昨日、スペインから帰国している息子と、ストックポートのタウンセンターに買い物に行きました。
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朝、頭痛がしたので「もしや!?」と自宅にまだたくさんある、オミクロン蔓延以前に無料で大量にもらってきたコロナのホームテスト・キットでテストしてから出かけました。
結果は陰性、ただの風邪だったようです。
フトドキにも連日出歩いている息子も陰性でした。(ホッ...これで外出を正当化できます)
息子はレストランとパブにそれぞれ1回ずつ行ったらしいのですが屋外のスケートボード場以外、人の集まるところは極力さけてお友達との再会を楽しんでいると主張しています。
とは言え、会う人すべてがいつもわきまえて行動しているという保証もないですし、たとえそうだとしても同居人や職場の同僚その他立ち回り先の人々全員が自重した行動をとって、しかも陰性だという可能性はさらに少ないですよね...
こんな心配をするぐらいなら、ロックダウンかいっそのこと戒厳令でも敷かなければいけなくなります。
今日の話題は、ストックポート日報でもすっかりおなじみの、英国の庶民派ソウル・フードを代表するフィッシュ&チップス!
スーパーマーケット、アスダに駐車して目当てのチッピー chippy(フィッシュ&チップス・レストラン)に行ってみたら、閉まっていました。
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The Fish Inn は古い街並みを生かした町おこし、再開発の動きが著しい、おなじみのリトル・アンダー・バンク Little Underbank に昔からある伝統的なチッピーです。
貼り紙を見て、昨日はクリスマス、ボクシング・ディ Boxing Dayに続く(ぐうぜん月曜日)のバンクホリデー・マンデイ Bankholiday Monday(法定休日)だということに気がつきました。
もう一軒のチッピー、Grandads Fish & Chips Restaurant はおなじみ不景気なシャッター街、プリンセス・ストリート Princes Street にあります。
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テーブル席の営業は休日なので早く終了したらしく(残念)、持ち帰りをたのみました。
みなれない紙箱を渡されました。
以前は、外で食べる人にはフィッシュ&チップスをふたの閉まる薄い発泡スチロールの浅い容器に入れて持たせてくれるところが多かったのですが、プラスチックごみ排斥の動きの波がこの業界にも押し寄せているようです(いいことです)
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自宅や職場で食べるために持ち帰る人にはわら半紙(新聞を印刷するための紙ということで、news print といいます)でクルクルまいて輪ゴムをかけてくれるのが普通です。
紙箱には新聞紙面がプリントされています。
すべてサカナがらみのオリジナル記事!
私が英国に来たばかりの30年前は、そうそう、まだ持ち帰りのフィッシュ&チップスは新しいわら半紙ではなく、古新聞に包まれていたのでした。
日本で焼き芋が古新聞の袋に入って渡されるのはそれほど不衛生に思わないのに、油でべたつくフィッシュ・フライのコロモが誰がさわったか知れない古新聞にベタっと接触しているのはとてもキタナイ感じがしました。
実際、印刷のインクで中毒事件があったり、字がコロモに転写されちゃったりといったこともあったとか、新聞の使いまわしは法律で禁止されたようです。
ただ、ある程度の年齢以上の人は新聞に包まれたフィッシュ&チップスに強烈な郷愁を感じるようです。
若い人はイギリス人でも「古新聞に!?汚~い!」と眉をしかめます。
息子が帰国できなかった2年のあいだ、夢にまで見たという懐かしのフィッシュ&チップスです。
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...とは言え、ケチャップをドロッと、マッシィ・ピー(やわらかく煮つぶした粉っぽいウグイスマメ)を上にかけて実に子供っぽい食べ方です。
私は小さめサイズに、ごく普通に塩とモルト・ビネガー(茶色いお酢)をかけてもらいました。
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暖かい日でしたので、外のベンチで豪快に食べました。
揚げたてでコロモがサックリ、白身の魚はホロホロ、ホクホク、とっても美味しかったです。
息子も大喜びでした。
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透明なプラスチックの袋に入ったプラスチックのナイフとフォークがついてきました。
大規模なカフェ・チェーン店は近頃ではたいてい木製の使い捨てのナイフとフォークを提供しているのですが、個人商店ではコストがかかるためかいまだにプラスチックのものを使っています。
エコに徹するのは難しいみたいですね。
お店のカウンターにあった伝統的な、ブタのひずめのような形状の「チップ・フォーク」です。
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発泡スチロール製の蓋つき容器が出回る以前には、コーン状に巻いた古新聞から花束のように上だけだしたフィッシュ・フライをかじりながら下に沈んだチップス(ポテトフライ)をチップ・フォークでほじくり出して歩きながら、あるいはバス停に立ったままベタベタ、アチチ...なフィッシュ&チップスを食べたようです。
私も海辺の観光地で発泡スチロール製の蓋つき容器に入ったフィッシュ&チップスをこの使いにくいチップフォークで突き崩しながら食べたことが何回もあります。
実はこの木製使い捨てのチップ・フォークを初めて見ました。
今まで見てきたのはすべて同じ形の色とりどりのプラスチック製ばかり。
木製チップ・フォークはやはり昔を懐かしむ英国人の郷愁アイテムになっていたのでしたが、さすが!プラスチックごみ排斥運動の一環ですね。復活したようです。
ゴミとして廃棄されたあと土に還る木製の使い捨てグッズがどの業界でも浸透してきています。(いいことだ)
クリスマスの翌々日、半額~70%引きセールで沸き返っているはずのタウンセンターの人出はさっぱりでした。
感染をおそれずにゆったりと買い物ができました。
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朝、頭痛がしたので「もしや!?」と自宅にまだたくさんある、オミクロン蔓延以前に無料で大量にもらってきたコロナのホームテスト・キットでテストしてから出かけました。
結果は陰性、ただの風邪だったようです。
フトドキにも連日出歩いている息子も陰性でした。(ホッ...これで外出を正当化できます)
息子はレストランとパブにそれぞれ1回ずつ行ったらしいのですが屋外のスケートボード場以外、人の集まるところは極力さけてお友達との再会を楽しんでいると主張しています。
とは言え、会う人すべてがいつもわきまえて行動しているという保証もないですし、たとえそうだとしても同居人や職場の同僚その他立ち回り先の人々全員が自重した行動をとって、しかも陰性だという可能性はさらに少ないですよね...
こんな心配をするぐらいなら、ロックダウンかいっそのこと戒厳令でも敷かなければいけなくなります。
今日の話題は、ストックポート日報でもすっかりおなじみの、英国の庶民派ソウル・フードを代表するフィッシュ&チップス!
スーパーマーケット、アスダに駐車して目当てのチッピー chippy(フィッシュ&チップス・レストラン)に行ってみたら、閉まっていました。
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The Fish Inn は古い街並みを生かした町おこし、再開発の動きが著しい、おなじみのリトル・アンダー・バンク Little Underbank に昔からある伝統的なチッピーです。
貼り紙を見て、昨日はクリスマス、ボクシング・ディ Boxing Dayに続く(ぐうぜん月曜日)のバンクホリデー・マンデイ Bankholiday Monday(法定休日)だということに気がつきました。
もう一軒のチッピー、Grandads Fish & Chips Restaurant はおなじみ不景気なシャッター街、プリンセス・ストリート Princes Street にあります。
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テーブル席の営業は休日なので早く終了したらしく(残念)、持ち帰りをたのみました。
みなれない紙箱を渡されました。
以前は、外で食べる人にはフィッシュ&チップスをふたの閉まる薄い発泡スチロールの浅い容器に入れて持たせてくれるところが多かったのですが、プラスチックごみ排斥の動きの波がこの業界にも押し寄せているようです(いいことです)
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自宅や職場で食べるために持ち帰る人にはわら半紙(新聞を印刷するための紙ということで、news print といいます)でクルクルまいて輪ゴムをかけてくれるのが普通です。
紙箱には新聞紙面がプリントされています。
すべてサカナがらみのオリジナル記事!
私が英国に来たばかりの30年前は、そうそう、まだ持ち帰りのフィッシュ&チップスは新しいわら半紙ではなく、古新聞に包まれていたのでした。
日本で焼き芋が古新聞の袋に入って渡されるのはそれほど不衛生に思わないのに、油でべたつくフィッシュ・フライのコロモが誰がさわったか知れない古新聞にベタっと接触しているのはとてもキタナイ感じがしました。
実際、印刷のインクで中毒事件があったり、字がコロモに転写されちゃったりといったこともあったとか、新聞の使いまわしは法律で禁止されたようです。
ただ、ある程度の年齢以上の人は新聞に包まれたフィッシュ&チップスに強烈な郷愁を感じるようです。
若い人はイギリス人でも「古新聞に!?汚~い!」と眉をしかめます。
息子が帰国できなかった2年のあいだ、夢にまで見たという懐かしのフィッシュ&チップスです。
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...とは言え、ケチャップをドロッと、マッシィ・ピー(やわらかく煮つぶした粉っぽいウグイスマメ)を上にかけて実に子供っぽい食べ方です。
私は小さめサイズに、ごく普通に塩とモルト・ビネガー(茶色いお酢)をかけてもらいました。
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暖かい日でしたので、外のベンチで豪快に食べました。
揚げたてでコロモがサックリ、白身の魚はホロホロ、ホクホク、とっても美味しかったです。
息子も大喜びでした。
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透明なプラスチックの袋に入ったプラスチックのナイフとフォークがついてきました。
大規模なカフェ・チェーン店は近頃ではたいてい木製の使い捨てのナイフとフォークを提供しているのですが、個人商店ではコストがかかるためかいまだにプラスチックのものを使っています。
エコに徹するのは難しいみたいですね。
お店のカウンターにあった伝統的な、ブタのひずめのような形状の「チップ・フォーク」です。
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発泡スチロール製の蓋つき容器が出回る以前には、コーン状に巻いた古新聞から花束のように上だけだしたフィッシュ・フライをかじりながら下に沈んだチップス(ポテトフライ)をチップ・フォークでほじくり出して歩きながら、あるいはバス停に立ったままベタベタ、アチチ...なフィッシュ&チップスを食べたようです。
私も海辺の観光地で発泡スチロール製の蓋つき容器に入ったフィッシュ&チップスをこの使いにくいチップフォークで突き崩しながら食べたことが何回もあります。
実はこの木製使い捨てのチップ・フォークを初めて見ました。
今まで見てきたのはすべて同じ形の色とりどりのプラスチック製ばかり。
木製チップ・フォークはやはり昔を懐かしむ英国人の郷愁アイテムになっていたのでしたが、さすが!プラスチックごみ排斥運動の一環ですね。復活したようです。
ゴミとして廃棄されたあと土に還る木製の使い捨てグッズがどの業界でも浸透してきています。(いいことだ)
クリスマスの翌々日、半額~70%引きセールで沸き返っているはずのタウンセンターの人出はさっぱりでした。
感染をおそれずにゆったりと買い物ができました。