昨日1日の連合王国全体の感染者数は54,940人。
前日(9日;59、937人)、前々日(8日;68,053)より減っています。週末なのでカウント漏れがありそうです。
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年末、特に大晦日のカウントダウン・パーティに人が集まった影響は、約2週間の潜伏期間を経て1月14日以降にどっと現れるそうですから....恐ろしいことです。
昨日 、牛乳を買いに近所のコンビニエンスストアに行きました。
ロックダウンになって以来、初めての外出です。
ロックダウンの原則はもちろん外出禁止ですが、食料品など、必需品の買い物は許されているのです。
公園を通りました。
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霧雨が降ったりやんだりの寒い日でしたが、公園は子供たちとその親で、けっこうにぎわっていました。
ベンチに座って音楽を聴いている子供のいないカップルもいました。
コロナウィルスのパンデミック、かつてない規模の感染者激増のイギリスです。
感染率が従来のものより7割高いといわれる、ウィルスの変異種が蔓延している今、医療崩壊は目の前です。
ロックダウンになって初めて家の外に出てきた私の目にはなんだかのんびり....にうつりました。
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(1時間以上いてはいけない、飲食禁止、ソーシャルディスタンシングの実行など、ロックダウン対応の表示がありました)
世界に先駆けたワクチン接種大プロジェクトが急ピッチで進行しています。
2月末までに80歳以上の高齢者すべてに接種が完了するまでの時間稼ぎの必死のロックダウンです。
それ以後は感染者は増えても、病院に急送される重傷者は激減するはずです。
医療、介護関係者と、自己隔離が難しい基礎疾患のある人たちの接種も並行して進んでいます。
9月までには18歳以上の大人全員が接種を完了することになる予定です。
そのずっと以前に1日の感染者が15万人で打ち止め.....になるはずなのだそうです。
.....感染拡大を今とめないと、接種が間に合わずに重症化する人や亡くなる人の数の増加がとまらない!!
それなのに、ロックダウンの決まりを守らない人が実に多いらしく、昨日、一昨日とテレビニュースのもっぱらの話題です。
政府保健相のマット・ハンコックが「ちょっとぐらいいいや、という気のゆるみが人命にかかわる」と言っていたテレビのインタビューがたびたび放送されました。
「自分が感染しているつもりで行動せよ」という新しい行動規制標語も気が利いています。
たしかに緊張感があった3月の最初のロックダウンの時とは違い、今回は本当に必要なのかどうか傍目にはわからない用事で出歩く人が実に多いらしいのです。
....と言っても、運動や買い物のために出歩いてもいいのですから規則違反を摘発するのは難しそうです。
第一、前回と違いロックダウンとは言っても仕事に行く人がとても多いので、外出の制限そのものがとてつもなく難しくなっているようです。
ピークディストリクトの景勝スポットで飲み物をもって歩いていた若い女性2人が警官に呼び止められてそれぞれ200ポンドの罰金を課せられたことが大きな話題になっています。
警告を受けて、すぐに車で帰宅すれば罰金刑にならなかったと思うのですが、警官と言い争いでもしたのでしょうか。
(よその家の前庭で見かけた雪だるま、無残.....)
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規則違反かそれとも決まりに従って許された行動をとっているのか、曖昧すぎる現行のロックダウン行動規制に不満を持つ人がいっぱいいます。
警察も地域も市民も何をしてはいけないのか、もうわけがわからない状態です。
前回のロックダウンよりも明らかに状況がひっ迫しているのですが、行動規制は圧倒的に前回より緩いのです。
科学者や医療関係者のみならず、より厳格な行動規制を求める国民がけっこうたくさんいるようです。
特にこの国家の危機に際して「分別のある行動をとろう」、「できる限り現状打破に貢献したい」と願っている大部分の善男善女にとって周りの人たちのゆるい行動を非難していいのやらよくないのやらがはっきりわからないのは.......居心地が悪いのです。
「できるだけ家で仕事をしろ」と明言しつつ、家でできない仕事の人には「仕事に行くな」と言わないのが今回のロックダウンの特徴だと思います。
医療崩壊を何としても避けたい、でも経済活動を完全には封鎖できない....という政府のダブルスタンダードが見えかくれしています。
今回のロックダウンと前回のロックダウンを比較してみました。
3月の最初のロックダウンの時は;
●1日に散歩など運動のための外出は1日に30分以内、地元を離れてはいけない。
→今回は時間に制限はありません。
●外出が許される理由は、仕事、生活必需品の買い出し、通院、介助介護のための訪問、1日1回30分以内の運動(=散歩)のみ。
イヌの散歩は1日2回まで許されたので、外に出かける理由に飼いイヌの貸し借りまで行われたそうです。
実際はジョギング、屋外ヨガなどのエクササイズをする人も多かったのですがもちろんお咎めなしでした。
→今回は運動の種類に際限はないようです。
前回の外出理由に加えて、感染テストを受ける、DVから逃げるため、が加わりました。
●公園の子供のためのプレイ・エリア(児童遊園)を閉鎖したりベンチに腰掛けられないようにテープを張りまめぐらせた自治体もあったようです。
→今回はそこまで厳しくないようです。
プレイ・エリアは子供のために開放されています。
●あらゆる文化、レジャー施設が閉鎖
→今回、一部の庭園などの屋外施設が公開されているそうです。
●リモートワークが奨励されたのは今回も同じですが、キーワーカー以外の職種の人は原則として自宅待機。
最初の数週間は工場や建築現場も閉鎖でした。
介助や介護のためのよその家庭の訪問は許可されていましたが、ナニー(子供の世話をする人)やハウスキーパー(お手伝いさん)、クリーナー(掃除とアイロンかけ専門)などの家事補助者やガスや水道の工事、内装などのメインテナンスでよその家庭を訪問する仕事も禁止でした。
→今はすべて許されています。
●ナーサリー(託児所)も閉鎖。
→学齢(4歳)前の子供たちは感染しにくいという前提で、今回は開いています。
●美容院やネイルサロンなど、ビューティ関係のあらゆる業種は言うまでもなく営業禁止でした。
→今回はなぜか!イヌのトリミングサロンが営業を許されているのです。
たしかにビューティ産業ではありませんが.....
●学校が閉鎖されたのは今回も同様ですが、特例として登校を許されていたのは本当に限られた数の子供たちでした。
保護者が医療、警察などの限られた職種のキーワーカーで、独り親か共働き、あるいは家庭環境に問題があるなど子供を学校に行かせてもよい判定はかなり厳しかったそうです。
→今回はかなりの数の児童が登校しているそうです。都市部では30%を超える割合の学校もあるそうです。
●飲食店はデリバリー(配達)営業以外すべて閉鎖でした。
→今回はテイカウェイ(持ち帰り)とデリバリーが許されています。
公園などのコーヒースタンドの前には人がたくさん集まっているようです。
●医薬、衛生品と食料品などの生活必需品を売る店以外、すべて営業禁止でした。
→今回は、前回のロックダウン緩和時期に徐々に再開が許された、食品も売る一般店(雑貨屋、ディスカウントショップ等)なども営業しているそうです。
オンラインで注文支払いをして商品を取りに行くクリック&コレクト方式の店も同様。
●行動はすべて同居する人のみの単位で、屋内で別所帯の人との交流は許されなかったのですが(規則は少しずつ緩和していきました)
→今回は「サポート・バブル support bubble」という、夏以降に始まった、少人数の同じ人たちとなら別所帯の人たちとの交流や手助け(一人暮らしの高齢者や子供の世話など)をするグループ制度が屋内外を問わず許されています。
.....他にもあったかもしれません。
うちのネコ(本文と無関係)
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年末、特に大晦日のカウントダウン・パーティに人が集まった影響は、約2週間の潜伏期間を経て1月14日以降にどっと現れるそうですから....恐ろしいことです。
昨日 、牛乳を買いに近所のコンビニエンスストアに行きました。
ロックダウンになって以来、初めての外出です。
ロックダウンの原則はもちろん外出禁止ですが、食料品など、必需品の買い物は許されているのです。
公園を通りました。
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ベンチに座って音楽を聴いている子供のいないカップルもいました。
コロナウィルスのパンデミック、かつてない規模の感染者激増のイギリスです。
感染率が従来のものより7割高いといわれる、ウィルスの変異種が蔓延している今、医療崩壊は目の前です。
ロックダウンになって初めて家の外に出てきた私の目にはなんだかのんびり....にうつりました。
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(1時間以上いてはいけない、飲食禁止、ソーシャルディスタンシングの実行など、ロックダウン対応の表示がありました)
世界に先駆けたワクチン接種大プロジェクトが急ピッチで進行しています。
2月末までに80歳以上の高齢者すべてに接種が完了するまでの時間稼ぎの必死のロックダウンです。
それ以後は感染者は増えても、病院に急送される重傷者は激減するはずです。
医療、介護関係者と、自己隔離が難しい基礎疾患のある人たちの接種も並行して進んでいます。
9月までには18歳以上の大人全員が接種を完了することになる予定です。
そのずっと以前に1日の感染者が15万人で打ち止め.....になるはずなのだそうです。
.....感染拡大を今とめないと、接種が間に合わずに重症化する人や亡くなる人の数の増加がとまらない!!
それなのに、ロックダウンの決まりを守らない人が実に多いらしく、昨日、一昨日とテレビニュースのもっぱらの話題です。
政府保健相のマット・ハンコックが「ちょっとぐらいいいや、という気のゆるみが人命にかかわる」と言っていたテレビのインタビューがたびたび放送されました。
「自分が感染しているつもりで行動せよ」という新しい行動規制標語も気が利いています。
たしかに緊張感があった3月の最初のロックダウンの時とは違い、今回は本当に必要なのかどうか傍目にはわからない用事で出歩く人が実に多いらしいのです。
....と言っても、運動や買い物のために出歩いてもいいのですから規則違反を摘発するのは難しそうです。
第一、前回と違いロックダウンとは言っても仕事に行く人がとても多いので、外出の制限そのものがとてつもなく難しくなっているようです。
ピークディストリクトの景勝スポットで飲み物をもって歩いていた若い女性2人が警官に呼び止められてそれぞれ200ポンドの罰金を課せられたことが大きな話題になっています。
警告を受けて、すぐに車で帰宅すれば罰金刑にならなかったと思うのですが、警官と言い争いでもしたのでしょうか。
(よその家の前庭で見かけた雪だるま、無残.....)
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警察も地域も市民も何をしてはいけないのか、もうわけがわからない状態です。
前回のロックダウンよりも明らかに状況がひっ迫しているのですが、行動規制は圧倒的に前回より緩いのです。
科学者や医療関係者のみならず、より厳格な行動規制を求める国民がけっこうたくさんいるようです。
特にこの国家の危機に際して「分別のある行動をとろう」、「できる限り現状打破に貢献したい」と願っている大部分の善男善女にとって周りの人たちのゆるい行動を非難していいのやらよくないのやらがはっきりわからないのは.......居心地が悪いのです。
「できるだけ家で仕事をしろ」と明言しつつ、家でできない仕事の人には「仕事に行くな」と言わないのが今回のロックダウンの特徴だと思います。
医療崩壊を何としても避けたい、でも経済活動を完全には封鎖できない....という政府のダブルスタンダードが見えかくれしています。
今回のロックダウンと前回のロックダウンを比較してみました。
3月の最初のロックダウンの時は;
●1日に散歩など運動のための外出は1日に30分以内、地元を離れてはいけない。
→今回は時間に制限はありません。
●外出が許される理由は、仕事、生活必需品の買い出し、通院、介助介護のための訪問、1日1回30分以内の運動(=散歩)のみ。
イヌの散歩は1日2回まで許されたので、外に出かける理由に飼いイヌの貸し借りまで行われたそうです。
実際はジョギング、屋外ヨガなどのエクササイズをする人も多かったのですがもちろんお咎めなしでした。
→今回は運動の種類に際限はないようです。
前回の外出理由に加えて、感染テストを受ける、DVから逃げるため、が加わりました。
●公園の子供のためのプレイ・エリア(児童遊園)を閉鎖したりベンチに腰掛けられないようにテープを張りまめぐらせた自治体もあったようです。
→今回はそこまで厳しくないようです。
プレイ・エリアは子供のために開放されています。
●あらゆる文化、レジャー施設が閉鎖
→今回、一部の庭園などの屋外施設が公開されているそうです。
●リモートワークが奨励されたのは今回も同じですが、キーワーカー以外の職種の人は原則として自宅待機。
最初の数週間は工場や建築現場も閉鎖でした。
介助や介護のためのよその家庭の訪問は許可されていましたが、ナニー(子供の世話をする人)やハウスキーパー(お手伝いさん)、クリーナー(掃除とアイロンかけ専門)などの家事補助者やガスや水道の工事、内装などのメインテナンスでよその家庭を訪問する仕事も禁止でした。
→今はすべて許されています。
●ナーサリー(託児所)も閉鎖。
→学齢(4歳)前の子供たちは感染しにくいという前提で、今回は開いています。
●美容院やネイルサロンなど、ビューティ関係のあらゆる業種は言うまでもなく営業禁止でした。
→今回はなぜか!イヌのトリミングサロンが営業を許されているのです。
たしかにビューティ産業ではありませんが.....
●学校が閉鎖されたのは今回も同様ですが、特例として登校を許されていたのは本当に限られた数の子供たちでした。
保護者が医療、警察などの限られた職種のキーワーカーで、独り親か共働き、あるいは家庭環境に問題があるなど子供を学校に行かせてもよい判定はかなり厳しかったそうです。
→今回はかなりの数の児童が登校しているそうです。都市部では30%を超える割合の学校もあるそうです。
●飲食店はデリバリー(配達)営業以外すべて閉鎖でした。
→今回はテイカウェイ(持ち帰り)とデリバリーが許されています。
公園などのコーヒースタンドの前には人がたくさん集まっているようです。
●医薬、衛生品と食料品などの生活必需品を売る店以外、すべて営業禁止でした。
→今回は、前回のロックダウン緩和時期に徐々に再開が許された、食品も売る一般店(雑貨屋、ディスカウントショップ等)なども営業しているそうです。
オンラインで注文支払いをして商品を取りに行くクリック&コレクト方式の店も同様。
●行動はすべて同居する人のみの単位で、屋内で別所帯の人との交流は許されなかったのですが(規則は少しずつ緩和していきました)
→今回は「サポート・バブル support bubble」という、夏以降に始まった、少人数の同じ人たちとなら別所帯の人たちとの交流や手助け(一人暮らしの高齢者や子供の世話など)をするグループ制度が屋内外を問わず許されています。
.....他にもあったかもしれません。
うちのネコ(本文と無関係)
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