blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

課金!課金!

2013-11-28 22:05:48 | 日記
少し前に、スマホの某釣りゲームでかなり課金した装備でもって常に人より上に行こうとする若い後輩の話を書いた。
そもそも無課金主義でやっている当方や先輩と土俵が違うのだから、表面上は勝っていても本来の「実力」は分からない。
同じ条件であれば、たぶんやり込んでいる回数は私のほうが多いのでひょっとしたら勝つかもしれない。
若い彼に誘われて、私も釣りばかりではなく彼のやっているいろんなゲームに付き合っているが、私が記録を作ると数時間後には必ず上に行かれる。
たかがゲームで目の敵にされるのもたまったものではない。
他のゲームでもアイテムのために相当額を課金していると思うと、決して高くない給料の中、生活を案じたくもなる。

未来のある若い人をくさすのはこのあたりにしておいて、先週はゲーム以外でも課金が必要な場面があった。
富山市内某店の一人が「夜卒業」というので、財政改革期間中ながら顔を出した。
高くもなく安くもない店だが、私が行った日はその子の誕生日当日と重なっていて、卒業よりも誕生祝いの雰囲気一色であった。
こういう時はたいがい自分のボトルだけで飲んでいられることはなく、卒業する本人から「お祝いしてもらってもいいですか?」というお願いがあった。
お祝いするとはシャンパンのボトルを別個に一本入れて、入れた人間と店の女子全員で分けて「おめでとー!カンパーイ!!」とやることである。
シャンパンの代金は当然ながら客持ちだから、本来のセット料金にプラスになる「課金分」ということになる。
誕生日がらみはこうなるのは予想通りで、もとより重々覚悟の上で行っている。
課金にも耐えられる持ち合わせは十分にあったし、それが給料日の直前でできた。
夏以来、生活再建に取り組んだかいがあったというものだ。

その日はおとなりに私より一つだけ年上の男性が座っていて、けっこうお互いに盛り上がることができた。
私のほうで先に「お祝い」をやったから、その人もシャンパンを入れる展開になるかと思ったが、シャンパンが苦手などと言い訳をしてなかなか女子のお願いに応じなかった。
私もとなりから冗談半分で「課金!課金!」と騒いだものの、結局先輩からのご返杯はなかった。
もちろんお願いされても無理をする必要はさらさらないし、私も持ち合わせが苦しい時にはご返杯ができない日もあるが、何となく心苦しい。
お店の狙いと言っては失礼かもしれないが、ごくごく一般的には、特にお店や誰かの誕生日などの節目の時には「課金前提」を分かった上で行ったほうが気は楽であり、そこで予定外などと言ってヘソを曲げるのは大人げない。

ゲームも飲み屋さんも仕組み的に課金で儲けを出す部分が大きいわけで、商売としてやっている以上は課金する人がいるから成り立っているとも言える。
私はゲームに関しては課金してまでという考えは変えないつもりだが、タダでゲームを楽しめるのも課金している人のおかげではあるのでそこには感謝しなくてはならない。
私のような貧乏サラリーマンは、飲み屋さんでのたまの課金で気分転換や癒しを求めるのが関の山であるが、貢献度など微々たるものだ。
課金しなければ楽しめないとは思わないが、限られた機会の中で最大限いい思いができるように備えておくのは悪いことではないのだろうと思う。

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