「特技は人の話を聞くこと」と「聞く力」をアピールして首相に就任した岸田さんだが、あっという間に化けの皮がはがれて国民を失望させた。岸田さんに限らず、聞くことは意外と難しい。人のことは言えない。私なんかも、教師の習性で、聞くことよりもつい教えるほうに力が入ってしまう。
傾聴とは相手について「そのままを受け止め、支える」ことだという。では、「聴く力」を身に着けるために重要な要素はなにか。それは「共感」である。「その気持ち私にもわかります」と、相手に合わせるのは「同感」。これだと相手の同意できない時、無理に合わせて苦しくなってくる。そういう時は「今、あなたはそういう気持ちなのね」とオウム返しに言うだけでいい。必要なのは共感です。相手の話に善悪の判断をせず、気持ちをそのまま受け止める。これができると聞き手自身も楽になります。
さらに相手に話を合わせて「聴く」ということだけではなく、相手の気持ちに耳だけでなく心を傾け「聴く」ということができれば、もう立派な「傾聴」です。共感する心はともに生きることの第一歩です。
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