

入梅したとたんに、ほとんど雨の降らない空梅雨です。
また、局地的に豪雨が降る天気になるのだろうか?
本日は、東京にて全建連の「次世代委員会」があり、そこに出席する予定だったのですが、現場が忙しすぎて急遽キャンセルしました。
日中の半分は現場廻りで終わってしまいます。来月までに大工工事に決まりをつけたい宮本町M邸。外部は杉の羽目板工事が半分くらい進み、いよいよ内部工事にとりかかっています。
加茂からの応援を含めると、8人の大工が現場に出る大所帯。
昨日は村松のマルユー材木へ買出しに行ったり、旧栄町T様へ寄ったり、夜な夜な図面や見積もりと、ハードな毎日となっています。
更に、「越後にいきる家をつくる会」の地域住宅支援事業の資料づくりや、長期優良住宅仕様の検討など・・・めまぐるしく時間が移り変わり、1日があっという間に過ぎてしまう・・
どうなることやら・・・
さて、写真は本町K邸の現在の外観の様子。
前の庭には樹木が植えられ、つつじが咲いて、緑がまぶしい季節です。
空も青々と映えて、「夏」という感じになってきました。
建物の「顔」ともいうべき玄関やアプローチ部分に緑があると、より引き立ちます。
後ろにRC造(鉄筋コンクリート造)の本体建物がそびえているのを感じさせない。
無機質的な都会の代表的なRC建物に有機質的な木造の増築と庭の整備によって街中だというのを忘れさせてくれる一角となっています。
雁木も適度な日陰をつくるので、これからの暑い時期に重宝するでしょう。
(木造部分も1時間耐火の準耐火木造建築物ですが、そういう印象も感じられません)
RC造の既存建物と木造増築部分にある坪庭にも、庭石や庭木が植えられ、リビングから見ると、ゆったりとした気分になります。
市街地のうなぎの寝床の狭さを感じさせず、窓から風も入って心地よいそうです。
「町屋」の本領発揮というところでしょうか?
昔の町屋はやはり、坪庭が配置されて、街中でもゆとりのある造りになっていました。雪国の場合は、屋根雪処理の場として設けていたのも一つの理由です。
四方が囲まれた空間で、坪庭を設けることで、風通しと明り取りの役割を担い、住空間を快適なものにしていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます