べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

越後にいきる家をつくる会

2010-02-11 04:11:55 | 山の木の話(越後杉)
「越後にいきる家をつくる会」の三つの柱
柱の1. 新潟県産木材を骨組みに80%以上使う
柱の2. 百年生きてきた木は百年活かす
柱の3. 住まいは木組み 人は心組み
(職人衆と住まい手の新しいネットワークづくり)




越後にいきる家 認定2号 吉田町T邸







「越後にいきる家をつくる会」は今年で10周年を迎えます。

「地元の山の木を使いたい」


そう願って、新潟県内の森林組合、素材生産業、材木店、設計士、工務店が集まり試行錯誤を重ねて、県産材流通の道を切り開いてきたパイオニアとして全国でも注目を浴び始めています。

「越後にいきる家」の認定制度や構造の勉強会、伝統構法の検討を行い技術を高めていく努力をしながら、構造見学会、森の体験ツアーや講演会、木工教室など、さまざまな山の木の振興イベント等を行ってきました。

これからも、新潟県産材を使って、地元に根付いた「越後にいきる家」を追い求め、つくり続けていきたいところです。


 越後にいきる家をつくる会の概要


   会の紹介
   越後にいきる家をつくる会の活動趣旨

   県産材の特徴
   雪国育ちの杉材は・・

   地元の山の木を使った家づくり
   「越後にいきる家をつくる会」の家づくりの方法

   越後にいきる家 認定2号
   「越後にいきる家」認定制度


 これまでのイベント


   豊栄 いぬかい医院
   木で作った病院例

   協同組合まつり
   2009年10月 産業振興センターにて

     協同組合まつり 準備

   森はいのち 講演会
   2009年3月 宮脇 昭先生の講演会

    森はいのち 越後にいきるセミナー

   越後にいきる家 見学会
   各地の見学会を行っています

   増田先生 講習会
   木造建築の講習会

   さくらさくらんぼ保育園
   増田先生の建物 関東見学会



 越後にいきるメニュー


   山林からのメッセージ
   山の木の現状

   大工 ~伝統技術について
   100年育った木を100年使うには・・


   杜の資料室
   山の木の情報あれこれ・・

   リンク
   活動に賛同して頂いている団体等

   お問い合わせフォーム
   お待ちしております


山の木の話へ・・
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新潟県産材の特徴

2010-02-11 04:07:36 | 山の木の話(越後杉)
雪国育ちの県産材の特徴です



1.気候風土に地場産材が合っている。

2.雪国育ちで、目がしまっている。

3.その山、その山で特徴のある様々な色の木がある。

4.原木の曲がりを利用した技法が使える。
(寺社の屋根の曲線的な破風板や小屋組みなど)

5.雪国育ちの強さがある。






越後にいきる家をつくる会へ・・・
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越後にいきる家をつくる会 紹介

2010-02-11 04:00:42 | 伝統構法について
山の幸、水が育む幸、そして木々の恵み。
木造りの家々は「近くの山の木」という
地球資源を活用して建てられてきました。







 もともと日本の住まいは、地元の職人が地元の木材を使って伝統的な工法で家造りをしていました。地元の木材を使用することで、山林が更新され、それによって川下の都市環境も守られていたのです。
しかし、安い外材と新しい工法に押されてこのサイクルは壊れ、日本の林業は衰退の一途をたどり、山林は荒れはてています。
 私たちの住むこの新潟も例外ではなく、山林は瀕死の状態にあります。

 「越後にいきる家をつくる会」は、この越後新潟で育まれた丈夫な県産材を活用した「地域共生の家造り」をすることで、林業に元気を取り戻し、山林を育て、ひいては都市環境の保全に役立つ事を目的としています。

本来、家造りは地場産業であり、かつて家を建てるときは地元の山林から木を伐り出し、町はずれの製材所で木材に挽き、顔見知りの職人が建て上げるのが普通でした。そこには、顔の見える関係と意思の通い合いがあり、建主も少なからず山や木材、職人の技に対する知識を持っていました。それが、山林や職人の技を守る事にもつながっていたのです。

しかし、現在は、キッチンやサッシのメーカーは知っていても、柱や梁、床の木材の種類やどこで生産された物かを知る建主はありません。その結果、健康に好ましくない建材さえ見逃され身近に使用されているケースがあるのです。顔の見える家造りをすすめる背景には、こうした状況があります。
林業や製材を知ることで、都市環境に自然の恵みをもたらす山や木を知ってもらう。そのためには、建主に実際に使う木と対面してもらい、そして山の作業も体験してもらいたいと考えています。

また、建築家や工務店と膝を突き合わせて話し合うことで、在来工法の技や建材について知識を得ながら、それぞれの暮らしに合った住まい、自然の素材による健康的住まいの実現をはかってもらいたいと考えています。
顔の見える家造りは、家を建てる人々にとって、木を知る人、技を知る人、家を知る人と共に、本当に納得のいく『我が家』が実現できるという理想的な家造り方法でもあります。

越後にいきる家をつくる会」はハウスメーカーとは全く異なった存在です。私達はこれをひとつの運動と考えています。つまり「川上」と「川下」を結び、家を造ることで、越後新潟の林業の再生をはかり、都市の環境を守るという運動です。そのために、林業家、製材所、工務店、設計事務所などの協力を得て組織作りをする一方、ユーザーに呼びかけ共同者を組織化してその拡大をはかり、越後新潟の木で「地域共生住宅」を少しでも多く造ることを目的としていきます。


越後にいきる家をつくる会へ・・・
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