blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

静かと思ったら

2013-11-15 21:49:30 | 日記
月の真ん中、しかも金曜とくれば仕事は至って穏やかに流れる日だと誰もが思っていた。
しかし朝出社してみると、ある機械が異常を出してピーという音をたてていた。
動かさないわけにはいかないものだから軽症であればいいと思ったが、案外の重症ということが判明し復旧に午前中いっぱいを使ってしまった。

仕事の量はやはり予想通りというのか少なめで推移したが、何せスタートが大幅に遅れたために、一時は今日は何時に帰れるのかと思った。
私自身は午後から製造工場まで二回も往復するスケジュールになっていて、館内の流れにはほとんどタッチしないまま過ぎた。
運んできた製品をチェックすることで手一杯になりながらも、何とか箱詰めは定時近くには終われそうに見えた。
しかし、これが例えば月の初めだったらと思うとぞっとする。
月初めなら、何もかも順調でも箱詰めが定時を大幅に越えることが多い。
もしそんな日に大きなトラブルが出たら、今本欄を書いている21時台でも「宴たけなわ」という感じだったかもしれない。

倉庫というアナログな職場ではありながら、仕事の上ではPCはじめ数多くのデジタル機器の力を借りる。
様々なデータが正常にやり取りされなければ、その日の仕事は大幅に遅れてしまう。
会社として今日の分を出荷する段取りが済んだだけではダメで、運んでくれる業者さんへの引き渡しにもある程度のタイムリミットがある。
一つ何かが止まるだけでにわかに部署のエライさんがあたふたするのも当然だ。

技術の世界というのは文字通り日進月歩であり、最近は自動運転のクルマが話題になった。
クルマはまだ開発が緒についたばかりだが、自動運転なら航空機や新幹線あたりはとっくの昔にやっている。
自動運転中にケイタイをいじってどうこうというのは論外としても、人間による繊細な操作を必要としない状況では機械任せにしてしまっているということか。
あまり何でも便利になり過ぎるのは明らかに人間の劣化を招くとは思うのだが、ハンディを抱えている方などにとってはありがたい技術もあるだろうし、新しい技術はセールス的に大きなアピールポイントにもなるだろう。
要は使う人間が頼り過ぎないことが大切で、あくまでも最後の詰めは人間、機械は人間の助けに過ぎないという意識はどんな機械を相手にしても必要ではないかと思う。

機械をアテにし過ぎてばかりいると、わが職場でも大量の製品の破損につながったりする。
今一度、人間の目で耳でしっかり確認を取ることを忘れないようにしたい。

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