寒い日が続きます。
何か書いて載せることはないかなぁと思ってスマートフォンのアルバムを見ていたらでてきた、ダックスフントの4兄弟。
クリスマス後の写真でした。
英国では「ソーセージ・ドッグ」と言った方が通じやすいダックスフント、4匹連れは珍しいかもしれません。
英国のイヌは、概して言えばよくしつけられています。特に、この場所のように閑静な高級住宅街で見かけるようなイヌたちは。
クルマの所有率が低い、家がたて込んだ庶民的エリアのイヌもバスに乗っている間は静かにするようしつける必要がありますし「階級」や住むエリアは関係ない?
で、この色柄がすべて違う、美しい毛皮の見本帖のようなソーセージ4兄弟(血縁関係不明)のしつけの悪さは特筆ものでした。
商店街のはずれの大邸宅が並ぶ通りにクルマをとめて、町の中心まで歩くとちゅう、この4匹のソーセージドッグを連れた年配のご夫婦が前を歩いていました。
興奮した4匹の飼い犬が、足取りがおぼつかない男性をひきつなで引っ張り、蛇行しながらひきつなを絡ませ短い脚を目にもとまらぬ速さで動かして速足で前に前に出ようとしていました。(ケオス)
あぶないな、と思って見ていたら、奥さんが2匹を抱き上げて両脇に抱え込むようにして歩行を続けていました。地面に残った2匹はあいかわらずの速足蛇行を続けました。抱き上げられたイヌは短い脚をバタバタ、長い胴体をグネグネして抵抗していました。
追い越して先に町について用事を終えた後、ショッピングエリアの広場に面したカフェの外席を通りかかった時に再会したのが上の写真の場面です。
人が前を通るだけで吠える吠える!1匹が吠え始めると全員が唱和してイヌの喚き声の阿鼻叫喚地獄。
吠える前に写真を撮らせてもらいました。いったん吠え始めたら私が立ち去った後も吠え止まない飼い犬にご夫婦は、手を焼いているようでした。
その後同じ広場に入り口が面したチャリティショップでボランティアのお手伝いをしたのですが、イヌ連れご夫婦はかなり長いことカフェの外席にいたようです。うちの店のドアが開くたびに4匹の犬の吠え声が絡まって聞こえてきましたから。
英国では咬む犬はもちろん、吠えたり他のイヌとケンカしたりするイヌを持て余して手放したり、極端な場合は獣医さんの手で安楽死させるケースもあると聞きます。日本では意外に聞こえるかもしれませんが。それほど飼い犬のコントロールには心を砕く国柄...なはずなのです。(病気のペットを安楽死させるのも一般的ですし)
いろいろなイヌや飼い主がいますね...お疲れ様です。