マンチェスターまで行って、自主上映映画を見てきました。
2015年にオープンした、映画、演劇、モダンアートなどの国際的な現代文化センター、ホーム HOME に足を踏み入れたのは、実は初めてです。
にぎやかなバス通り、オックスフォード・ロード Oxford Road と...
オックスフォード・ロード駅に続く急な坂道、ステーション・アプローチ Station Approach の角に立つレンガ造りの背の高い建物(左)と...
ステーション・アプローチと名無しの道(B6469、少し先に行くとウィットワース・ストリート Whitworth Street という名前がついています)の角に立つ、突き出した丸みの部分がかわいらしい...それでもこキタナイ建物は...
HOME がオープンするまでは「コーナー・ハウス Corner House 」というわかりやすい名前の、二つでセットのマンチェスターの現代アート活動の拠点だったのです。
突き出した丸みの部分が特徴のこの建物は1935年建造のモダニズム建築の傑作、小ぶりな映画館です、
コーナー・ハウスの自主上映映画館として30年以上親しまれたあと、2015年秋に閉鎖されてから...もう6年以上ですね、空き家になっています。
かつて中央図書館に併設されていた小劇場と、コーナー・ハウス内のいくつかの画廊スペース、映画上映施設、売店、カフェ、バーなどの機能はすべてHOME に移されています。
去年の夏に撮った写真がありました!
たったの8カ月ぐらいでボロっちさがいっそうすすんだようです。
しかし行きに通りかかった時には、ポスターやはり紙がはがされた後の臨時の板囲いに作業員2人がペンキを塗っていました。
どうやら、取り壊しはまぬがれているようですが、保存が決定したとか使い道がきまったとかいう話は聞いていません。
ペンキを塗り終わって、景観が少し向上したようです。
もと映画館横の名無しの道を線路の高架沿いに少し歩いて...
(右側奥の多層住宅はマンチェスターのロック・ムーブメント、Madcheter の聖地、伝説のナイトクラブ、ハシエンダ The Haçienda だった建物です。現在はおしゃれなアパートメントになっていますが、いまだに記念写真を撮りに来る人が後を絶たないそうです)
線路下のアーチをくぐれば...
新築のアート・センター、HOMEを擁する近代的な異次元空間が広がっていました...!!!
ひとつ手前の高架下アーチをくぐった向こう側はこんなボロっちさです。
線路を超えた(線路の下をくぐった)向こう側は結界を超えた旧工場街なのです。
再開発地域なようです。
HOME がオープンして間もなく、旧アート・センターだったコーナーハウスが閉鎖された直後のストックポート日報の記事です☟
リンクを貼りましたので、ぜひ開いて読んでください。
人々に愛されたマンチェスターの文化施設の移転後、取り壊しの危機に瀕したモダニズム建築の小さな映画館
次回に続きます。
ボロくても ナカナカ 壊さない のが
英国の賢い所かも
日本だって 皇室という 自ら何もしないのが
一番偉いと 言う事にして 壊さないで 来たから
この良さが 出てるのかも