き家!
ストックポートの景気の悪さをこれでもか、とアピールしています!
レッドロックのオープンに際してこの通りにもべンチや花壇を設置し レンガ色のタイルで歩道も舗装、ストックポートは周りの「フェイスリフト」に心を配っています。
しかし、寂れてうらびれた通りの景気を盛り返すことは不可能です!
なぜかネイルサロンも4、5軒あります。

ネイルアーティストもネイルアートにお金を使うのも労働者階級の若い女性が多いようです。
ネイルサロンは もとで いらずで比較的簡単に始められると聞きました。
成功するのはそれほど簡単ではなさそうですね、経営者がしょっちゅう変わります。
ネイルアーティストは圧倒的に中国人が多いです。
客も中国人技術者を希望する人が多いのです。
キャッシュ・ジェネレーターも5軒はあるはずです。
上の写真の、パウンド・エンパイヤーの隣の 赤い看板の店舗がその一つです。
キャッシュジェネレーターは持ち込んだ宝石、携帯電話、コンピューター、ブランドものバッグなどの品物をその場で買い取ってくれる店です。
品物を抵当にお金を借してくれる質屋とはちょっと違いますね。
私がよく利用する、全国展開のオフィス対応の事務、文具店は見事なアールデコ建築の店舗です。

ほかにも数多くあるアールデコ建築。
代表的なのはもとマークス&スペンサー Marks & Spencer の現在空き店舗。

正面入り口は建物の反対側、メインのショッピングストリートに面しています。
年配の人たちは 親しみを込めて「マークス」と呼んでいます。
近頃はM&S(エメンデス)という名前で通っています。
100年以上の歴史のある、質の良いオリジナル製品ばかりを比較的安価な値段で提供してきた老舗デパート。
私がイギリスに来たばかりの時は年配の消費者の圧倒的な支持を集めていた庶民派デパートだったのですが いつのまにか、独自のほどほどに高級な流行ものを売る店に様変わり。
最近は、マダム風年配女性の心をとらえる路線に軌道修正、少しは盛り返してきたものの、オンライン・ショッピングの利用者激増の時代の流れにはさからえず 他の多くのデパートと同様、規模を縮小しているのです。
マークス&スペンサーのストックポート店撤退のニュースは「ストックポートのハイ・ストリート(ショッピング街)への死刑宣告だ」とまで言われました。
「マークスがないストックポートには買い物に行かない」と裕福な年配女性がストックポートから離れていきました。

10年ほど前に倒産した、ウールワースWoolworth の建物。

典型的な庶民派デパートでした。
その隣のBHSという人気のあったデパートは 数年前 経済界に大打撃を与えて派手に倒産、現在 建物は数件の安売り店が共同で間借りしています。
かろうじて この通りの入り口そばの角、マージー・スクエア Mersey Square に正面を向けてたつ お買い得品から高級品まで盛りだくさんの品ぞろえのデパート、デべナムス Debenham's は孤軍奮闘、営業しています。

マンチェスター店は閉店危機を回避したとのことですが、ストックポート店、危ういそうです。
皮肉なことにライバル店、マークス&スペンサーの撤退が悪影響を及ぼしているとのこと!
デパートで買い物するのを好む人は 目当てのデパートだけでなく、せっかく来たのだから ほかのデパートものぞいて何か買っていくんでしょうね。
通りの一番最後を飾るしょぼい空き店舗はアールデコの特徴である優美な局面をゆるやかに道の角に沿わせてたつ、中古家具のショールームだった空き家。

右となりはもう一軒の大人向きゲームセンターです。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

景気の悪い話題をお送りします。
私がボランティアでお手伝いをしている、チャリティショップ charity shop、オックスファム Oxfam のある通 り、プリンスィス・ストリート Prince's Street......

ごらんのとおり オックスファムの両隣は空き家です。
この通りにやたらに見かけるものを列挙します。
まず、シャッターのしまった空き店舗。
メインのショッピングエリアの裏側に 平行に走る昔ながらの商店街です。
かつて、ストックポートの買い物客を吸引していた 3大全国展開デパート の裏側の出入り口がそれぞれこの通りに面していた(後述)それなりににぎやかだった通りなのです。
観光地でも大都市でもなく、それでも都市としての機能が充実しているイギリスの典型的な近郊都市の商店街の急激な衰退、見る見るうちにしょぼくなっていく通りの写真をおめにかけます。

オックスファムの向かいの開き店舗です。
以前はテレビで宣伝もしている自然食品/化粧品を販売する全国展開のチェーン店が入っていました。

この後ろにあるメインのショッピングエリアに移転して繁盛しているようです。
あらためて眺めてみると驚きです。あきやになってたったの2年ちょっとでこんなにボロボロに。
ショーウィンドウにやたらに流行遅れなウェディングドレスと金ぴかカクテルドレス、それにインドの花婿が着るようなガウンが飾ってあります。
古着屋かなにか、地元のビジネスの宣伝に空き店舗のショーウィンドウを利用しているのかとも思ったのですが何も書かれていません。
何のつもりでしょうか。寂寥感をいや増すディスプレイです
金曜日の霧雨の降る午後3時過ぎに撮った写真です。
すべての写真に必ず、最低一軒は空き店舗が写っています。
チャリティショップ。

上の写真の、右に2軒、左に一軒空き店舗に挟まれたカンサー・リサーチ Cancer Reserch は がん研究のための基金を集めるためにオックスファムと同様、一般の人々から不用品の寄付を募って販売しています。
この店舗はあまり質の良くない品を格安の値段で販売していることでしられています。
(表通りにもう一軒あるカンサ―・リサーチでは比較的品質の良いセカンドハンド品がきれいにディスプレイされてそれなりの値段で売られています)
チャリティショップは全部で5軒。
かけ事代行店 bettinng shop

かけ事代行店 が繁盛している町は失業率が高いという正規の統計があります。
このかけ事代行店は競争のがはげしさのため(?)いつの間にか閉店しています。ほかに2軒営業中です。
ウィナーズ(大当たりした人たち)というそそる名前の、大人のためのゲーム・センター。

スロットマシーンなどギャンブルマシーンが設置されています。
かけ金は少額でもハマると失業者が一週間の生活費を半日でスってしまうこともあるらしい「現代の社会悪の一例」的なビジネス...
そして、質屋 pawnbroker

昔からこの通りは伝統的な質屋が多かったらしいのです。
お金に困って質屋通いをする人たちが目当てで、この通りにかけ事代行店、パウンドショップ、チャリティショップ、キャッシュジェネレーター、安売り衣料/アクセサリー店など景気の悪そうな、経済的に余裕のない人たちが利用するビジネスが軒を並べるようになったのでは、と私は勝手に思っているのですがどうでしょうか。
景気が悪いこの通りのすぐ後ろには近代的な総合レジャー施設、レッドロック Redrock が威圧的にドッカーンとたっています。

「連合王国で一番見苦しい建築物大賞」の栄冠に輝いたレッドロックについて書いた記事のリンクです!☟
タウンセンターの現代建築に輝く栄冠!王国で一番見苦しい建築物がストックポートにあり!!!
この通りでたぶん一番繁盛していた店だと私が勝手に思っていたパウンドショップ pound shop (1ポンド均一店)のチェーン店、パウンド・ワールド Pound World が閉店した時はたまげました。

パウンドショップは不況の現在 どこも繁盛しているように見えますが、この業界もやっぱり競争が激しいのでしょう。

閉店したのは、おり悪く後ろのレッドロックがオープンして間もなくのことだったと思います。
鳴り物入りでオープンした総合娯楽施設、レッドロックの入り口近くに床面積の広いもとパウンド・ショップのがらんとした空き家!
ストックポートの景気の悪さをこれでもか、とアピールしています!
レッドロックのオープンに際してこの通りにもべンチや花壇を設置し レンガ色のタイルで歩道も舗装、ストックポートは周りの「フェイスリフト」に心を配っています。
しかし、寂れてうらびれた通りの景気を盛り返すことは不可能です!
なぜかネイルサロンも4、5軒あります。

ネイルアーティストもネイルアートにお金を使うのも労働者階級の若い女性が多いようです。
ネイルサロンは もとで いらずで比較的簡単に始められると聞きました。
成功するのはそれほど簡単ではなさそうですね、経営者がしょっちゅう変わります。
ネイルアーティストは圧倒的に中国人が多いです。
客も中国人技術者を希望する人が多いのです。
キャッシュ・ジェネレーターも5軒はあるはずです。
上の写真の、パウンド・エンパイヤーの隣の 赤い看板の店舗がその一つです。
キャッシュジェネレーターは持ち込んだ宝石、携帯電話、コンピューター、ブランドものバッグなどの品物をその場で買い取ってくれる店です。
品物を抵当にお金を借してくれる質屋とはちょっと違いますね。
私がよく利用する、全国展開のオフィス対応の事務、文具店は見事なアールデコ建築の店舗です。

ほかにも数多くあるアールデコ建築。
代表的なのはもとマークス&スペンサー Marks & Spencer の現在空き店舗。

正面入り口は建物の反対側、メインのショッピングストリートに面しています。
年配の人たちは 親しみを込めて「マークス」と呼んでいます。
近頃はM&S(エメンデス)という名前で通っています。
100年以上の歴史のある、質の良いオリジナル製品ばかりを比較的安価な値段で提供してきた老舗デパート。
私がイギリスに来たばかりの時は年配の消費者の圧倒的な支持を集めていた庶民派デパートだったのですが いつのまにか、独自のほどほどに高級な流行ものを売る店に様変わり。
最近は、マダム風年配女性の心をとらえる路線に軌道修正、少しは盛り返してきたものの、オンライン・ショッピングの利用者激増の時代の流れにはさからえず 他の多くのデパートと同様、規模を縮小しているのです。
マークス&スペンサーのストックポート店撤退のニュースは「ストックポートのハイ・ストリート(ショッピング街)への死刑宣告だ」とまで言われました。
「マークスがないストックポートには買い物に行かない」と裕福な年配女性がストックポートから離れていきました。

10年ほど前に倒産した、ウールワースWoolworth の建物。

典型的な庶民派デパートでした。
その隣のBHSという人気のあったデパートは 数年前 経済界に大打撃を与えて派手に倒産、現在 建物は数件の安売り店が共同で間借りしています。
かろうじて この通りの入り口そばの角、マージー・スクエア Mersey Square に正面を向けてたつ お買い得品から高級品まで盛りだくさんの品ぞろえのデパート、デべナムス Debenham's は孤軍奮闘、営業しています。

マンチェスター店は閉店危機を回避したとのことですが、ストックポート店、危ういそうです。
皮肉なことにライバル店、マークス&スペンサーの撤退が悪影響を及ぼしているとのこと!
デパートで買い物するのを好む人は 目当てのデパートだけでなく、せっかく来たのだから ほかのデパートものぞいて何か買っていくんでしょうね。
通りの一番最後を飾るしょぼい空き店舗はアールデコの特徴である優美な局面をゆるやかに道の角に沿わせてたつ、中古家具のショールームだった空き家。

右となりはもう一軒の大人向きゲームセンターです。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。