今月途中から2名の新戦力が加わって、だいたい半月が過ぎた。
最初だからまずは基本の箱詰めからスタートしている。
ベテラン社員にあれこれと指導を受けていたのは本当の最初だけで、早くもそれぞれに要領をつかんで危なっかしいところはもうない。
毎年職場体験に一週間やってくる中学生にしても、わずかの時間ながら後半になるにつれて箱詰めの要領は覚えてくる。
これからいろいろと覚えてもらうことはあるにしても、両名のいい大人も箱詰めに関してはすでに立派な戦力として機能している。
今日は箱詰め班の1名が急用で突然帰ってしまったが、作業の遅れはまったく発生しなかったのがその証しだ。
こうなると、やがてわが部署に来てまる1年になろうとする某氏がいまだに手取り足取り箱詰めの指導を受けているのがいかに異常かが分かる。
文字通り昨日今日入った人間にいともアッサリと追い抜かれるならば、やがては居場所を失ってもおかしくはない。
今回入ってきたのは、年齢的には40代後半と20代半ばのいずれも男性である。
年長さんのほうは一時期体調が思わしくなかったため午前は別セクションで軽作業をして、午後から箱詰め作業に来る。
若いほうはさっそくわが社の中継拠点への大量の荷造りなど体力のいる仕事に協力している。
部署としては若手くんのほうに近々負荷の大きい自動倉庫まわりの力になってもらいたいようで、今日はわがセクションのKリーダーから指示を受けて1時間以上残業していた。
もともと面倒くさがりが顕著なK氏は、使えるものはそのへんの犬でも何でもいいような雰囲気がある。
人が少ない時期はやむを得ず面倒なこともやらざるを得なかったが、下に付く人間が増えるにつれ何かと言い訳を付けてはラクをしようとするようになった。
氏とは4年近く付き合ってきているが、モノを頼む時もいちいち回りくどい言い方をするので疲れることがある。
作業を手伝ってほしいなら普通に言える立場にありながら、妙に気を使ったような言い方で、結局は残ってほしい的なニュアンスのことを言う。
入ったばかりの若手くんも、最初は分からなくても、いずれは氏が言葉巧みに「付き合い残業」を半ば強要していることに気づいてくるはずだ。
氏にとっては下に付く人間は半分は道具のようなもので、頼りにするのではなくアテにしているに過ぎない。
自分の指示を聞いて動いてくれるなら相手は誰でもいいのである。
年長さんはまだ今ひとつ読めない部分はあるが、若手くんのほうは休憩時間にタバコ場に来ることもあってけっこう言葉は交わしている。
年の大きく離れた人間の多い中でどこまで腹の内をさらしてくれるかはまだ分からない。
近いうちには両名の歓迎会を兼ねた忘年会も予定されているから、仕事を離れた場所でまた違ったコミュニケーションを取れる機会になればいい。
最初だからまずは基本の箱詰めからスタートしている。
ベテラン社員にあれこれと指導を受けていたのは本当の最初だけで、早くもそれぞれに要領をつかんで危なっかしいところはもうない。
毎年職場体験に一週間やってくる中学生にしても、わずかの時間ながら後半になるにつれて箱詰めの要領は覚えてくる。
これからいろいろと覚えてもらうことはあるにしても、両名のいい大人も箱詰めに関してはすでに立派な戦力として機能している。
今日は箱詰め班の1名が急用で突然帰ってしまったが、作業の遅れはまったく発生しなかったのがその証しだ。
こうなると、やがてわが部署に来てまる1年になろうとする某氏がいまだに手取り足取り箱詰めの指導を受けているのがいかに異常かが分かる。
文字通り昨日今日入った人間にいともアッサリと追い抜かれるならば、やがては居場所を失ってもおかしくはない。
今回入ってきたのは、年齢的には40代後半と20代半ばのいずれも男性である。
年長さんのほうは一時期体調が思わしくなかったため午前は別セクションで軽作業をして、午後から箱詰め作業に来る。
若いほうはさっそくわが社の中継拠点への大量の荷造りなど体力のいる仕事に協力している。
部署としては若手くんのほうに近々負荷の大きい自動倉庫まわりの力になってもらいたいようで、今日はわがセクションのKリーダーから指示を受けて1時間以上残業していた。
もともと面倒くさがりが顕著なK氏は、使えるものはそのへんの犬でも何でもいいような雰囲気がある。
人が少ない時期はやむを得ず面倒なこともやらざるを得なかったが、下に付く人間が増えるにつれ何かと言い訳を付けてはラクをしようとするようになった。
氏とは4年近く付き合ってきているが、モノを頼む時もいちいち回りくどい言い方をするので疲れることがある。
作業を手伝ってほしいなら普通に言える立場にありながら、妙に気を使ったような言い方で、結局は残ってほしい的なニュアンスのことを言う。
入ったばかりの若手くんも、最初は分からなくても、いずれは氏が言葉巧みに「付き合い残業」を半ば強要していることに気づいてくるはずだ。
氏にとっては下に付く人間は半分は道具のようなもので、頼りにするのではなくアテにしているに過ぎない。
自分の指示を聞いて動いてくれるなら相手は誰でもいいのである。
年長さんはまだ今ひとつ読めない部分はあるが、若手くんのほうは休憩時間にタバコ場に来ることもあってけっこう言葉は交わしている。
年の大きく離れた人間の多い中でどこまで腹の内をさらしてくれるかはまだ分からない。
近いうちには両名の歓迎会を兼ねた忘年会も予定されているから、仕事を離れた場所でまた違ったコミュニケーションを取れる機会になればいい。