オミクロン変異株の蔓延が始まった英国のパニックについてとりとめのないレポートです。
写真はのん気に、クリスマスの光景を集めてみました。
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昨日(月曜日)、あらたに1、576人がオミクロン株に感染したことが確認されました。
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1日の新規感染者数は54、661人ですから、まだまだ既存のデルタ株が優勢ですね。
ただ、首都、ロンドンでは感染者の40%強がオミクロン感染でした。
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今日午後の集計時にはオミクロン株がデルタを完全に上回る予測です。
英国すべての新規感染者がすべてオミクロンにとってかわられるのも時間の問題です。
英国のオミクロン感染者の総数は昨日までで4、713人です。
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ちなみに検査数は(報告、登録された件のみで)1、259,313件。
...あら、前日に比べてずいぶん減っている。
昨日のニュースによると、希望者が殺到して無料で配布されているホーム・テスト・キットの申し込みラインがパンクしちゃったそうです。
図書館、大学、薬局などで自由に持ち帰れるテスト・キットも不足気味だとか。
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検査数は本当にすごいですよ。
11月の半ばにブースター・ジャブ(免疫力を維持するための3回目のワクチン接種)を打ってもらったあと副反応が長引き体力が消耗したところで風邪までひいてしまった私は、風邪の症状に「もしや?!」といちいちおののき、これまでに4回、自宅でテストしました。
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いずれも陰性、検査結果をテストキットにプリントしてある登録番号とともに NHS (国家保健サービス)に電話かオンラインで報告しています。
最初のテストの結果は報告し忘れました。(陰性の報告をサボったのは私だけではないはずです...)
正確さが少し劣るラトゥラル・フローテストのホームテスト・キットで陽性判定されたら、より精密なPCR検査をしなくてはなりません。
(陽性結果を報告すれば、自動的にPCR検査キットが送り付けられてくるはずです)
その時にオミクロンに感染しているかどうかも判定されます。
同居者にオミクロン感染者が出たり オミクロン感染者と接触があったりすれば、有無を言わさず自主隔離...だったのですが今日からは2度のワクチン接種を終えた人はホームテスト・キットの検査結果が陰性ならば自主隔離が免除されることになるそうです。
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出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
パーティやコンサートに行く前や、高齢の親戚などを訪ねる前に自主的に検査するのがエチケットになって来ているようです。
自宅での検査が徹底奨励されるようになってから、私の周りにもかなりの数の陽性者が自主隔離を余儀なくされています。
でもたぶん...まだオミクロン感染者はまわりにいないと思うのですが...
オミクロンの感染拡大率はデルタの3倍から5倍、一説には8倍だとか...?
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というわけで、ものすごい規模のブースター・ジャブの接種推進政策が始まりました。
今年中(野党に言わせれば無理そうです)にすべての成人(16歳以上)にやっちゃえば100万人感染(!)が回避できるとの試算だそうなのです。
現在、2回目の接種を3カ月以上前にすませた30歳以上のすべての人が受けられることになっています。
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実は免疫力が低く持病があり、健康な50代の私よりずっと危険度が高い夫がやっと昨日ブースター・ジャブを受けてきました!
予約なしの接種会場をぐうぜん通りかかってせっかくだから打ってもらってきた私より1か月近く後になってしまいましたが。
夫が予約なしの接種会場にその翌週わざわざ足を運んだものの、「ひと足遅く、その日の分のワクチンは品切れ」状態になっていました。
すでに接種対象が「接種を3カ月以上前に終えた40歳以上のすべての人」にずいぶん大きく広げられた直後だったので、たくさんの人が詰め掛けたようでした。
とは言っても、「オミクロンパニック」が始まる前だったその時(11月)はまだまだのん気でした。
2回のワクチンの効果はそのうち薄れるらしいと聞いて、念のため打っておこうという程度の認識で接種する人が多かったのだと思います。
今では2回打っていてもかなりの確率でかかるらしいオミクロン怖さに接種希望者が予約なしの接種会場に殺到しています。
ブースター・ジャブを打てば70%程度の確率でオミクロン感染は回避できるようです。
昨日のニュースでは3時間待ち、5時間待ちの行列が日中レポートされていました。
最後には、夜が更けて凍てつく寒さのなか9時間待ちの行列に並ぶ人々がうつしだされていました!!
「この行列を見て、今日のところはやめといて帰ろうという人は1人もいません」とレポーターがコメントしていました。
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...夫は予約なしの接種会場に無駄足をはこんだあと家に帰って、NHSのオンラインで接種の予約をしました。
予約して待ったかいあって昨日の午後、並ばずに打ってもらえたのです。
また昨日、英国でオミクロン感染者で初めての死亡者が出ました。
公式に確認された世界初の死亡者だそうです。(世界的なニュースになったはずなのでご存知の方も多いでしょう)
「オミクロン株は感染力が物凄く強いが症状は比較的軽くすむらしい」という情報がすでにかなり出回っているようなのですが、英国政府は「症状は比較的軽くすむらしい」という部分をうのみにしないよう呼びかけ始めました。
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昨日から、家で仕事ができる人はリモートワークに切り替えになりました。
それにしては、レストランやパブが通常通りの営業です。
イングランドではレストランやパブではマスクをしなくてもいいのです!!(スコットランドとウェールズではテーブルに注文したものが運ばれてくるまでマスクをしていなければならないそうなのですが)
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いっしょに仕事をしてはいけないのに会食してもいいって、どういうことなんだろう...?
屋内でのマスク着用が法令化されたにもかかわらず、マスクなしの人がすごく多いのも気になるし。
クリスマス・パーティは...まだ禁止にはなっていません。
国民の関心が高いクリスマス当日の集まりは...?
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もしかしたら、日本では話題になっていないかもしれませんが去年、ロンドンで感染拡大危険度が最大に引き上げられる前の週にナンバー10・ダウニング・ストリート(首相官邸)で4、50人集まってクリスマス・パーティをやらかしていたということが今になって発覚して大さわぎになっています。
英国変異株の蔓延が始まって、すでに13万人が死亡していたその時期にパーティです!
社交の集まりが一切禁止されていたその時期にです!
ボリス・ジョンソン首相は国会の答弁で「パーティなんかやっていない、仕事の集まりだった」と言いたい放題、ウソのつき放題。
お酒と食べ物持ち寄りで、シークレット・サンタ(送り主が分らない、受取人に内緒で用意するプレゼント交換)までやって、バンドの演奏まであったというこの集まりのどこが仕事の集まりなのか?!
今さら、国民に自粛しろとはよく言ったものだ。
オミクロン対策強化が始まり、昨年の規則破りパーティ追求が少し飛んじゃったのが残念です。
もうあまり報道されていません。
写真はのん気に、クリスマスの光景を集めてみました。
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昨日(月曜日)、あらたに1、576人がオミクロン株に感染したことが確認されました。
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ただ、首都、ロンドンでは感染者の40%強がオミクロン感染でした。
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今日午後の集計時にはオミクロン株がデルタを完全に上回る予測です。
英国すべての新規感染者がすべてオミクロンにとってかわられるのも時間の問題です。
英国のオミクロン感染者の総数は昨日までで4、713人です。
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ちなみに検査数は(報告、登録された件のみで)1、259,313件。
...あら、前日に比べてずいぶん減っている。
昨日のニュースによると、希望者が殺到して無料で配布されているホーム・テスト・キットの申し込みラインがパンクしちゃったそうです。
図書館、大学、薬局などで自由に持ち帰れるテスト・キットも不足気味だとか。
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検査数は本当にすごいですよ。
11月の半ばにブースター・ジャブ(免疫力を維持するための3回目のワクチン接種)を打ってもらったあと副反応が長引き体力が消耗したところで風邪までひいてしまった私は、風邪の症状に「もしや?!」といちいちおののき、これまでに4回、自宅でテストしました。
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いずれも陰性、検査結果をテストキットにプリントしてある登録番号とともに NHS (国家保健サービス)に電話かオンラインで報告しています。
最初のテストの結果は報告し忘れました。(陰性の報告をサボったのは私だけではないはずです...)
正確さが少し劣るラトゥラル・フローテストのホームテスト・キットで陽性判定されたら、より精密なPCR検査をしなくてはなりません。
(陽性結果を報告すれば、自動的にPCR検査キットが送り付けられてくるはずです)
その時にオミクロンに感染しているかどうかも判定されます。
同居者にオミクロン感染者が出たり オミクロン感染者と接触があったりすれば、有無を言わさず自主隔離...だったのですが今日からは2度のワクチン接種を終えた人はホームテスト・キットの検査結果が陰性ならば自主隔離が免除されることになるそうです。
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出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
パーティやコンサートに行く前や、高齢の親戚などを訪ねる前に自主的に検査するのがエチケットになって来ているようです。
自宅での検査が徹底奨励されるようになってから、私の周りにもかなりの数の陽性者が自主隔離を余儀なくされています。
でもたぶん...まだオミクロン感染者はまわりにいないと思うのですが...
オミクロンの感染拡大率はデルタの3倍から5倍、一説には8倍だとか...?
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というわけで、ものすごい規模のブースター・ジャブの接種推進政策が始まりました。
今年中(野党に言わせれば無理そうです)にすべての成人(16歳以上)にやっちゃえば100万人感染(!)が回避できるとの試算だそうなのです。
現在、2回目の接種を3カ月以上前にすませた30歳以上のすべての人が受けられることになっています。
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実は免疫力が低く持病があり、健康な50代の私よりずっと危険度が高い夫がやっと昨日ブースター・ジャブを受けてきました!
予約なしの接種会場をぐうぜん通りかかってせっかくだから打ってもらってきた私より1か月近く後になってしまいましたが。
夫が予約なしの接種会場にその翌週わざわざ足を運んだものの、「ひと足遅く、その日の分のワクチンは品切れ」状態になっていました。
すでに接種対象が「接種を3カ月以上前に終えた40歳以上のすべての人」にずいぶん大きく広げられた直後だったので、たくさんの人が詰め掛けたようでした。
とは言っても、「オミクロンパニック」が始まる前だったその時(11月)はまだまだのん気でした。
2回のワクチンの効果はそのうち薄れるらしいと聞いて、念のため打っておこうという程度の認識で接種する人が多かったのだと思います。
今では2回打っていてもかなりの確率でかかるらしいオミクロン怖さに接種希望者が予約なしの接種会場に殺到しています。
ブースター・ジャブを打てば70%程度の確率でオミクロン感染は回避できるようです。
昨日のニュースでは3時間待ち、5時間待ちの行列が日中レポートされていました。
最後には、夜が更けて凍てつく寒さのなか9時間待ちの行列に並ぶ人々がうつしだされていました!!
「この行列を見て、今日のところはやめといて帰ろうという人は1人もいません」とレポーターがコメントしていました。
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また昨日、英国でオミクロン感染者で初めての死亡者が出ました。
公式に確認された世界初の死亡者だそうです。(世界的なニュースになったはずなのでご存知の方も多いでしょう)
「オミクロン株は感染力が物凄く強いが症状は比較的軽くすむらしい」という情報がすでにかなり出回っているようなのですが、英国政府は「症状は比較的軽くすむらしい」という部分をうのみにしないよう呼びかけ始めました。
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屋内でのマスク着用が法令化されたにもかかわらず、マスクなしの人がすごく多いのも気になるし。
クリスマス・パーティは...まだ禁止にはなっていません。
国民の関心が高いクリスマス当日の集まりは...?
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もしかしたら、日本では話題になっていないかもしれませんが去年、ロンドンで感染拡大危険度が最大に引き上げられる前の週にナンバー10・ダウニング・ストリート(首相官邸)で4、50人集まってクリスマス・パーティをやらかしていたということが今になって発覚して大さわぎになっています。
英国変異株の蔓延が始まって、すでに13万人が死亡していたその時期にパーティです!
社交の集まりが一切禁止されていたその時期にです!
ボリス・ジョンソン首相は国会の答弁で「パーティなんかやっていない、仕事の集まりだった」と言いたい放題、ウソのつき放題。
お酒と食べ物持ち寄りで、シークレット・サンタ(送り主が分らない、受取人に内緒で用意するプレゼント交換)までやって、バンドの演奏まであったというこの集まりのどこが仕事の集まりなのか?!
今さら、国民に自粛しろとはよく言ったものだ。
オミクロン対策強化が始まり、昨年の規則破りパーティ追求が少し飛んじゃったのが残念です。
もうあまり報道されていません。