ダラダラと時間をかけて、とにかくクリスマスツリーをたてました。
軸を3本さしてつなげて、枝を傘の骨のように放射状にさして形作るニセモノの木です。
ひさしぶりに登場、うちの母ネコ、リヴィーです。
ネコとクリスマスツリーがフレームにおさまるシャッターチャンスに、散らかった床の上を片付けるヒマはありませんでした。
(プレゼントのラッピングもこっそり開始しました)
出かけたついでに、屋外の公共のクリスマスツリーの写真をいくつか撮りました。
ストックポート・タウンセンターのショッピングセンター、マージー・スクエア Mersey Square のおなじみのクリスマスツリーです。
ストックポートのランドマーク、(公称)世界で2番目に大きいレンガ建築の鉄道橋、ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct と、クリーム色のウェリントン・ブリッジの間のバスターミナルの大工事がすすんでいます。
そう言えば、私が日本に行く前の8月には、工事の足場にウクライナの国旗色の黄色と青の覆いがかかっていたのでした。
ストックポート市庁舎 Stockport Town Hall には中央の(実際には出入りできないらしい飾りの)入り口両側になぜかクリスマスツリーが2本。
芝生と生垣の間にちんまりと自然におさまって見えますが、実はクリスマスの時期だけのために伐採されたスプロウスの生木が地面にうち据えられているのです。日没後にはライトアップされます。
右側には、風が凪いでいるためだらんと下がってよく見えませんがウクライナへの支援と連帯を表明する、黄色と青のウクライナ国旗が掲揚されています。
公共の場所のクリスマスツリーには白いフェアリーライト(丸い電球の数珠つなぎ)の電飾だけが施されるのが普通ですが...
近所の商店街のはじまるあたりにある公共のコモン common とよばれる「空き地」には何とも形の悪い...
生きたクリスマスツリー...というか勝手にこの場所に生えている日本や本場のドイツあたりでのクリスマスツリー(モミの木)のイメージに近いコニファーという木...があります。
どんどん立派に、グネグネと形悪く成長し続けています。
育ちかけの木を伐採して一か月だけ飾ってあとは捨ててしまう昔ながらの伝統のクリスマスツリーを飾る習慣に疑問があるものですから、元気に生きている育ちすぎのこの木を見るとホッとします。
私がおぼえている限り20年以上、11月の2週目以降(厳粛な戦没者慰霊の一連の行事が終了した後)どこかから電源をひいてきて、たぶん商店街や地元の自治体などが管理しているのでしょう、電飾が施され続けています。
木の成長いちじるしい今、電飾は下三分の一ぐらいの高さで止まっちゃってますね。
他の公共クリスマスツリーとの違うのは生きた木であるだけではなく、地元の人たちが持ち寄った、さまざまなクリスマス飾りが下げられることです!
人々に愛される、地域のシンボルのような木!
この習慣は、2020年のパンデミック時に始まりました。
先行きの見えない不安なロックダウン明けのクリスマス...コロナですでにおおぜいの人が亡くなっていました。「願掛け」や地元の人同士の絆を深める意味もあったのかもしれませんね。
私も去年、小麦粉と塩をこねて作ったソルト・ドウの型抜きの星2つを「奉納」してきました。
商店街を抜けたところにある19世紀の長屋(テラスト・ハウス terraced Houses と言います)の一軒の裏庭に、どんどん成長するコニファーの木があります。
いつの間にか、てっぺんが屋根越しに表通りを見下ろす高さに成長しています。
もしかしたら、30年ほど前まではこの家庭の裏庭で育つ可愛らしいクリスマスツリーだった(?)のかもしれません。狭い庭に大木をはやしておくと、次第に建物の土台を揺るがして最悪の場合、崩壊を招くことがあると言います。そのうち伐採されちゃいますね。
母ネコ、リヴィーの写真だけ載せるのは不公平ですので、ついでですから息子ネコ、ティブの写真も久しぶりにお目にかけます。
美しく整ったネコのパン一斤(キャット・ローフ cat loaf )のポーズを捉えました。
なぜか、キビガラで編んだ赤いベリーと毛糸のポンポンの飾りが異常に好きなのです。
この写真を撮った後、それらは全てネコの手の届かない上のほうに移しました。