そもそも「5時からオトコ」という言葉はずいぶん前に栄養ドリンクか何かのCMで使われたような気がする。
もちろん本来の意味としては、「仕事を離れてから急にテンションが上がるタイプ」ということになる。
私の若い頃は典型的な5時からオトコであった。
学校を出て最初に入った会社の仕事や環境になじめず、毎日怒られてばかりで社会人としては完全に落ちこぼれの状態であったから、仕事がある日中はいつも暗い気持ちで過ごしていた。
それが、仕事を離れた飲み会などにいったん出てしまえば、とりあえずは怒られる心配など余計な恐怖心が消えて日中には絶対に出ない笑顔も出たものである。
今から思えば、そのギャップは他人から見ると相当のものであったとみえ、支店での慰安旅行先では当時の直属の上司から「職業変えろ!」とマジメな顔でヤジられたこともあるくらいだ。
今も当然「5時から」が楽しみであることには変わりはないが、現在の環境にたどり着くまでに本当に様々な経験をしたこと、また今の仕事が性格的にフィットしていることなど幸運が重なって、「5時まで」もある意味楽しむことができているのが若い頃との大きな違いだ。
仕事に対する真剣さがなかった若い頃は、仕事帰りのお酒の席で仕事の話をするなどカッコ悪いと本気で思っていたが今は違う。
毎日の仕事の中で問題意識が常に持て、時には大っぴらに意見までするようになった今は、飲みの席で仕事について自分から話すこともしばしばである。
とにかく生きるために必死、という不安定な時期をくぐってきたこともあって、仕事に対する思い入れや執着心がことさら強くなったのだろう。
人間、変われば変わるものである。
わが部署には、日中の仕事ぶりがバタバタなのに5時を過ぎてから妙にしぶとい、新手の「5時からオトコ」がいる。
わが部署にやって来てまだ長いとまでは言えず、わが社の給料も同意の上とはいえ以前の環境よりは寂しいようだ。
家庭持ちではあるので少しでも残業をして1円でも多くというのは理解できる。
しかし、特に定時を過ぎてからは手作業の割合は減り、館内の乗り物を駆使する場面が多くなる。
乗り物のたぐいは何ひとつダメなその人は、「別にいてもいなくても・・・」という感じだ。
それでも、入社時期の近い私をモノサシにして、私と同時刻かやや遅い時刻までは意地でも帰らない。
会社にただ長く残っていることが評価につながると思っているならとんでもない勘違いだ。
私と張り合うなら、5時からではなく5時までで勝負してほしい。
「5時から」だけでなく「5時まで」もある程度充実していれば、起きている時間のほとんどが実のある時間と言える。
特別な方法論はもう必要はなく、自信を持ってこれまで通り誠実に明るく楽しく毎日を乗り切っていくだけである。
もちろん本来の意味としては、「仕事を離れてから急にテンションが上がるタイプ」ということになる。
私の若い頃は典型的な5時からオトコであった。
学校を出て最初に入った会社の仕事や環境になじめず、毎日怒られてばかりで社会人としては完全に落ちこぼれの状態であったから、仕事がある日中はいつも暗い気持ちで過ごしていた。
それが、仕事を離れた飲み会などにいったん出てしまえば、とりあえずは怒られる心配など余計な恐怖心が消えて日中には絶対に出ない笑顔も出たものである。
今から思えば、そのギャップは他人から見ると相当のものであったとみえ、支店での慰安旅行先では当時の直属の上司から「職業変えろ!」とマジメな顔でヤジられたこともあるくらいだ。
今も当然「5時から」が楽しみであることには変わりはないが、現在の環境にたどり着くまでに本当に様々な経験をしたこと、また今の仕事が性格的にフィットしていることなど幸運が重なって、「5時まで」もある意味楽しむことができているのが若い頃との大きな違いだ。
仕事に対する真剣さがなかった若い頃は、仕事帰りのお酒の席で仕事の話をするなどカッコ悪いと本気で思っていたが今は違う。
毎日の仕事の中で問題意識が常に持て、時には大っぴらに意見までするようになった今は、飲みの席で仕事について自分から話すこともしばしばである。
とにかく生きるために必死、という不安定な時期をくぐってきたこともあって、仕事に対する思い入れや執着心がことさら強くなったのだろう。
人間、変われば変わるものである。
わが部署には、日中の仕事ぶりがバタバタなのに5時を過ぎてから妙にしぶとい、新手の「5時からオトコ」がいる。
わが部署にやって来てまだ長いとまでは言えず、わが社の給料も同意の上とはいえ以前の環境よりは寂しいようだ。
家庭持ちではあるので少しでも残業をして1円でも多くというのは理解できる。
しかし、特に定時を過ぎてからは手作業の割合は減り、館内の乗り物を駆使する場面が多くなる。
乗り物のたぐいは何ひとつダメなその人は、「別にいてもいなくても・・・」という感じだ。
それでも、入社時期の近い私をモノサシにして、私と同時刻かやや遅い時刻までは意地でも帰らない。
会社にただ長く残っていることが評価につながると思っているならとんでもない勘違いだ。
私と張り合うなら、5時からではなく5時までで勝負してほしい。
「5時から」だけでなく「5時まで」もある程度充実していれば、起きている時間のほとんどが実のある時間と言える。
特別な方法論はもう必要はなく、自信を持ってこれまで通り誠実に明るく楽しく毎日を乗り切っていくだけである。