わが部署には最近新たな人員が2名加わった。
人数は少しずつ増えている傾向にあるが、今回は社内異動でなく外様の人である。
ここ1年2年は社内異動で回ってくる人で、生え抜きでない人が来るのはちょうど3年前に若手のY君が入って以来となる。
まだ来て日も浅く、能力や人となりについてはこれからというところ、縁あって同じ場所で働くことになったわけだから基本は仲間として受け入れるのは当然だ。
あとは一にも二にも本人たちの取り組みしだい、それでもって扱いはどのようにでも変わっていく。
かくいう私もあれこれ行き来したあげくに40前に拾ってもらった外様であり、その年度にはたまたま年長のM氏とY君が相次いで入ったから同じ年度に3人ということになる。
同じ年度ということで年齢はバラバラながら一度だけ同期会的な集まりはやったが、それ一度きりである。
もう3年以上も経ってしまえば同期などという意識自体がもうないし、あえてその3人で集まる必要は今は感じないから仕方がない。
私が入る少し前は、外様の人間がポッと入ってきてもほとんど続かないで辞めていく場合が多かったらしい。
そのうちの一人と一度お酒を飲んだことがあるから分かるが、新しく来る人が悪いとか辛抱が足らないというわけでは決してなく、何かにつけ揚げ足取りやイヤミなど徹底的にやられて結局辞めざるを得なかったケースばかりだそうだ。
原因はつまるところ「長くいる人間」があれこれチクチクやってしまうことで、その人間たちより仮に実力があれば嫉妬心から、実力がなければ見下ろされて攻撃される。
お世辞にも花形とはいえないわが部署、言っては悪いが他で使えなくて回ってきた人間も多く、そういう人間は自分の場所を守るのに必死になるあまりにせっかくの新しい戦力をつぶしてしまうというサイクルになっていた。
私も最初の2ヶ月ほどは、答えにくいイジワルな質問をされたり濡れ衣を着せられたりパシリのようなことをさせられたりと散々な目にあった。
それでも、その間に4トントラックの運転など、あれこれいう人間ができないことを身につけた結果、攻撃はぱたりと止んだ。
いかなる洗礼を浴びても、実力をつけ比較的短い時間で周囲を「黙らせる」ことができたのは、機動力系の仕事にチャンスを与えてくれた某ベテラン社員と部署のトップのおかげであり、私自身がチャンスに尻込みしなかったことも大きく影響している。
外様の人間が入っては辞めを繰り返していたわが部署の悪しき流れは、私がひとまず食い止めたという自負はある。
それが証拠に、私の後に入ったM氏もY君もいろいろありながらも辞めないで毎日わが部署で元気に働いている。
わが部署にいると時おり自分の「磁石」が狂いそうになるのだが、週に二日は休みもあることだし、世間の常識からずれそうになる自分をうまく修正しながら平日の勤務を乗り切っていきたい。
人数は少しずつ増えている傾向にあるが、今回は社内異動でなく外様の人である。
ここ1年2年は社内異動で回ってくる人で、生え抜きでない人が来るのはちょうど3年前に若手のY君が入って以来となる。
まだ来て日も浅く、能力や人となりについてはこれからというところ、縁あって同じ場所で働くことになったわけだから基本は仲間として受け入れるのは当然だ。
あとは一にも二にも本人たちの取り組みしだい、それでもって扱いはどのようにでも変わっていく。
かくいう私もあれこれ行き来したあげくに40前に拾ってもらった外様であり、その年度にはたまたま年長のM氏とY君が相次いで入ったから同じ年度に3人ということになる。
同じ年度ということで年齢はバラバラながら一度だけ同期会的な集まりはやったが、それ一度きりである。
もう3年以上も経ってしまえば同期などという意識自体がもうないし、あえてその3人で集まる必要は今は感じないから仕方がない。
私が入る少し前は、外様の人間がポッと入ってきてもほとんど続かないで辞めていく場合が多かったらしい。
そのうちの一人と一度お酒を飲んだことがあるから分かるが、新しく来る人が悪いとか辛抱が足らないというわけでは決してなく、何かにつけ揚げ足取りやイヤミなど徹底的にやられて結局辞めざるを得なかったケースばかりだそうだ。
原因はつまるところ「長くいる人間」があれこれチクチクやってしまうことで、その人間たちより仮に実力があれば嫉妬心から、実力がなければ見下ろされて攻撃される。
お世辞にも花形とはいえないわが部署、言っては悪いが他で使えなくて回ってきた人間も多く、そういう人間は自分の場所を守るのに必死になるあまりにせっかくの新しい戦力をつぶしてしまうというサイクルになっていた。
私も最初の2ヶ月ほどは、答えにくいイジワルな質問をされたり濡れ衣を着せられたりパシリのようなことをさせられたりと散々な目にあった。
それでも、その間に4トントラックの運転など、あれこれいう人間ができないことを身につけた結果、攻撃はぱたりと止んだ。
いかなる洗礼を浴びても、実力をつけ比較的短い時間で周囲を「黙らせる」ことができたのは、機動力系の仕事にチャンスを与えてくれた某ベテラン社員と部署のトップのおかげであり、私自身がチャンスに尻込みしなかったことも大きく影響している。
外様の人間が入っては辞めを繰り返していたわが部署の悪しき流れは、私がひとまず食い止めたという自負はある。
それが証拠に、私の後に入ったM氏もY君もいろいろありながらも辞めないで毎日わが部署で元気に働いている。
わが部署にいると時おり自分の「磁石」が狂いそうになるのだが、週に二日は休みもあることだし、世間の常識からずれそうになる自分をうまく修正しながら平日の勤務を乗り切っていきたい。