マンチェスターの、種類が豊富なフィッシュ・マーケット Manchester Arndale Market の話題、前回の続きです。
前回の記事をもう一度読んでくださいね。
マンチェスターの隠れた名所、とっても便利な町の中心にある、それでも用がなければ素通りのフィッシュ・マーケット
撮った写真を拡大して、サカナの名称を一つ一つ確認しました。聞いたことのない英単語のオンパレードです。根気よく調べました。
英語で検索したWikipediaで、日本語の項へ飛んで、日本で消費されている一番近そうなサカナの和名を見つけました。
いずれも、日本人が見なれているサカナと同じものはほとんどないと思います。以下、和名の後に「~の一種 / みたいなモノ」をつけて参照してください。
まず、一番上の写真です。左から;seabass シーバス(ハタ)、gurnard ホウボウ、seabream タイの一種、golden pomfret シマガツオ、snapper タイの一種...
どんどん行きます!
☟ 左上から時計回りに; seabream タイ、carp コイ、red mullet アカボラ、(ちょっとだけ見えている)brown croaker (和名不明!)、 Spanish octopus スペイン産のタコ、yellow croaker(和名不明!)(後ろ半身だけ見えている黒いの)cat fish ナマズ
キャットフィッシュの愛嬌のある顔をお目にかけるため、前回のせたカウンタ―全体写真を拡大してみました。
☟(正体不明の赤い切り身をとばして)pomfret シマガツオ、mackerel サバ、(長いサカナの名前がわからない!)、turbot イシビラメ、travally ロウニンアジ、sardine イワシ、ponyfish (スズキ目ヒイラギ科のサカナ)、torout マス(大小)、barracuba カマス、red snapper タイの一種
☟上と下の鮮やかなピンクの魚は red snapper です。その左はrainbow trout ニジマス。右側に広がった小魚は、bombay duck テナガミズテング だそうです。中国語の名前札がのせてあります。左側の強烈な見た目の水玉模様の魚の名前が読めません!
見たことも、聞いたこともないサカナがいっぱいでしょう?
スーパーマーケットで見かけるサカナはけっこういろいろ試している私ですが、ほとんどが未知の種類です。
前回の ストックポート日報 を読んでください(くどい)。
☟おなじみ crab カニと robster ロブスター 。ただの「カニ」と「ロブスター」ですか、カニやロブスターにも種類があるでしょうに。
☟ 時計まわりに;(丸い容器に入った) jellied eels ウナギの煮凝り(今度勇気を出して買って食べてみるつもりです!)、anchovy アンチョビ(イワシの一種)、名前も値段も書かれていない寂しく置かれたたぶん mussel ムール貝、Jersey oyster ジャージー産カキ、どっかんと置かれた尾頭付きの巨大なサカナとその切り身は...conger eel アナゴ!
私はアナゴのお寿司が大好きです。英国のお寿司やさんでも食べられます。ただ、私の夫だけではなく数人の、日本人の私とお寿司屋さん体験を語りたがる英国人の何人かは、「イールだけはカンベンして」と言っています。
アナゴのお寿司を食べるのはもしかして、英国にたくさんいる中国人だけ?いちど丸い切り身を買ってきて正体を明かさずに夫に食べさせてやろうか...と思っています。
たいていの英国人はウナギとアナゴの区別がつきません。どっちも eel ですから。海にいるのがアナゴで、淡水にいるのがウナギですよね。
...それとアナゴってこんなに大きかったんでしたっけ?顔も怖いですね。食べたくないのはこのみかけのせい?
...ああ、長くなります。タラコ他、上の写真の珍味について以下、次号。(続きます)
タラコに関しては最近のストックポート日報の記事を読んでください☟
日本人にはおなじみのタラコ、それなりの食べ方があるらしい英国では好悪のわかれる珍味!
凄い 凄い
お若いですね これだけ 一辺に 出来るなんて
敬服しました
そーですか〜、イギリスではウナギとアナゴの区別がないんですかぁ。しかも、アナゴ、巨大ですね。ひょっとすると、巨大アナゴは日本のアナゴと味が違うのかも。
ところ変われば、ですねぇ。
日本人でも、ウナギやアナゴの調理前の姿が嫌い、という人もいますよ。特に皮が嫌だとか。
もう調理されて美味しいタレが付いてるアナゴ寿司を食べたら、ご主人も認識が変わるかも…
前回記事に、タラコも苦手だってありましたね。
じゃあ、明太子もアカンわけですね。フィッシュ&チップスでタラを食べるのにタラコは嫌い、なんて勿体無いですねぇ。
ちなみに、和風パスタの定番、タラコスパゲッティなんて、もちろん無いんでしょうねぇ。元の形がわからなければ、案外気にいるかもしれないのにね。
まあでも、多めに作ってすすめてみます。ダメなら1人で食べる。
イギリス人が、というわけではなく、彼は脂っぽいサカナ全部がダメなんです。ウナギもアナゴも、サバ、アンチョビ、ニシン、イワシ...オメガ3が多いのに!
タコもイカも絶対ダメ!あれは、姿のせいかな?
名前のわからない「長い魚」はバラクーダ、赤い水玉模様のはキジハタ(Wikiによると Hong Kong grouperとあります)ではないかと思います。
しかしまあ、大きなアナゴ!日本のアナゴは鰻と同じくらいの大きさですよね。うちの近辺の河でも時々巨大な鰻が釣れることがあるようなので、需要が少なくのんびり育つと、鰻もアナゴも大きくなるのかもしれませんね。ちなみにこちらの人達は、鰻が釣れると大体燻製にしてしまうようです。脂が多いからでしょうか。
ご指摘ありがとうございます。キジハタはなるほど!です。grouper の写真を見たらなんだか違うような気もします。今度行った時、タラコでも買って、お店の人にこの写真を見せて聞いてみるつもりです。
バラクーダは同じ写真の一番手前に放射状に並べられて写っています。奥の(カレイとサバの間の)名前のわからない長いサカナは顔立ちがちょっと違います。これも名前をきく価値ありですね。ウィッキピーデアの写真が違っても、厳格に同じ種ではないので、「違う」と言い切れないのが歯がゆいですね、うーん...
英国のウナギもこのアナゴと同じくらい大きいみたいですよ。実物を見たことがありませんが、次の号にリンクを貼った、イーリー旅行記のバックナンバーを見てください。なぜか投稿した記事ではウナギの模型が写ったものの他、掲載した写真が全部で3枚抜けていました。もう一度写真を入れてリンクの貼り直しをしましたので、ぜひ見てください。今度は反映されているとよいのですが。オーストリアの川で捕れる巨大なウナギもこんな大きさでしょうか?お店では買えるのですか?
英国で、ウナギを食べたことがある人を見たことがありません。ジェリードイールしか加工食品も一般には売られていないと思います。