筍のお造り ～お魚の刺身三種とあい盛り～

先日もご紹介したように、筍（タケノコ）は収穫してから米糠で下茹でし、そのお鍋のまま冷ましてから皮を剥いて水道水に晒すまで。これを速攻でこなすと、エグみもなく超柔らかくなるので、その湯掻きたてをスライスして持ち味だけで食べる贅沢。お魚の刺身三種と筍のお造りあい盛りにして、わさび醤油で戴くのも良いものだ。





姫皮はお澄ましなどに浮かべるのが粋だが、その少し外側の使えるか捨てるか微妙なやや硬い部分がある。その部分を刻んで筍きんぴらにするのがワシ流で、捨てる部分をできるだけ少なくするのも、筍を届けてくれた後輩への配慮というか、せめてもの感謝の意を込めている。





筍を貰う前に用意してあったお魚の刺身に、何とか筍の湯掻きたてを忍ばせたものだが、本当は筍を湯掻いて一番最初にやったことがこのブログ。主役の筍を、箸休め的な存在にしてしまったのを少々後悔した。しかし、これはこれで美味しいと思い直したと共に、実山椒の醤油漬けも添えた一皿を追加した。さらに撮影用にと友人から貰った、料理屋さんで使っているようなお刺身の器が、筍のお造りを光らせてくれた。周囲の皆さんのお陰で美味しく戴けることに感謝！

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